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キングヌー・スピッツ・グレイ・ルナシー・アレキ・マンウィズ・ワンオク・バックナンバー 紅白出場バンド予想 2019年 第70回NHK紅白歌合戦


2019年に書いた紅白出場バンド予想です(全8バンド)
実際に予想が的中したのはキングヌーのみ(笑)

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< 目次 >

・伸びを考えると違和感なし King Gnu
・とうとう初出場では? スピッツ
・周年イヤーのベテラン GLAY LUNA SEA
・初出場しそうでしない近年 [ALEXANDROS]  MAN WITH A MISSION
・なぜ初出場していないのレベル ONE OK ROCK back number


< 伸びを考えると違和感なし > King Gnu

ドラマ主題歌の大ヒット、ブルボン・ANA・SONYのCMソングなどタイアップ多数と、若手バンドの中でも特に勢いがあった今年。SHISHAMO・WANIMA・Suchmosなど、近年の紅白は若手バンド枠ともいえるように毎年のように若手バンドがよく出ているので、「今年一番売れた若手バンド」といえるKing Gnuが出ても違和感なし。


< とうとう初出場では? > スピッツ


様々なドラマ・映画・CMタイアップを通じて数々の名曲を世に送り出し、教科書にも楽曲が掲載されるほどの大ヒットを飛ばしてきた、ひそやかな国民的ロックバンド。2019年は朝ドラ主題歌を担当したことから「紅白初出場では?」という予想も多かったが出場なしの模様(11/23時点)。それでもまだ「特別枠・特別出場ゲストして発表があるのでは?」とも思うが、常に一歩引いているスピッツを考えると、出場するなら変に大物・大御所扱いされるような発表タイミングは断る気もするのでやはり出場はなしか。「朝ドラ主題歌+紅白初出場」というNHKが望んでいたであろうプランに寄り添わなかったスタンスにスピッツの中にあるパンクスピリットを見た(ただ単に紅白にそれほど出たくない・こだわりがないだけかも)。ベテランで紅白出場経験がない人・バンド・グループほど、「紅白に出場しない方がプライドが輝く・ブランド感が増す」という捉え方ができるのはいつの時代も不変。


< 周年イヤーのベテラン > GLAY


リリース・ドームライブ・アリーナツアー・ベスト盤リリースなど、精力的に周年イヤーを駆け抜けているGLAY。近年、地上波に出演する機会は少なくなったが、2019年はNHK「うたコン」「SONGS」「SONGS OF TOKYO」に出演、NHK-FMでは10時間のGLAY特番と、急激にNHKで露出増加。「これは久々に紅白に出場する流れでは?」と思っていたが、スピッツと同じく出場歌手にその名はなかった。90年代にポップス~バラード~ロックと幅広く時代を彩る大ヒットを飛ばしまくり、1997~1999年まで3年連続で紅白に出場し、V系大ブームを牽引したGLAYですら久々の紅白出場となると中々ハードルが高いようで(紅白に出場する・枠をとるというのは大変な事なんですな)


< 周年イヤーのベテラン > LUNA SEA


結成30周年。NHKで放送されたガンダムの第1弾~3弾オープニングテーマをすべて担当し、SUGIZOはエンディングテーマをプロデュース。ガンダムタイアップを通じてNHKと密接な距離感になり、周年イヤーも重なる中で、初めての「SONGS」出演も果たした。1997年に河村隆一が紅白初出場し、1998年にはLUNA SEAとして紅白初出場。2007年の一夜限りの再結成の際はNHKで密着ドキュメントが放送された。近年、X JAPAN・レベッカ・イエモンなど、再結成バンドが多数紅白に再出場~初出場している流れを考えても、今年は「GLAYかLUNA SEAのどちらかの出場はあり得るのでは?」と思っていたが中々厳しい紅白。


< 初出場しそうでしない近年 > [ALEXANDROS]
  
「ワタリドリ」という認知度が高い代表曲、ドラマ・映画・CMなど幅広いタイアップ、地上波への露出も多く、アリーナツアー・スタジアムライブをするほどのバンドでありながらまだ紅白には呼ばれていない。 これまでに「SONGS」に2回出演経験があり、今年は初めてNHKドラマ主題歌を担当し、NHKの特別番組「18祭」にも出演決定と、NHKとの接点は年々増している。「今年こそは?」「紅白出場も時間の問題」と思って止まない近年。


< 初出場しそうでしない近年 > MAN WITH A MISSION


数年前、ベスト盤リリースのタイミング(?)で「SONGS」に初出演。若手バンドが出演するのがまだ珍しい時期だったので「近いうちに紅白も期待できるのでは?」と思った。それから数年。普通にアリーナツアー、初めてのスタジアムライブ、海外ツアーを何度も経験と、ライブバンドとしてのスケール感を着実に拡大。また、様々なタイアップも手掛けていく中で、今年は初めて月9主題歌も担当。ただ、近年はNHKとの接点が少ない。 アレキ同様、活動スケールも人気も認知度も順調にステップアップしているが、キャリア的にはもう若手バンドではなく、「これからも期待できる中堅バンド」にシフトしている。そう考えると、近年紅白に初出場したSHISHAMO・WANIMA・ Suchmos・King Gnu などのように「売れている・伸びている若手バンド」として出れる立ち位置ではなくなりつつあり、「大ヒット」「NHKとの接点」がより大きく求められてしまうポジションになってしまっているのかもしれない。


< なぜ初出場していないのレベル > ONE OK ROCK

NHK総合で「18祭」に出演した時は「もしや紅白の可能性が?」と思ったが、結局出ることはなかった。今年はNHK総合で海外ツアーに密着した特番を放送。キーポイントは、「SONGS」などの音楽番組に出演という形ではなく、ワンオクをメイン・テーマにした番組をNHKが総合チャンネルで何回も放送しているという事実。NHKとの密な接点を感じさせられる。本人たちの意向で紅白に出場しないのか、アミューズ全体での紅白枠調整も関係しているのか、元ジャニーズということからジャニーズから紅白側にプレッシャーがあるのか・紅白側がジャニーズに忖度しているのか、それらが少しずつ複合的に影響しているのか・・・真相はよくわからないが、若手でドームツアーも海外ツアーもやっているバンドが紅白に出ていないのは不自然。


< なぜ初出場していないのレベル > back number


数々のドラマ・映画主題歌で、歌詞の力を最大限に活かした失恋ソングなどを大ヒットさせている。地上波への露出も多く、初めてのドームツアーも経験し、近年は当たり前のようにアリーナツアーを展開している。「SONGS」への出演経験もある。万人受けするグループ・バンドが好きそうなNHKなのに、なぜか紅白には呼ばない。紅白全体の枠配分の関係か、事務所パワーの関係か、レコード会社パワーの関係か、ワンオクと同様に様々な要因が複合的に影響しているのか。バックナンバーもワンオクも呼ぶタイミングを逸してしまった、紅白は。それでもなお、バックナンバーもワンオクも安定的に人気・認知度を維持~拡大しているので、いつ紅白に出ても不思議ではない。バンプやラッドが紅白に初出場した時と同じ感覚を多くの人が抱くであろう、「やっと紅白キタ!」「今まで紅白出ていなかったのが意外」と。

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【 初出 】

レビューブログ
『 エンプティ エン エターニティ 』

2019年
11月14日
「 キングヌー・スピッツ・グレイ・ルナシー・アレキ・マンウィズ・ワンオク・バックナンバー 紅白出場バンド予想 2019年 第70回NHK紅白歌合戦 」


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