フリーザ様と聞きたかった処女ラジ
キャタピラコメダと申します。趣味とお仕事の狭間で毎日エッセイ日記を書いています。くだらない文を、くだらねぇと笑ってもらえれば
下ネタではなく割と本気で私の人生に影響があった真面目な話
おめぇの気持ちもわかるよ
「一生は一度しかない」
「人生は短いからこそ花火のような輝きを見せる」
すっごい嫌いな言葉
だってできることなら不老不死になりたいもん
いや1000年くらいが実際ちょうどいいかも
ガキの頃、叔父さんの部屋にあったドラゴンボールを見て、「フリーザの願いも自然だよな」と思っていた
このフリーザ様に永遠の命と若さを与えなさい!
って神龍に願っても「別にいいじゃんわかるわかる」って感じで、何なら自分がドラゴンボール集めたいと企てているベジータはまだしも、悟空たちは自分の仲間とか生き返らすエゴを通そうとするくせに何の権限があってフリーザ様の願い邪魔してんだよ
くらいのことを考えたこともある。
あの頃から、今まで様々な作品を見てきた。それこそ少年漫画の類では、「人間という長くても100年くらいしか生きられない種だからこそその生涯に価値がある」みたいな台詞をよく見た気がする。
そのたびにスンッって熱が冷めるような感覚に陥る
漫画、大好きなのに
なんか無理やり人生の短さを肯定して咀嚼せずに飲み込んでいるような
短い人生で何か爪痕を残す為に無理やりブーストかけるごちゃまぜエナドリみたいな危うさも感じちゃって
子供の頃は何か「死ぬことが怖い」という思いにずっと覆いかぶさられていたような気がする。4歳くらいの頃に、夜間恐怖症というか何か寝るという行為自体が怖くて、目を閉じたら次の朝が来ないんじゃないかと怖くなって母親を起こした記憶がある。
大人になってから
私の尊敬する鷲崎健さんという方のラジオ『ヨルナイト×ヨルナイト』たしか2017年の放送の中でゲストに杏花さんと歩サラさんという成人向けゲームをメインに活動している女性声優さんが出演していた回に感銘を受けた
歩サラさんが
「小さい頃いつか死ぬのが怖くてそれが私の物心ついてから10年くらいの全部なんだよね」
と語っていたはず。
その事を
誰しも思春期に一度は通り得る道で成長してからはその感覚を薄めいているけれど歩さんはその期間が早くて長かったんだね
と会話が展開していたことを記憶している
その事が私の憧れるラジオブースの中で「知らないから怖かっただけ」として軽くネタとして昇華されていることに衝撃を受け、腹抱えて笑って、晴れやかな気持ちに包まれた
フリーザ様と聞きたかった処女ラジ
お二人がやっていたオトメ*ドメイン RADIO*MAIDEN(通称 処女ラジ)というのはアダルトゲームのメディアミックスの一つ。正直全く作品も知らず、その手のゲームに触れたことがなかったが当時このラジオのCDは買った。
勿論下ネタが滅茶苦茶多いのだがパーソナリティーのお二人の放つ言葉に品があるというか、下ネタで笑った10秒後にふとした言葉がスッとアサシンナイフのように刺さってきて何か考えさせられるような感覚が新鮮だった。
時期的にラジオを毎週聞くことができなくなってしまって番組を追う事は出来なかったが、当時は全く見たこともない作品のラジオを聞いてみようと飛び込んでいくきっかけになった番組だ。2020年まで、放送お疲れ様でした。あの頃いろんなジャンルから雑食に取り込んだ知見は私の人生を豊かにしてくれていると思う。
きっとフリーザ様と聞いたら面白かっただろうな
下ネタにも口に手を当てて「フッ…」なんて軽く笑ってくれる気がするだろうし、多分パーソナリティーのお二人の死生観に納得したうえでトーク力にハマって「このラジオすばらしいですよギニューさん」とか部下に布教するんじゃないかな。
と、それくらい私の中でこの二つのコンテンツが結びついているカオスっぷりを我ながらキモイなぁと思った
フリーザ様、気に入りすぎて第一形態のココ
にヘッドホン仕込んで暇さえあればラジオ聞いてくれるくらいにはハマってくれると思うんだよなぁ
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