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4月9日クラファンSUCCESS前に書いたテキストを残しておきます。

4月9日。締切1時間前に奇跡のクラファンSUCCESS。
https://camp-fire.jp/projects/view/368488
その3時間前に最後の悪あがき的に書けたテキストを記念としてここに残しておこうと思います。

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みなさん、いいね。コメント。シェア。そして多大な支援ありがとうございます!
残り3時間。最後は、自分の事を書こうと思います。
僕の実家は子どもの本屋。長兄が継ぎ、次兄は子どもの本の翻訳家です。
祖父はトルストイの翻訳家。
#俺は東京生まれ絵本屋育ち
めちゃくそ、文系一家です。


震災に見舞われたあとも、熊本の片田舎にある、児童書専門店なのに潰れない。ホント、奇跡みたいな本屋。僕とほぼ同じ歳なので40年。本なんてAmazonで買えるのに、日本中からわざわざお店に買いに来てくれる。親子3代に渡ってきてくれる。そんなお客様に支えられている本屋です。
僕はそこで育ちました。


でもね、現実はどこも大変です。
絵本の中はファンタジーでも、絵本屋さんの内情はファンタジーなんかじゃありません。むしろリアリティの塊ですw
#絵本屋さんが儲かるわけないでしょ
#父と兄の外商力があるから続いている


小さい頃から、文章を書くのは得意だった僕は
作家やエッセイストや作詞家になりたい と思ったことは何度もあります。
でもね、一方で、父親が本の配達に行くのに付いて行って見ていた昼間の大人の働く姿。
なぜか東京から来る出版社の営業マンが酒飲んで泊っていく本屋だったのですが、その時に漏れ聞くサラリーマン哀歌。
わが子に「良い本」をあてがおうと、香水振りまいて店に入ってくる意識高い教育ママ。
逆に身なりは決してきれいじゃないのに、お子さんを両手にひっぱりながら、本を抱えきれないほど買っていくあのお母さん。


そういう、リアリティを見ながら、感じながら育ちました。
だからやっぱり「ビジネス」「お金」「現実」「営業」「経営」みたいなことも捨てきれなかった。
つまり僕の中にはファンタジーとリアリティが混在してある。
そしてそれは、同時に母と父の姿でもあるのです。
だから、理想か現実か?右か左か?光か影か?白か黒か?
どちらか選べ。
そういう局面で常に、選ぼうとしなかった。
どちらかを選ぶなんてできなかった。


人間は、そんな2つに1つなんてきれいに割り切れるほど単純じゃない。
その分かりにくい選択のおかげで、随分と遠回りもしたし
心配も迷惑もかけました。
今、mystories という人間人間を、物語として書き、
保管し、伝えていくメディアを作りたいと支援を募り、
有難いことに、形になるところまできました。


「そんなの金にならないよ。」なんて誰にも言わせない。
「理想ばっかり言ってないで現実をみろ」と言われても、これが僕の現実だと言ってやれる。
「ビジネスをするには、人を騙し、出し抜き、傷つけた人間が勝つんだ。」
そう言っていた人には、この優しさに溢れた現実を突きつけてやれる。
ファンタジーとリアリティは、別々なんかじゃない。
僕が育った環境のように常に同時に混在しているもんなんだ。


あなたの人生はどうですか?
良い事と悪い事。どちらか1つしかない人生でしたか?
人は生きていれば、良いことも悪いこともどちらも経験する。
でも、そのどちらも経てきたからこそ、今の僕がいるし、アナタがいる。
そのどちらも、ありのままに書いて、残しておく。
そしたらね、いつの間にか、僕とあなたが大好きな人たちが集まって、楽しい現実が広がると思うんです。
僭越ながらそれを僕が書かせてもらいます。
一生かけて、作りましょう。
あなたと僕と、それを読んでくれる誰かの「mystories」。
https://camp-fire.jp/projects/view/368488

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