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◆「日本語の語彙は大変豊かです」

この本が今手元にあります。仕事の上司から渡されたものです。

齋藤孝(さいとうたかし)さん。

明治大学文学部の教授をされているそうです。法学、教育学を経て今に至そうです…なんてインテリジェンスなんでしょう。

仕事で広報担当をしていることから、上がってくる原稿について悩むこと多く、私がヤキモキしているのを見て上司がそっと本を置いていくのです。それが今ちょっとずつ積み上がっていて…このままでは図書館になってしまいそうで、少しずつ消化していこうとようやく上記の一冊を開いたところ。

タイトルの通り、語彙力をパワーアップするために日常で使えるいろいろな「言い換え言葉」が掲載されているんですけれどもね、前書きにこの一文がありました。

「日本語の語彙は大変豊かです」


そうか、そうですよ、「難しい言葉がたくさんでよくわからない!覚えるのが大変なのよ!学力ないのよ!」という感覚だった私にとって、これはとても腑に落ちる言葉でした。

色彩なのですよね、ハイダイナミックレンジな訳ですよ(すみません笑)。

豊かな表現、豊かな人…そういうものを目指すための補強として、「豊かな日本語」を身につければいい。決して、頭の良さとかそういう話ではないのですよね。

写真だって同じです

写真も同じ。スキルを豊富にすることイコールいい写真になると直結はしない。豊かな写真表現のためのツールなんです。それを身につけて、自分が目指す表現の密度、精度を上げていく作業をしていくのですよね。

「豊か」

これ自体もまた、豊かな言葉だなあ、素敵な言葉だなあ、そう思いました。

お利口さんになることが目的ではないんです。豊かな道具を身につけ、豊かな表現を可能にし、豊かな人間になることが一番の目的なんですよね。

<お知らせ>

そういえば、ポッドキャスト配信等でご一緒している俳優の武藤さんが昨日noteを投稿されていました。日々、私を鍛えてくださる部活のコーチでありながら部員仲間でもあるような、そんな人です。ご本人は自身を不器用だと言いますが、不器用は不器用でも、器用な不器用。note記事からもそんな様子が伺えます。これからポッドキャスト配信に合わせて投稿するそうです。

▼是非、読んでみてください。フォローなんかもして差し上げたら、きっとご本人も励みになるはずです。

(あ、私のフォローもよかったらお願いしますね!笑)

この武藤さんの記事にもありますが。昨晩はポッドキャストで紹介した古物愛好家・菅澤明男さんのインスタライブで対談させていただきました。「好き」を伝える難しさ、言語化の難しさ…武藤さんも葛藤されているようですが、そんな話題を対談でお話ししました。対談と言っても、いつもの菅澤さんと小宮の雑談話を大っぴらにしたようなライブです。2時間以上話しちゃいました。

▼昨日のライブ動画については明男さんのインスタアカウントから、アーカイブとしてご覧になれます。これまたご興味ある方は、是非、どっぷりとご覧ください。

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私自身の発信は近頃stand.fmメインになりつつあります。そちらもどうぞ。

…以上、お知らせでした。盛り沢山になっちゃった!

それでは、失礼します。

KOMIYAMIYAKO


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