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【朗報】東京都で、男の子も公費でHPVワクチンを打てるようになるかも!

 9月26日の東京都議会本会議の代表質問で、都民ファーストの会の森村隆行議員が、「東京都による男性のHPVワクチン接種公費化」について質問してくださいました!


 小池百合子都知事からは、

東京都から国に対して男性の定期接種化の検討促進を働きかけている
・HPVワクチンの男性接種にかかる区市町村への支援を検討する

といった前向きな答弁が!


 「支援を検討する」と言うのは、都庁用語でほぼ「やります」です。
よっしゃーーーー!!!


 男性接種公費化の実現に向けた大きな一歩!!


 まずは、東京都で男性接種公費化の事例を作り、国全体にも広がっていくきっかけを作りたい!


 先駆的な政策の取り組みを進めてくれる東京都、そして都民ファーストの会の皆さん本当にありがとうございます!


【フローレンスも、HPVワクチン接種公費化を提言してきました】

 今回「男性のHPVワクチン接種公費化」という、非常に重要な政策について質問をしてくれた都民ファーストの会は、9月11日に「HPVワクチン勉強会」を主催してくれました。


 この勉強会に、フローレンスからマーガレットこどもクリニック院長であり、『男の子にもHPVワクチンを!』アクションを主導してきた田中が参加。


 クリニックで実施した男性へのHPVワクチン初回接種無料キャンペーンの内容や反響について説明し、


 東京都でHPVワクチンの男性接種公費化を実現してほしい!と訴えてきました。

勉強会の詳細はコチラを参照:https://note.com/komazaki/n/n6dca547b4081



【HPVワクチンを男性にも打つことが超重要だけど、費用が高すぎる】

 改めて、HPV(ヒトパピローマウイルス)とワクチンについておさらい。


 HPVの感染によって、毎年1万人の女性が子宮頸がんに罹患、約3,000人が亡くなっています。近年若い女性の罹患が増えていて、子育て世代の母がこどもを残して亡くなる、出産を諦めるということが起こっているんですね。


 HPVの感染は性交渉によるものがほとんど。
だからこそ、男性ともにHPVワクチンを接種することで性交渉による感染リスクを低減させられるんです!


 他にも、HPV感染で引き起こされる病気(中咽頭がん、肛門がん、尖圭コンジローマ)を予防できます!


 HPVワクチンの効果についてはこちらを参照ください:https://minpapi.jp/


 大切なパートナーを、HPVから守り、がんも予防できる。
こんなにメリットがあるなら、ワクチンを打つしかないでしょ!


 でも、HPVワクチンの男性への接種は公費化されておらず、約6万円の自腹…。


 海外では、少なくとも39カ国で男性の接種が公費化されていて、男女の接種率が8割前後のオーストラリアでは子宮頸がんの数自体もめちゃくちゃ減ってきているんですよね。


 世界で男女の公費化が進んでいるのに、なぜ日本では男性の接種が自腹なんだーーー!!


 フローレンスのX(旧Twitter)でアンケートを取ってみたのですが、やっぱり接種の一番大きなハードルになってるのは「費用が高い」こと。


2023年2月17日~24日:認定NPO法人フローレンス公式X(旧Twitter)アンケートからの回答をもとに集計

 「高すぎる接種費用」という課題に、ついに風穴を空けてくれるかもしれない東京都に期待してます!


【目指せ、日本全国で男性のHPVワクチン接種公費化!】

 男性のHPVワクチン接種公費化は徐々に広がってきていますが、東京都が前向きに取り組みを進めていくことで、全国での接種公費化の強力な後押しになります!


 こんなにもたくさんのメリットがあるHPVワクチンを、全国の男性が気軽に打てる未来を目指して、フローレンスも啓発活動等をさらに頑張っていきます!


 こうしたアクションや、都議会への提言活動ができることは、寄付者の皆さんのお陰です。


 制度や政策を変える活動を応援したい人はぜひ、フローレンスのマンスリーサポーターになってください!


 よろしくお願いします!


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