MIU404大好き

タイトルの通りMIU大好き、MIUはいいぞって言うだけ。

「毎週の楽しみ」と書いて私は「MIU404(ミュウヨンマルヨン)」と読んでいる。毎話見た後クソデカ感情に襲われて寝れないんですよあれ。

そもそも脚本演出プロデューサー劇伴に至るまで主要スタッフの多くがあの『アンナチュラル』の制作陣なわけで、それはもうえげつないくらい楽しみにしてたんです。だけどさ、とはいえかなり期待しすぎなんじゃないの自分、とか、アンナチュラル越えるほど揺さぶられるこたあないだろうと高を括ってました。今となってはごめんなさいしか言えん。

コロナで二カ月近くの延期期間を経て先月ついに開始したものを見るとまあ、ビックリするくらい面白い。一話時点ではまあ「おもしろ~」くらいだったのが回を重ねるごとに「お、おもしろ…!」「あ、えッ!?お、おもしろ、、、、」「おもしろい゛(号泣)」「う゛っ、刺さるし辛いけどおもしろい…」みたいな、観終わった後の自分がどんどんおかしなことになっている。最終回は「お゛も゛し゛ろ゛か゛っ゛た゛(大声)」って叫んでぶっ倒れたいと思います。

ていうか本当になに????面白過ぎる。毎話社会問題に対する問題提起や、人と人の関係を丁寧に、しかし長ったらしくない様子で見せつけて展開もハイスピードで二転三転する。なんてことないセリフが後に猛烈なフックとなってじわじわと効いてくるような。

社会問題への問題提起というか毎回タイムリー。アンナチュラルの時も放送で取り上げられるテーマと現実がリンクしていくことが多く話題になっていたけど、結局のところは脚本の野木亜紀子さんの社会を見る目が鋭い、という所に行きつく。しかも登場人物たちの何気ない会話の中にそういう問題に対する言葉を入れるのが上手い。下手すればそれだけでもドラマ1クール作れるんじゃない?というような大きな問題が各話ごとにさらっと入ってくる。
しかも何がすごいてさらっと入れているのに軽くない。流せない。セリフ自体短いものなのにめちゃくちゃに胸に残る。アンナチュラル・MIU404共にそれは共通している。安定と信頼の野木脚本って感じ。一生ついていく。

素晴らしいのは脚本だけじゃない。一話の少女と雨上がりの水たまり、二話の富士山と加々見、三話の夕日をバックにたたずむ謎の男、四話のバスの中で希望を見つめる青池……脚本を映像に起こす技術。映像、すごい、すこ(語彙力)

そして俳優陣。はあ。なんなの。全員天才か。天真爛漫に野生の馬鹿してる伊吹綾野、冷静沈着クレバーな刑事と思いきや時折影を落とす志摩星野。そしてそのわきを固める第4機動捜査隊。はあ。おれは桔梗さんの下で働きたいです。時々叱られたいです。

毎回リアタイしたいドラマ久々です。というか実は自分はアンナチュラル途中参戦というか、一話見て面白いと思いつつ普通に見逃しまくってて、8話あたりでずぶっと沼ったので、リアルタイムでキャッキャしてるドラマはむしろ初かもしれない。やられました。ボックス出すとき言ってください秒で買います。あと星野さんにメロンパンの歌カバーしてもらっていいですか???


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