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【P2Pとは?】P2Pのメリット・デメリットや活用事例を徹底解説!

P2Pとは、ネットワークに接続されたコンピューター同士がサーバーを介さずに直接通信する方式のことを指します。英語では「Peer to Peer(ピア・ツー・ピア)」と表記され、PtoPとも略されることがあります。一方、コンピューター同士がサーバーを介して通信する方式は「クライアント・サーバー方式」と呼ばれます。

P2Pの特徴と活用事例

P2Pでは、全てのコンピューターが対等な立場で独立して動作するため、大量のユーザーが同時にアクセスしても特定のサーバーに通信の負荷が集中しないという特性があります。この特性を活かして、大規模なオンラインゲームや動画配信サービス、LINEやSkype、仮想通貨のブロックチェーンシステムなどでP2P技術が採用されています。

P2P普及の背景

近年、多くの家電製品がインターネットに接続されるようになり、従来のクライアント・サーバー方式ではサーバーへの負荷が高まるリスクが増大しました。P2P技術はこの問題を効果的に解決するため、多くのサービスやアプリで採用が進んでいます。

P2Pのメリット

  • 通信するコンピューターが増えても特定の機器に負荷が集中しない

  • 障害への耐性が高い

  • サーバー攻撃による情報漏洩の心配がない

  • 匿名性が高い

  • 安価にシステム構築ができる

P2Pのデメリット

  • 安全な接続先の確認が重要

  • パスワード管理が重要

P2Pカメラ活用のヒント

過去、日本ではP2P技術を採用したファイル共有ソフトに対する誤解からP2Pへのマイナスイメージが先行しましたが、正しく使用すれば安心安全に利用できる技術であることが再認識されています。IPカメラにおいてもP2P技術は有用であり、コストパフォーマンスの向上に貢献しています。

P2Pカメラを安心安全に使用するためには、以下の点に注意しましょう。

  • 信頼できる通信先とのみ接続する

  • パスワードを定期的に変更し、他人に教えない

  • 正しいITリテラシーを身につける

まとめ

P2Pは、サーバーを介さない直接通信によって、負荷分散や障害耐性、匿名性の向上などのメリットをもたらす技術です。一方で、安全な接続先の確認やパスワード管理などのセキュリティ面に注意が必要です。P2Pカメラを含む様々なサービスで活用されているP2P技術を正しく理解し、適切に利用することが大切です。

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