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田んぼの整備について③ 美味しいお米の育てかた#035

今回は畦塗りや春起こしから始まる

春からの田んぼの整備についてです。


地域差によって変わってきますが

できれば春起こしから田植えまでの期間が

長いほうが良いと考えています。

この理由を次回の代かきの回で

詳しく解説していきます。



春起こしと畦塗りの順序


畦塗りが先か

春起こしが先かは

秋に起こしてあるかどうか

変わってきます。


グルっと畔ぎわだけを耕うんして

畦塗りを最初にしてしまっても


春起こしをした後に

畦塗りをしてもどちらでも良いかと思います。


秋起こしをしていない田んぼであれば

畦際だけを耕うんして

畦塗りをしやすい状態にしておきます。


畦塗り


トラクターの場合はゆっくり丁寧に仕上げると

1シー ズンを通して水漏れが少ない

強い畦に仕上がり

温かい水を保持することができます。


手作業でやる場合は代掻きの後に

畔際の泥をペタペタと盛っていきます。

これは職人技で慣れが必要です。


たとえ1反だとしても

非常に根気のいる作業になります。

無理のない範囲で栽培規模に合わせた選択が大切です。


また、トラクターでの畦塗りは

雨が降り土中にしっとりと水分があるタイミングで行う

成形しやすく頑丈な畦になります。



春起こし


ポイントは田んぼが良く乾いたころに開始します。

大抵の場合、トラクターのロータリを使って

秋に起こした大きな土塊を細かくしていきます。


これにより入水後に

大きな刃のついたロータリでの代掻きで

荒代がしやすい土質にしていきます。


その後、排水溝が閉じていることを確認したら

いよいよ水路の水を田んぼに入れます。


続く

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