エジソンの発明展
友人のヨウジくんから聞いた話。
三十数年前、彼が小学校低学年の頃、母親に連れられて一つ違いのお兄ちゃんと那覇のどこかで行われていた「エジソンの発明展」に行ったそうです。
様々な発明品が並ぶ中、兄弟が注目したのが「ハゲが治る機械」という名称の発明品でした。
ちょうどトイレのつまりを直すラバーカップ(スッポン)のような形状だったそうです。
「ヨウジの頭にはめてみよう」
とお兄ちゃんが言ったそうです。
その時ヨウジくんの頭にはテーブルの角にぶつけた時の傷跡(沖縄方言でカンパチと言う)があり、そこだけ毛が生えていない状態だったそうです。
イタズラ盛りのお兄ちゃんが、陳列された発明品からそのラバーカップを手に取り、ヨウジくんの頭にカポッとはめスポッと抜くと、、、
「は、生えてる！！！！」
マジで生えてきたそうです。
この発明品に関してどうググってみても出てこないのでちょっと怪しい話ではありますが、ヨウジくんは誓って嘘を言うような人物ではありませんし、まぁ嘘だとしてもなかなか面白い話なので今回書いてみました。
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