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ドクシミティー doximity(DOCS )

3分の2は無料です!

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どんな会社?

簡単に言ってしまうと医者と医者をつなぐSNS。
すでに全米の医師の80%、医師以外の医療従事者も含めると約180万人が会員となっています。
医者はSNS上で情報を交換し、おまけに無料の医療系の論文やニュースなども見れ非常に便利なサービスを提供している会社です。
売上は製薬会社、ヘルスケア・プロバイダからの広告費によって成り立っています。
契約を結んでいる医療企業は600を超え、その中には米国トップ20の製薬企業も含まれています。
さらに29社は少なくとも100万ドル/年の契約を結んでいるとのことです。
また、これらの契約が、収益の80%を占めるとのことです。
売上の80%はサブスクリプションによるものです。
広告のサブスクはそこまで強いとは言えませんが、不景気に強く、かつお金持ちが多いとされる医療関係の企業からの広告が多いことを考えると、非常に安定したビジネスモデルと言えると思います。

業績

年別

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四半期別

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今年とんでもない数字をたたき出していますね(笑)

高い収益力に売上高成長率78%は凄いとしかいえません。

ただコロナ需要もあるので来年もこの数字が出るのかは分かりませんが、かなりしっかりとした会社であることは間違いないかと思います。


エムスリーとの比較


実はこの会社、日本の数少ないモンスター企業であるエムスリーと非常によく似たビジネスモデルとなっています。
ほぼ一緒と言ってもいいかもしれません。

ですので、エムスリーを少し見てみます。

規模の比較

エムスリーはドクシミティーより大きな会社です。



1ドル=110円 6/26日現在
エムスリー   売上1690億円  時価総額5兆3366億円
ドクシミティー 売上227億円    時価総額1兆585億円
売上は8倍、時価総額は5倍の差



業績

エムスリーの業績です。

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凄まじい企業ですね。

今のドクシミティーの売上は227億円です。
これはエムスリーの2011~2012年頃の規模です。

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そして↓がドクシミティーの売上の推移です。

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グラフしかないので正確な数字は分かりませんが、2020年が36%成長だったことを考えれば、他の時期も20~40%の成長だと思います
今回の78%の成長はコロナの影響が強いのでそれ以外を見ると、業績の伸びもエムスリーと非常によく似ています。
ですのでエムスリーの2013年以降の数字は結構参考になると僕は考えています。


マーケット

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エムスリーの2018年までの会員数のグラフです。
アメリカを含む先進国にグローバル展開しているのも気になりますね。正直上のグラフ見た瞬間「えっアメリカも進出してるじゃん!?これドクシミティーやばくない」と思いましたのでその辺りも調べてみました。

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