麒麟山米づくり大学

「やっぱりいつもの」味わいは、里山の田んぼから 日常のそばにある新潟の地酒「麒麟山」…

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「やっぱりいつもの」味わいは、里山の田んぼから 日常のそばにある新潟の地酒「麒麟山」をこの先も継承していくため、酒米づくりを学びたい方へ開講します。 公式ページ:komeuniv.jp インスタグラム:@komeuniv_kirinzan

マガジン

  • ゼミ生レポート

    麒麟山米づくり大学の生徒さんが投稿してくださった記事をまとめています。是非こちらからご覧ください。

  • 私と麒麟山

    麒麟山酒造の酒づくりに関わる方々に、自身の歩みと麒麟山との関係をインタビューした記事です。酒米づくりを担う農家さん、酒づくりの要となる杜氏、「やっぱりいつもの」と麒麟山を愛するユーザー.…。色んな方の色んな麒麟山を、見てみませんか。

  • 酒米づくり24の季節

    酒米づくりのひとつひとつのシーンを記録していきます。

  • 獲れたて情報

    講座やイベントの募集情報をはじめとする、米づくり大学に関する最新情報をお届けします。

  • つぐさけプロジェクト裏話コラム

    米づくり大学を運営する「つぐさけプロジェクト」にまつわる、裏話や小話を載せています。つぐさけチームの雰囲気を感じてみたい方、ぜひ覗きに来てください。

最近の記事

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良い酒造りも米づくりも人の輪から|私と麒麟山:奥阿賀酒米研究会 伊藤郡一さん編 後編

たまと申します。 この夏(2023年9月)、阿賀町にある公営塾「黎明学舎」にインターンとしてお邪魔しまして、事務局長の西田さんの誘いで「米づくり大学」の取材に同行させていただき、酒米研究会の会長を務める伊藤群一さんにお話を伺いました。今回は後編です。 酒米づくりの難しさ――この地域の稲作は、どうやったら継いでいけそうでしょうか。 個人ではなく、集落単位で農業を行う「集落営農」へ切り替えていくことは有効だと思います。例えば、大規模に農業を営む高齢者も多いので、意欲のある若者

    • 【1期生 ななみん前編】〜出麹をやってみた〜

      麒麟山米づくり大学1期生のななみんさんが出麹体験をまとめてくださいました。出麹は日本酒に欠かせない工程のひとつ。一体どんな作業なのか。 こちら↓の記事から是非ご覧ください!

      • 良い酒造りも米づくりも人の輪から|私と麒麟山:奥阿賀酒米研究会 伊藤郡一さん編 前編

        はじめまして、たまと申します。 この夏(2023年9月)、阿賀町にある公営塾「黎明学舎」にインターンとしてお邪魔しまして、事務局長の西田さんの誘いで「米づくり大学」の取材に同行させていただき、酒米研究会の会長を務める伊藤群一さんにお話を伺いました。 消防署長から百姓へ――郡一さんが、酒米研究会の会長になられた経緯を教えてください。 高校卒業後、茨城の農協で5年、新潟のガソリンスタンドで3年ほど働き、26歳で消防署に入りました。32年勤め、平成18年に58歳で退職後、親父の

        • 第3回 日本酒を製品化し、出荷する~ラベル貼るぞ貼るぞ貼るぞ♪ 【ぽんしゅびより|阿賀黎明高校】

          前回はこちら:第2回 日本酒を営業する~ミスター麒麟山! 酒は酒のまま蔵の外には出せません。瓶に詰めないと! 今回は製品部を見学します! こちら、普段の蔵見学では見られない施設です。 建物の中には、ズラッと並ぶタンク。こちらに入っているのは「原酒」です。 店頭に並ぶ日本酒の多くはアルコール度数が15度ほどですが、出来立てである原酒の度数は17~21度ほど。 多くの日本酒は、度数を調整するため原酒に水を加え、瓶に詰められます。(加水、割り水と言います。) 日本酒は

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          【米づくり大学活動報告 番外編】 工場見学ツアー!

          麒麟山米づくり大学2回目の現地授業、稲刈りを控えた前日。オプショナルツアーとして麒麟山酒造製品部の工場見学が開催されました! 9月15日、まだまだ蒸し暑さが続いていた阿賀町津川。麒麟山酒造本社の目の前を流れる清流、常浪川でひと涼みしてから向かいました。背にそびえたつ山がそう、「麒麟山」です! 今回見学させていただいたのは麒麟山酒造本社に隣接して建っている「製品部」の工場で、主にお酒の貯蔵から瓶詰までを担っています。 いよいよ工場の中へ! 建物にはいるやいなや、右手には

          【米づくり大学活動報告 番外編】 工場見学ツアー!

          【米づくり大学活動報告】 稲刈りをしました!

          2023年9月16日。5月の田植えから早4カ月、再び受講生が阿賀町に集まり、稲刈りをしました! 精米所見学 いざ、稲刈り!・・・とその前に、麒麟山酒造さんの精米所の見学をさせていただきました! 精米所では、精米の最初の段階で取り除いた実際のお米を見せて頂きながら精米の流れについて説明をしていただきました! 途中、実際にお米を精米しに来た農家の方もいらっしゃいました。 実際の精米の様子を説明いただいたことで、これから刈る稲がどのようにお米の形になるのかよりリアルに想像す

          【米づくり大学活動報告】 稲刈りをしました!

          第2回 日本酒を営業する~ミスター麒麟山! 【ぽんしゅびより|阿賀黎明高校】

          前回はこちら:第1回 日本酒の値段の違いはどこからくる?+はでっぱの香 小売店に来る前の酒は? 酒蔵と小売店をつなぐのは、酒蔵の営業担当者。 ということで今回の講師は麒麟山酒造株式会社常務取締役・漆原さんです! 漆原さんは三条市出身。ご実家が酒屋で、いったんは継いだものの酒造りの夢を諦めきれず、朝日酒造株式会社へ就職。その後、麒麟山酒造株式会社へ転職されたという経歴の持ち主で、35年間日本酒に携わる仕事をされています。 「麒麟山酒造に入社した時、心に決めたことがあります。

          第2回 日本酒を営業する~ミスター麒麟山! 【ぽんしゅびより|阿賀黎明高校】

          第1回 日本酒の値段の違いはどこからくる?+はでっぱの香 【ぽんしゅびより|阿賀黎明高校】

          米づくりから酒づくりを逆にたどる流れで進められるこの授業。 最初は消費者が酒を手に入れる場所…ということで、 今回は学校から一番近い酒屋・桝屋商店での授業です! クラス全員、酒屋に入るのは初めて。(用事がないですもんね。) やや緊張した面持ちでお店の方のお話に耳を傾けます。 まずは、麒麟山酒造の銘柄6種類の販売価格(四合瓶)の予想について。 ヒント ヒントはありますが、これがなかなか難しい! 語感から高そう安そうくらいの想像しかできません。 答えは以下の通り。 同

          第1回 日本酒の値段の違いはどこからくる?+はでっぱの香 【ぽんしゅびより|阿賀黎明高校】

          得意先とともに酒を「育てる」|私と麒麟山:常務取締役 漆原典和さん編 後編

          こんにちは、麒麟山米づくり大学1期生のあさです。 日本酒がすき!という素朴な理由から入学を決意した2月下旬、入学手続き完了とともに米づくり大学広報部への案内をいただき、現在、受講生でありながら広報や企画にも関わらせていただいています。 今回は、麒麟山酒造 常務取締役 漆原典和さんにインタビューをさせていただきました。前編では、常務取締役としての漆原さん、後半では漆原さん個人の魅力に迫ります。 偶然会う人たちと関係性をつくる――今後、どのようなお客様に商品を届けていきたい

          得意先とともに酒を「育てる」|私と麒麟山:常務取締役 漆原典和さん編 後編

          得意先とともに酒を「育てる」|私と麒麟山:常務取締役 漆原典和さん編 前編

          こんにちは、麒麟山米づくり大学1期生のあさです。 日本酒がすき!という素朴な理由から入学を決意した2月下旬、入学手続き完了とともに米づくり大学広報部への案内をいただき、現在、受講生でありながら広報企画にも関わらせていただいています。 今回は、麒麟山酒造 常務取締役 漆原典和さんにインタビューをさせていただきました。前編では、常務取締役としての漆原さん、後半では漆原さん個人の魅力に迫ります。 「自らの言動」で伝える営業――本日はよろしくお願いします。漆原さんの現在のお仕事

          得意先とともに酒を「育てる」|私と麒麟山:常務取締役 漆原典和さん編 前編

          酒米づくり24の季節 #10 溝切り

          稲の苗の分げつ(枝分かれ)が多すぎると、米が粒が小さくなるので、それを防ぐために6月下旬から7月にかけて「中干し」を行います。 (※ 米の1粒1粒が大きくないと酒造りのためには使い勝手が悪くなります) だいたい田植えから1か月後に1株が15~18本くらいになったら「中干し」のために「溝切り」作業を行います。「溝切り」とは、排水をよくするために、田んぼにエンジン付きの手押しの溝切り機で溝を切っていきます。 タテは8条から10条に1本の溝を切り、横は田んぼあたり2本ほどの溝を

          酒米づくり24の季節 #10 溝切り

          酒米づくり24の季節 #09 田植え

          いよいよ田植えです。3~4本の苗を手に取り、植えていきます。 麒麟山米づくり大学受講生のみなさんは初体験の方もいて、最初はおそるおそる植えていきました。 齋藤学長の田植えスピードの速さには驚きました。 詳しいレポートはこちらから。

          酒米づくり24の季節 #09 田植え

          酒米づくり24の季節 #08 代掻き

          代掻きは、田起こしが完了した田んぼに水を張って、土をさらに細かく砕きかき混ぜて、土の表面を平らにする作業です。代掻きをすることで、土の表面を均して、苗を植えやすくし、苗が均質に生育するようにしたり、雑草の種を深く埋め込むことにより、雑草の発芽を抑える効果があると言われています。 撮影した日は5月5日。 遠いの山にはまだ雪があるのに、菜の花が咲いていたり、カラスがトラクターの後ろを追いかけて虫を狙っていたり、これから田んぼの季節が始まる空気でいっぱいでした。

          酒米づくり24の季節 #08 代掻き

          酒米づくり24の季節 #07 田起こし

          田起こしは、田んぼの土を掘り起こし、乾燥させ、肥料を混ぜ込む作業です。

          酒米づくり24の季節 #07 田起こし

          酒米づくり24の季節 #06 畔塗り

          畦塗り(あぜぬり)は、田んぼのまわりの土の壁に土を塗り付けて、割れ目や穴を塞ぎ、防水加工をすることです。動物や昆虫などが開けた穴から水が漏れるのも防ぎます。

          酒米づくり24の季節 #06 畔塗り

          地元産米100%の酒づくり|私と麒麟山:アグリ事業部 部長 伊藤賢一さん編 後編

          農家経営にとっての酒米とは この地域の稲作といえば、これまでコシヒカリのみの栽培がほとんどでした。人気品種なので、つくれば売れるというメリットがある一方、収穫時期が集中することでの人手不足、台風等で稲刈り作業がストップすることでの米質劣化のリスクが増幅します。そう考えると、コシヒカリより収穫時期の早い酒米「五百万石」とコシヒカリを併せて栽培することで、リスク分散ができます。酒米づくりを取り入れることで、農家さんの経営を安定できます。 農業を続けていくために 現在、酒

          地元産米100%の酒づくり|私と麒麟山:アグリ事業部 部長 伊藤賢一さん編 後編