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正規化雇用を望んでいるという思い込み

非正規雇用の人はみんな正規雇用を望んでいる。
というのはめちゃくちゃ偏見だと思っています。
そもそもこれには
「非正規雇用は正社員より下だ。」という暗黙の前提がある。
でもその前提って、もはや崩れてないですか?
世の中には、そこら辺の正社員より、稼いでいるフリーランスなんてごまんといる。
もしくは、平日9時5時の時間を他人に捧げたくない。と、自ら望んで正社員にならない人もいる。時間だったり価値観だったりの理由で。
まだまだ少数派なのかもしれないけど、今後は正社員と非正規の人なんて5対5くらいの割合にならんかな。と思う。
もちろん、全くの同一労働をしている方(もしくは正社員以上の働きをしている人もいる)が、非正規雇用だからという理由で不当に扱われている現状の是正はした方がいいし、そういうことに税金や予算は使っていい。
ただ、非正規雇用の人数を減らすこと。正規雇用の人数を増やすことだけが、「良い事だ。」と思い込むのは令和を昭和に戻したいと人たちの的外れな願望なんじゃなかろうか。
ということで「非正規雇用」を細分化してみました。


①正社員になりたいけど契約社員や派遣として働いている人
②正社員になると演劇やスポーツなど夢を追えなくなるから非正規を望んでいる人
③ある目的のために職業的経験を求めて一定期間そこで働くことを選択している人。
④マイビジネスの補完(時間・報酬)として副業的に働く人
こんな所かな。と。


同一労働同一賃金の問題で救済しないといけない人は①の方々であって、同じ非正規雇用でも②③④の人には
「余計なお世話や。ほっとけ。っていうかもっと別の支援しれくれ。」
となっていることを、現場から報告しておきまーす。

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