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0歳児保育の役割とは?

皆さん、初めまして!りかこと申します。

私は、保育の振り返りをするたびに「まだまだ勉強不足だな〜」と感じます。でも日々の保育に追われて、勉強する時間が取りづらいのも現実…。そこで、保育士さんがサクッと読んで勉強できるツールを作ろうと考え、こちらを立ち上げました。保育士による、保育士のためのnote💪どうぞよろしくお願いいたします〜!

初回のテーマは、「0歳児保育の役割について」。

人に対する信頼感や情緒の安定など、生きる上での基盤が育つ時期である0歳時期。保育においても特に重要視されていますよね。そんな大事な時期を生きている0歳児ちゃんたちに対して、保育士はどう関わったら良いのか、できることは何なのか、一緒に考えていきましょう!

大切な2つの柱

0歳児保育を行う中で、常に意識しておきたい2つの柱があります。それは、愛着形成応答的な関わりです。と言われても、少し難しく感じてしまいますよね。実際に保育の現場でのイメージがしやすいように、具体的に説明していきます!

愛着形成って?

愛着形成とは、特定の人と安定した関係を築く事です。0歳児は、特定の人との信頼関係を基盤にして、周囲のさまざまな事やものに興味を広げていきます。そのために、0歳児保育の多くは担当制を取っているのです。

どのように関わったら、担当の子は自分に信頼感をもってくれるのか…大切なのは、日々の丁寧な関わりを積み重ねる事です。子どもの思いを感じ取り、満たしていく事で、保育士に対して信頼感安心感をもつようになります。

オムツ替えを例に説明していきますね。オムツ替えをすると、子どもは「快適〜!」という気持ちになります。ただ作業のようにオムツを替えるのではなく、「気持ちいいね」などと子どもの気持ちを言葉や表情に出して共感する事が、丁寧な関わりと言えるでしょう。丁寧な関わりを続けていく事で、子どもは保育士に対して「安心する〜!」「この人がいれば大丈夫!」と感じてくれるはずです。このような関係性を築く事ができたら、愛着形成はバッチリでしょう(もちろん、丁寧な関わりをし続けていく事が大切です)。

応答的な関わりって?

応答的な関わりとは、子どもの言動や思いを受け止めながら、発達を促していく事です。ここが、保育のプロとして求められる大きな部分ですね。子どもの思い通りにするだけではなく、専門家の目線で一人一人の発達を見極め、それぞれに合わせた援助をしていく必要があります。

遊びの場面をイメージしてみましょう。

【Aちゃんがお気に入りのおもちゃで遊んでいる時、ふと他のコーナーのおもちゃに目を向け、興味をもち始めました。Aちゃんは他のコーナーに向かって移動しようとしています。】

Aちゃんがすぐに遊べるように、他のコーナーのおもちゃをAちゃんの元へ持って行くのか、Aちゃんの行動を見守るのか、保育士の関わり方で大きく変わっていきます。

前者の場合、Aちゃんの新しいおもちゃへの興味を感じ取り、早く遊べるように援助した事が分かります。一方後者の場合は、Aちゃんの興味を理解した上で、Aちゃんの自分で新しいおもちゃに向かっていく意欲や勇気を認めて、見守るという援助をしています。後者の援助をしていくと、Aちゃんは保育士に見守られているという安心感の中で、新しいものに関心を広げていく事ができます。前者ももちろんAちゃんの思いを汲み取る事ができていますが、後者はAちゃんの発達を踏まえた援助であると言えますね。

最後に

2つの柱である愛着形成と応答的な関わりについて、具体的にイメージする事ができたでしょうか?少しでも保育の参考になれば幸いです!では、また次回の記事で一緒に勉強しましょう!👋

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