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庭をやっつける

結婚するまで、庭の世話がこんなに大変だとは知らなかった。

夫の叔父が以前いた一軒家に住んでいるが、庭には、松、梅、ツツジ、サザンカ、槙、イチジク、ビワ、南天、アジサイがあって、芝生もある。
何もしなければ、枝は伸び放題、草も生え放題。
はじめは、赤ちゃんの世話に手いっぱい(言い訳)で、庭は、草原&ジャングル化。ヘビが出てきたりとか、ついには、庭の草むらに、いつの間にか野良猫が住みつき、子猫を出産したのを発見した時は、かなりへこんだ。

義父が見るにみかねて、シルバー人材センターに除草を依頼してくれたり、自分達でも、植木屋に剪定を頼んでみたら、結構な金額でびっくり! 庭って維持にお金がかかるんだ。家賃プラスアルファみておかないといけないのか。

最近は、自分でも剪定、除草するように。
(それでも年1、2回は植木屋さんの手が必要)

この春は、サザンカとウメの葉の裏に、何かの卵と幼虫がびっしり。もしやケムシ? ケムシは前にも木の葉を食べつくして坊主にされる被害にあったし、子供達の肌にも毒針が飛んで腫れた。
卵や幼虫がついた枝をせっせと切り落とし、ゴミ袋に入れた。そして、殺虫剤をまく。

近所は農家が多いが、そんなプロの人達こそ、消毒や除草剤をうまくつかって、害虫や雑草対策している。うちもマネしなくては。

そして、このお盆前の3連休、お坊さんや親戚も来る予定だし、庭をきれいにしなくては、と剪定や草抜きをした。涼しいうちに、朝の5時半くらいから1~2時間、汗だくになりながら3日間作業。

どうだ、頑張ったでしょう!?
さっぱりして、かなり風とおしのいい庭になったはず。
「きれいになったでしょう?」
息子にきくと
「うーーん、きれいではない。
 でも、さっぱりしたかな。」
とのこと。
確かに、掘り起こされた土や、いったん集めたけれど、まだ散らばっている枯草や葉があって、きれいとはいえないか。

ところで、
枝を切ったり、草を掘ったりするとき、
「このやろう!、こんちくしょう!」
と心で叫んでいるのは、
私だけだろうか。