『マイナスのプラス』反常識の人生論
タイトルを見た時はいつもよりも硬い文章を予想したが、そんな事はなく読みやすかった。
高校生の時から外山滋比古先生のエッセイが好きで読んでいる。近年『思考の整理学』がたくさんの大学生に読まれているとのこと。ほかの子育て論、会話術、文章論エッセイにも名著が多いと思う。
人生論の中でも老い方がテーマと思われる作品は「まだ早いかも」という悪あがきもあって、新刊を買う機会を逃している。
出会いは中公文庫の『ことばの力』『ことばのある暮らし』から始まった。日々の作法、文章術、会話の心得も先生の作品から教わったことが多い。
今でも何か不安になると書棚の前に立ち、手持ちの処方箋を探す。全部を自宅においているわけではないから、見つからない時はネットでタイトルを当たってみたりするが、最近それだけでは内容を思い出せない場合もあり、年齢を実感。
実家の蔵書には変色が始まっているものも出てきた。慌ただしい一時帰国の間に夜な夜なページをめくるのが楽しみ。読書はこういうものかなと思う。
感染拡大の影響で、フライトの減便や到着後の自主隔離ルールもあって、帰国の予定が立てられない。本当に困った。
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育児生活も終わって地元に戻った2023年、これからも中国語、ドイツ語、英語の学習を続けて子供たちの語学習得のお手伝いをしていきたいと思っています。