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171 お掃除レッスン終了34日目2020.11.20 ケアとセラピー

天気予報は雷雨。前夜から豪風。春の終わりのような生暖かい風、立ち込める不穏な雲。

嵐が来る。を予感させる朝。

次男は学校に行きたくない、と呟くけれど、今日休まなくてもいいんじゃないー、と受け流す。

行くのは嫌そうではないけれど、動きが緩慢。

副交感神経にビリビリ来る天気。

子ども送ってから、陶芸教室から戻ってきた土器風シチューお碗をやすりがけする。

子どもが勢いで作るので、荒い。手にした時に怪我をしないように、机を傷つけないように削るのだけど、土器風にするため、周りは釉薬をかけていないので、表面積と凸凹の多さに辟易。
降るかな、鳴るかな、空を見上げながら黙々と作業。

途中でヤスリがダメになり、中断。夕飯のメニューはシチューに決定。

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こんな天気の日は読書しながらダラダラ過ごすに限るな、と読みかけの東畑開人さんのケアとセラピーについての本と、届いたばかりの花田少年の本を並べて読む。

霊関係を避けて来たけれど、ここを通るか、と花田少年。
東畑さんは臨床心理士として生きている人と向き合い、一路君は死んだ人と向き合う。
あ、一路くんは向き合いたくないのに、無理矢理だったか。

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マダムカトリーヌという生前はインチキ占い師、死後は過去も現在も未来も見通す力を持つけれど、地獄に行きそうで、一路のくんの前に現れる。自分に依存させ、お金をむしりとり、迷わせた子羊たちを救わなければならない。たいていの顧客はどこかで痛い目を見て目を覚ますから、迷っていない。でもどっぷり迷子な人たちを、一路くんを使って、『自分と向き合え!』と喝を入れる。

依存から自立へ。気づいたらボロボロ泣きながら読んでます。

亡くなるタイミングは人それぞれ。現世への執着も人それぞれ。

どういう風に生きていたいのか。

学校に行きたくない息子がいるので、息子の登校しぶりに付き合う際の自分の態度を、改めて思い返しながら東畑さんの本を読んでいた。

ときどきケアだったりときどきセラピーだったり。

毎日がケースバイケース。

こちらもちょっと泣いてしまった。

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