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親戚呪縛夢と私①

「親戚」というものは、コミュニケーション上のいろんな過程をすっ飛ばしてくるから最悪だ。
距離感を保てない親戚は他人以上に相当の距離をおきたくなる。通常それなりに社会でやっている人間も、親戚というカテゴリーのなかに入った途端デリカシーのない人間と化す。なんでしょうねあの現象は。

よくよく夢でうなされるこの呪縛から開放されたく、ひとまずはつらつらとシリーズで書いてみようと思う(本当は認知療法的に、記憶の捉え方を変えてみたり置き換えたり試みたいところだが、そこまではまだ難しい)。

とてもお見苦しいかとは思うが、お許しください。もしどこかに共感者がいれば、それはそれで幸いですし、全く違う価値観であればこんなやつもいるんだ程度に呼んでください。


実父のはなし

父親、というとやはり異性としてのかかわりに繋がる。好きな男性のタイプは?ときかれれば私は父親と正反対の対象を浮かべるだろう。皆さんにとって、異性の親への感情と、異性とのかかわりかたの特徴はどう結びついているだろうか。

今から数年前、めったに行かない地元に、祖父の葬式のため行った。わざと遅刻して告別式に参加し、誰とも並ばず一人で過ごしていた私。周りからはヒソヒソと「あれは誰の嫁さんだい?」「ああ、(父親)さんトコのミーちゃんか」「全然来ないから誰だかわかんねえや」「結婚もしないでなにやってんだかねえ」という隠す気のない陰口。
父親は、色々と生きづらそうにしている。色々とグレーゾーンな性格特性であることは私も理解している。周囲も、「あの変わりモンの父親の娘もまた、変なやつだ」という認識で統一されている。

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