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Memberを上場企業グループへ事業譲渡します。

株式会社メンバーの立ち上げメンバー募集サービス「Member」の事業を、ログリー・インベストメント株式会社へ2020/4/1に事業譲渡することになりました。


Memberのサービスの持続的成長を考え、スタートアップへ出資ができる投資事業をもった企業が運営していくほうがいいと結論づけました。

そこで、東証マザーズ上場企業のログリー株式会社の100%子会社で、ベンチャー投資ができる資金提供力があり、投資事業を専業として先月に設立されたログリー・インベストメント社に事業譲渡することを決めました。


今後、事業を引き継ぎ・譲渡していくなかで、Memberのサービス名も変更しリニューアルしていく予定です。乞うご期待ください。また、私もすこし充電期間をもうけて次のチャレンジをします。

※譲渡をする背景や今後について、詳細を以下に書いていきます。



事業譲渡のプロセス

実は、今回の事業譲渡の検討にあたり、「M&Aクラウド」なども活用し複数社と話をしました。

そのなかで、
ログリー・インベストメント社は、
・ベンチャーへの投資(特に立ち上げ期:シード期)を行っている
・「世界中のイノベーションをアクセラレートする」というミッションをもちスタートアップのエコシステムになることを思考している
といったことを聞き、

Memberが行ってきたサービス・コミュニティ・プロダクト運営のリソース・メンバーがジョインすることで、シナジーが出せて、ステークホルダーをハッピーにできるシナリオが描けたため合意に至りました。

なぜ事業譲渡するかの決め手

以前にも、「立ち上げ支援の領域は、投資と絡めておこなう方が経済合理性がいい」とブログで書きましたが、今回の事業譲渡にて結果的にその目論見通りとなりました。


もともと「立ち上げの支援をしたい」という想いもあり始まった立ち上げメンバー募集サービスのMember。しかし、やっていくなかで、スタートアップや事業の立ち上げに欠かせない「資金調達」の重要性に改めて気づかされました。

初期の起業家の多くはお金に困っています。立ち上げメンバーを集めるにしても先行投資が必要になるので、何かしらの手段での資金調達は欠かせないです。

そう考えると、(多くのVC/エンジェル投資家などが既にやっていることですが)「投資家が起業家へ出資をして、その見返りに株式をもらいエグジットしたらキャピタルゲインを得る」といった投資方法が立ち上げを支援する事業としては理にかなっているなと感じていました。



そんなことを考えていた矢先に、テクノロジースタートアップへの投資事業を始めたログリー・インベストメントさんから、「投資事業の一角としてMemberをエコシステムとして活用したい。前向きに買収を考えたい。」といった意向をいただき、それは良いかもしれないと思い、経営陣の方々と何度か打ち合わせをするなかでグループインを決めました。


今後の私の進退

私の今後ですが、譲渡完了までメンバーと共に引き継ぎ・ブラッシュアップに尽力した後に、私個人としては、次の起業に向けて少し準備期間をもうけようと考えています。(海外の視察や英語・プログラミング学習など)

その後、別の領域で連続起業していきたいと考えています。


今後のMemberのサービス

Memberのサービスの今後につきましては、譲渡するなかでサービス名も変更・リニューアルされていく予定です。既に譲渡先と何度か打ち合わせをするなかで、今後が楽しみな企画やサービスの機能開発がたくさん出てきています。


サービスは少しづつ形を変えながら、ベンチャー・スタートアップのエコシステムになっていく予定ですので、今後とも応援のほどよろしくお願いします!

小松 遊気


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