茶名 宗名
茶名(ちゃめい)とは、村田珠光の世嗣 (よつぎ) である村田宗珠が大徳寺の名禅から「宗」の一字をもらって付けて以来、茶道の極意を皆伝された茶人に授与される名前で「宗」の字と自分の名を組みわせ宗◯と名乗れるようになります。流派により経験年数などの条件は異なりますが、茶名をいただくと弟子を取り人に教えれるようになるようです。宗をつけるのは、茶道と禅との深い関わりを感じます。
私が習ったいる表千家の場合には唐物の御免状を頂いて先生の許しが出れば申請が可能なようです。表千家では茶名ではなく宗名というようです。宗名を頂いたからと直ぐに名乗れるようになるわけでも無く、表千家教授の資格を取ってから初めて名乗れるようですが、お茶会の席主以外でお聞きすることも少なくそれだけ重いものなのでしょうね。
千利休も正親町天皇から利休居士の称号をいただくまでは千宗易(せんのそうえき)を名乗っていました。