環境との接点にある緊張感

自分を「とほほ」と思う時は二種類あるように思います。

ひとつは環境との接点にある「とほほ」。

ひとり部屋でごろごろしている時は、パンツ一丁で鍋のままラーメン食べていても何事もないのに、部屋の外に出たとたん服装を注意されたり食べ方を注意されたり雇われていないことを注意されたりする。
ひとり部屋でごろごろしている時は、肘をついて鼻をほじりながら口を半開きにして動画を見ていても大丈夫なのに、家の外に出たとたん、周囲の視線が気になって顔を上げて歩くこともできなくなる。

ひとりでいるときはなんの緊張も課題もないのに、環境と接した瞬間やってくる緊張感や異物感。

もうひとつは、理想の自分と現実の自分の間にある「とほほ」。

楽器を嗜んでいて、この曲が弾きたいけどうまく弾けない、とか。
もっと鼻のかたちが良かったら化粧が似合うのにな、とか。

なりたい自分があって、でも現実はそうではない、という時に感じる絶望感や焦燥感。

後者はありのままの自分を受容することで解消できそうですが、前者はどんなに自分の状態を受容しても解消できないときがありますね。
すべての葛藤や悩みは、自分のせいだけではないのだと。
せめてそう思うことで、少し楽になれたらいいなと思ったりします。

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