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新しい環境にとけこむには

転職して3日目。

家族経営色のやや強めの現場。

私が危惧していたのは

根掘り葉掘り聞かれること。

いっそ嘘をでっちあげたい。

それもめんどい。

だから聞かれたまま答える。

そこを拡げようとしてくれて訪れる不協和音。

出身は? 

こんな簡単な質問にも答えたくなくなってきてる。

練馬区です。

へー、そうなんだ

あ、東京の人なんだ。練馬のどの辺?

今でいう光が丘のあたり。当時はその駅が、できる前。だから光が丘なんて知らない。住んでいたのは6歳まで。東京出身にはなるが両親は東北、北陸から出てきた田舎者。新宿で出会い練馬に家を買ったが母が事故に遭い事業が破綻して埼玉へ。その後いわゆる実家は20歳の頃に崩壊し、もはや存在しない。

なんて説明を

しなくて済むには…?

むしろ埼玉出身とか言ったほうが

しっくりくるのでは? とかいう案も

あったのだけど

嘘をつくのもなんだか変だし

いっそ、もう

聞いてはいけない世の中の風潮みたいなものが

主流になってくれたら…

と願っている。

これ以上踏み込まないでいただけませんか。

そんな世の中になったらなあ。

もう少し生きやすくなるかもなのに。

いや、それは言いたくありません とか

それ、聞きます? みたいな

そう思ってもなかなか言えない。

ぐいぐい踏み込んできて欲しくない。

でもそれは新しい人間がひとり

仲間に入れてください!

って、来たら

どんな奴なのか知るために聞いてくるわけで。

いや、でもさ。

もうこの歳になると、なのかわからんけんども

やなのよ。

仕事さえしてたらよくない?

こんなことで合う合わないを判断して

辞めてってしまう人がいるとしたら

ほんとAIのほうがよっぽど仕事をこなしてくれるわな。

前回の件もそうかもだけど

ちょっと何があったらこう思う

っていうのは

ちょっと言われたくらいで気にするの

っなことではなく

もう、蓄積してきたことと思われるので

ほんのちょっとしたことでも

あぁ、またか。

ってなるから

すぐに極端な思考に行き着いてしまう。

これが歳を重ねたってことなのだろうか

と、思う。




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