見出し画像

TAKARAZUKA MUSICAL ROMANCE『HiGH&LOW -THE PREQUEL-』ファッシーノ・モストラーレ『Capricciosa(カプリチョーザ)!!』-心のままに- 感想

大好きな宙組公演です。
宙組の組子さんたちは、皆さんスタイリッシュでお芝居がうまく、歌もダンスも上手で申し分がありませんでした。
が!
演目自体は、自己紹介とケンカのシーンに多くの時間が占められていてバランスの悪さが目に付きました。ケンカのシーンが長すぎて、「何を観せられているのだろう。私は歌劇を観に来たんだけど」と考え込んでしまいました。
私は原作ドラマを観ていないのですけど、ケンカが起きても警察来ないし火事になっても消防車来ないし、「街を守る」って言うけれども、仕事をしている気配のないチームもあるし、主人公の活動の資金源は?とか、ツッコミどころ満載。
まあ、それはいいんです。
こんなに一つ一つ根拠の浅い設定の物語を観たのが初めてで、そっちのほうが衝撃でした。
ただ、役がついた人たちも多かったと思われるのでそれは良かったなと。
note内で検索すると、この演目を絶賛している方が多いので私の感想は少数派だと受け取っていただいて構いません。
とにかく、宙組は悪くなーい!

ショーの演出は信頼と実績の藤井大介先生だけあって、キラキラ、ギラギラ、華やかでドラマティック!
こちらも高揚する気分の良いショーでした。
明菜ちゃんの「ミ・アモーレ」が男役群舞からデュエットダンスまで使われていたのには胸熱。
イタリアが舞台のショーでしたが、イタリア語とスペイン語の造語らしい「ミ・アモーレ」を持ってきたのは、もしかして中森明菜40周年を祝っている?まさかね、なんて嬉しさのあまり勝手な想像をしてしまう私でした。
ショーだけ、おかわりしたいかな。
普段は触れないエンタメ(LDH)を目の当たりにしたのもいい経験だったと思います、思いたい…。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?