良い酒造りも米づくりも人の輪から|私と麒麟山:奥阿賀酒米研究会 伊藤郡一さん編 後編
たまと申します。
この夏(2023年9月)、阿賀町にある公営塾「黎明学舎」にインターンとしてお邪魔しまして、事務局長の西田さんの誘いで「米づくり大学」の取材に同行させていただき、酒米研究会の会長を務める伊藤群一さんにお話を伺いました。今回は後編です。
酒米づくりの難しさ――この地域の稲作は、どうやったら継いでいけそうでしょうか。
個人ではなく、集落単位で農業を行う「集落営農」へ切り替えていくことは有効だと思います。例えば、大規模に農業を営む高齢者も多いので、意欲のある若者