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レシピとしての役割無視!TCGの雰囲気デッキレシピ写真のすゝめ


#一般TCG理論 なのか、理論というよりはエッセイみたいなものです。
コロナ禍の真っ只中だったり、育児だったりで紙のTCGを遊ぶ機会が全くなくなってしまっていた時期。それでもデッキ案だけはいろいろ作って、実戦では回せずにお蔵入りしていっていました。
そんなTCG欲を発散するために行っていた、デッキ紹介記事に貼り付けた「デッキレシピを伝える役割を無視した、雰囲気だけのデッキレシピ写真」の話。
タイトルに「すゝめ」と入れているけれども、思いつきでなんとなくやってみたら結構楽しかった、ということを残しておこうかな程度の雑多なログです。


雰囲気デッキレシピ写真とは

↓こんな感じの、デッキレシピの詳細を伝えるという役割は放棄すると割り切り、デッキのカードの一部を使って、雰囲気だけでレシピを伝えるような写真。
謎の小物を添えたり、アングルにこだわったりして好みの雰囲気を醸し出す。

撮ろうと思ったきっかけ

やるまでに至った理由を流れで箇条書きにしていくと、

  • 2022年のこと。D0(※ディメンション・ゼロというTCG)の大会である望廊杯2ndの告知や、その予選の大会の告知が出始めて、D0熱が上がっていた。

  • 試してみたいデッキ案はもともといろいろと作っていた。

  • 通販で足りないカードも一部買っていた。

  • しかし、仕事やら育児やらで大会に参加できるかは怪しい。

  • 出れないならしょうがないから、せめて環境に一石を投じたり他の人の参考になるかもしれないので、デッキ案だけ公開しておきたい。

  • わざわざ足りないカードも買ったのに、デッキレシピだけの公開だと、それらのカードがもったいない。

  • デッキ全体の写真を撮ろう、、、といっても、まだ足りないカードもある。デッキを実際に使うかわからないのに、デッキ組むのは面倒くさい。

  • デッキの一部のカードだけで写真を撮ればいいや!

という発想でやるに至った。

雰囲気デッキレシピ写真のおすすめ理由

いろいろ面倒くさいところのハードルは下げまくって、自分のデッキを魅せたい欲の部分だけを満たすのが目的。

紙のカードが報われる

せっかく紙のカードを買い集めたが、一度もデッキを使わないまま終わった、、、という無念を少しでも晴らせる。

全部そろえられなくても良い

レアリティの高いカードや、絵柄違いのカードで枚数を揃えられていなくてもOK。

デッキレシピの細部が決まってなくても良い

一度も回していない机上の空論デッキ案は、こまかい採用カードや枚数が決めきれないことも多い。この写真なら、一部のカードしか見せないから細かいところはあとで変わってもOK。

カードを探す手間が省ける

長い間カードをいじっていないと、他のデッキに出張しているカードや、どこにやったかわからないカードとかもよくある。
ここでは一部のカードしか使わないので、デッキの全部のカードを探してくる労力も省ける。

詳細なレシピは他で記載

詳細なデッキレシピはテキストやデッキ作成サイトを利用するなど、写真以外で載せておけばOK。

撮ると楽しい

↓これみたいな思いを撮影して昇華させている感じ。やってみると楽しい。


撮り方

基本的には好きなように撮ればいい。できる範囲で。
「小物 おしゃれな撮り方」とかで検索すると撮り方のコツがいろいろ参考になる。
背景とかカードの選択とか配置とか撮影アングルとか添える小物とか、、、のこだわりたいところだけ、こだわればOK。

個人的に、これをしたら結構良かったっていうのを参考に載せておきます。

スリーブは無し

カードはスリーブから出したほうが光が反射しづらくて撮りやすい。

カードの裏面も見せる

普通のデッキレシピ写真には裏面は映らないので、裏面もあるとけっこう良い。
マイナーTCGの場合、なんのTCGかも分かる。好きなスリーブがあればその裏面も良いかも。

写真のレタッチ

撮ったあと、写真加工アプリでいろいろとイジると好きな雰囲気にできる。
自動調整できるものは自動調整でも十分。
下記のあたりを調整してみると良いと思う。
・トリミング: 写真を必要な部分だけ切り取る。広めに撮っておけば、端を切って中心を揃えたりもできる。
・フィルター: モノクロにしたりレトロ風にしたり、雰囲気をガラッと変えられる。
・レベル補正: 全体の明るさを調整してくれる。
・精細度: 輪郭がくっきりするようなコントラスト調整。カードの枠がきれいに見える。
・(ビネット: 写真の周囲を暗くして良い感じの雰囲気になる。今回は自分はこれを多用した。)

他にこういうことしている人いないの?

軽くネット検索してみたところ多くは見つからなかった。(料理のおしゃれな撮り方がたくさん見つかった)
少ない中でも近いものとして以下のようなものがあった。

デッキの並べ方で差をつけろ!|遊戯王-コラム|ガチまとめ
「テロリスト乱入型」(猫襲来)の雰囲気が好き。

【コラム】その9~カメラマンが本気でデッキを撮影したらどうなるんだぜ?~ | ゆるふわマジックであそぼう
プロカメラマンがデッキレシピをオシャレに撮るとやっぱりオシャレ。撮り方のポイントも参考になる。
たぶん、今回の自分のやったような写真のレタッチはプロからしたら露骨すぎるのかもしれない。

この他に、カード単体の撮影や、拡張アート界隈、シャドウボックス界隈はオシャレな撮影を追求していそう。インスタだと拡張アートの撮影の仕方が凝っていたり、好きなポケモンのカードを小物で飾って撮っていたりとかが見受けられた。

コラージュアートみたい

やってみていてふと思ったのが、これは美術技法のコラージュに近い感じがあるかもしれないということ。

コラージュについての参考リンク↓
コラージュとは?作り方や有名なコラージュ作品を紹介!
コラージュ | Wikipedia

いろいろなカードを素材として組み合わせてイメージを表現する。
視覚的なイメージの表現でもあるし、カードのシナジーなどデッキとしてのイメージの表現でもある(そのTCGを知っている人じゃないと感じ取れないところではあるけれども)。
例えば、5コスト以上を強化する《大巨人の盾》と、5コスト生物の《バルカン》《マキリ》が並んでいるのは、カードシナジーがあるのでしっくりくるだろう。

5コスト以上シナジーのデッキ

一方で、ハイスピードなデッキに採用される1コストの《グラッジ》と、重コントロールな9コストの《プラチナドラゴン》が隣り合っているのは滅多に使われない組み合わせなので意外性があると思う。(ちなみにこれはグラッジから最速・低確率でプラチナドラゴンを出す怪しいコンボデッキなので意外性が出るのはアリ)

グラッジからプラチナドラゴンをだすコンボデッキ

すごくニッチではあるけれども、TCGのカードでコラージュして楽しむというのはあり得るかもしれない。

最後に

どういうのが正解とかいうのもなく、楽しみながら好みの雰囲気の写真ができたらそれでOKだと思うので、面白うそうだと思ったら気軽にやってみてもらえたら嬉しいなと思います。

※この記事は、私の過去のブログ記事(外部リンク)を加筆修正したものです。

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