起業仲間3人で温泉経営を始めます。
こんにちは。酒は飲むより飲まない方が絶対に健康的なことに気づいてしまったの小松です。
タイトルにあるように起業仲間3人で会社を立ち上げました。
メンバーは、モリケンさんとノリタケさんと僕(コマツ)。
2022年9月2日に合同会社Ofurotoを設立。
会社を立ち上げた理由は、浦幌町にある留真温泉の指定管理者募集に手を上げて事業活動に取り組むため。
3人ともそれぞれ別々の組織を経営しながら頑張っている起業仲間。
僕たちが暮らしている浦幌町は人口4300人ほどの町で、起業する人は指で数えられるぐらい。そういうことも相まって、お互いの活躍を応援し合うことが当たり前の関係性だったから、この3人が一緒になって何かを始めるというのも自然な流れのように思う。
2023年4月から留真温泉を経営します
合同会社Ofurotoは、2023年4月から2028年3月までの5年間、浦幌町にある留真(るしん)温泉の指定管理者として温泉・コテージの経営管理に携わることになった。
指定管理者は5年間の任期付きで募集されていて、次は2027年に指定管理者の募集が行われる。まずは5年。けれど僕たちは10年のスパンで事業を考えて進めていく予定だ。
目的はなによりも留真温泉の魅力化と利用者数の増加。浦幌町に唯一ある山奥の秘湯をこの先も地元から愛される場所として残していくために。(今年、指定管理者として立候補したのは弊社だけでした。もし僕たちが手を挙げていなかったら管理者不在となり営業がストップしていたかもしれません。)
留真温泉の特徴は、ph10.0の強アルカリ性の泉質で毛穴に溜まった皮脂を洗い流してくれる美肌の湯。サウナも露天風呂も地下水の水風呂もあるので、まだ行ったことがない方は浦幌に立ち寄る機会があれば入ってみてください。ちょっと遠いけど、留真温泉のためだけに来てもいいぐらいですよ。
そして留真温泉に入られたならば、運営改善のために感想を聞かせてください。
そしてそして、留真温泉を含め僕たちへの応援のほどよろしくお願いします!!
話題は変わって、ここからは創業期の話。もし興味があれば続けてお読みください。
3人で会社を立ち上げるまで
時は遡り、2022年5月のとある夜のこと。
秋田でヤマキウ南倉庫やカメバル、亀の町ストアなどエリアリノベーションを行なっている東海林諭宣さんと、那須でバターのいとこやchus、GOOD NEWS を手がける宮本吾一さんがハハハホステルに泊まってくれた。道東旅行の経由地として浦幌に来てくれたのだ。(きっかけを作ってくれて道東を案内していたのはドット道東の中西拓郎さんで、僕もこの旅に同行していた)
創業者としての先輩で、到底追いつくことなんて無理なぐらい前を走っている人たちの経営話を聞くと、仲間を増やしてサクセスストーリーを作っていた。そんな話の流れから、「浦幌にいる人たちも一緒になってなんかするのがいいよ」、と言われた。
それは焚き付けられた対抗心から出た言葉だったと思う。
もともと美容というジャンルで留真温泉の経営に以前から興味を持っていたモリケンさんに対して、「一緒に何かをやるならソレ(留真温泉)ですよね。」と気づいたら口からでていた。
(酔っていたので詳しく覚えていないが刺激的な夜だった)
夜が明けても熱は冷めることなく、起業に向けた準備を進めることに。
この時は僕とモリケンさんの2人が役員になる予定だったが、昔から引き継がれてきた温泉施設を運営する法人の経営者が移住してきた2人の若者だけでいいのか、ということに気づいた。
何がダサくて何を正解とするか、同じ目線で物事を語ることができる同世代で、経営経験のある地元出身者は……、と考えたらノリタケさんしかいなかった。
話を持っていくと、「パソコン仕事とか難しいことはできないけど!」と強調しながらも飲食部門担当で役員になることを即答してくれた。仲間づくりが大変なのが、地域あるある。本当にありがたい。
合同会社Ofurotoは、そんな経緯で立ち上がった会社だ。
社名には、お風呂に掛け合わせて色んな企画を提供していく「お風呂と、〇〇」という意味を込めている。
トップとなる代表社員は1人ではなく3人。それも今らしいんじゃないかなと思っている。責任を誰か1人に押し付けることなく、肩を組みながら仲良くやっていきたい。
そして申請へ
9月に起業、10月の入札に申請して、12月1日に指定管理者として決定されるまでにいろんな出来事があった。
まわりから見ると、若い経営者3人のことが心配だと思う。指定管理の入札に申請するという噂を聞いた人たちから、「まだ早いんじゃないか、根回しが足りないんじゃないか」という声をかけられたこともあった。
この町で暮らしているからこそ、その言葉の意味は重く感じたし、決意した気持ちも一度は折れかけた。真摯に受け止めたゆえに悩み、色んな人の意見を聞いた。
今回のチャンスを見送って5年後にチャレンジすることも考えたけど、今と5年待った先に何か違いがあるのかを考えると先送りにしたとして何も変わることはないよね、という結論と背中を押してくれる地元の人がいてくれた。
悩みに悩んで、その上で改めて2023年4月から留真温泉の指定管理を受けたいという決意を3人で共有できた。
正直に言うと悲しいこともあったけど、覚悟を決めるために必要な出来事だったと思う。(そう思いたい)
そんなこんなを経て、僕たちの申請が無事に採択され、2023年4月から留真温泉を経営することになった。
地域の温泉をどうおもしろくするか
色んな制約がある中で、できるところから少しずつ変化させて温泉に入る人も働く人も楽しみながら過ごせるエッセンスを加えていきたい。
例えば、ph10.0という特徴的な泉質のことや、炭鉱の歴史から始まった山奥にある秘湯であることといった魅力は地域の外へ伝えきれていないところ。泉質のことや常連さんのコラムも織り交ぜた、留真温泉のタブロイド誌を発行したい。何回か発行を重ねて、最終的にはブランドブックまでできると面白そう。
編集長、募集してます。
隣には川が流れ、森があることも魅力のひとつ。子どもを森遊びイベントに行かせて、親はゆっくりと温泉に浸かる時間が作れたらな、とか。
遊び心で付加価値をつくる。ハマナスを浮かべてバラ風呂にしたり、周りの敷地でハーブを育てて、ロウリュのアロマウォーターやミント水を置いたり。いかに自分たちが留真温泉で遊び尽くせるかが鍵かなと。
秘湯秘湯と言ってきたけども、浦幌町の市街地から留真温泉までは車で15分ほど。暮らしとのバランスもちょうどよく取れる距離感で、そんなところも気に入っている。
なぜかと言うと、そんな距離感だから毎日行っている地元の常連さんもいるほどで、地域のお風呂コミュニティがあるからだ。
道東の田舎町にある温泉の仕事。
正直、大変なこともこれからたくさんあると思う。でも人口4000人の町にある温泉だからこそのやりがいと、若い組織だからこその柔軟さで楽しい場を作っていけるはず。
2023年4月からのスタッフを募集しています!
そして、一緒に働いてくれるスタッフを募集しています。
温泉をベースに、周辺の環境やできること、やりたいことを活かして企画を作ってみたい方、大歓迎です。
働き方は、パートや短期の契約社員、正社員、業務委託形式の副業スタイルなど多様な選択肢を用意しました。
飲食部門のスタッフも募集しています。本格的な資格がなくても料理が好きな方でしたら大丈夫です。
緑に囲まれた環境で働いて、仕事終わりは温泉入り放題。
浦幌町の温泉で僕たちと一緒に働きましょう。
少しでも気になった方はご応募ください!
まだ詳しく書ききれない部分もあるので、まずは気軽に面談しましょう。
いいご縁をお待ちしています。
ご応募はこちらから!
https://docs.google.com/forms/d/1V8BF79BjrnMokczHG5a4Ka7Us1q3akGvkKldRslgOyQ/edit
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?