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コラム

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2022年12月の記事一覧

【Web3.0】トークンの種類や仕組み、将来性を解説します。

Web3領域ではトークンというワードがよく使われると思います。しかし、なんとなくの意味はイメージできても、実際に厳密な意味を尋ねられた場合、説明しにくいと感じるのではないでしょうか。この記事では、トークンについて、概念や種類、将来性について紹介していきます。 1、トークンとは? トークン(token)とは、直訳すると「しるし」や「象徴」という意味です。しかし、現在のIT分野では、直訳から意味が変化しています。 暗号資産でトークンと言った場合は貨幣の「しるし」という意味で解

【NFTの入門書に最適な1冊】「NFTの教科書」を読んだ感想

NFTに関する本を探していましたが、YouTube動画をきっかけに購入を決めました。 読んでみて感じたのは入門書として最適だということです。例えばメタヴァースやNFTなど、よく耳にするワードではあります。しかし、それが具体的にどんな意味なのか、具体的に理解できている人は少ないと思います。網羅的に説明されていて、初心者最初に読む1冊として最適です。 実際、私もまだまだ知識に乏しく初心者レベルです。様々な用語や概念が何を指すのか漠然としか理解できていません。だからこそ本書を読

【web3】暗号資産(仮想通貨)におけるコンセンサスアルゴリズムとは?

1コンセンサスアルゴリズムとは?直訳すると「合意形成」を意味します。互いに合意形成してデータを同期することで不正を防ぎます。つまり、データの真実性を担保するルールともいえます。具体的には、ブロックを「誰が」作るか、どのブロックを「正しい」として認めるのかを決めています。 ブロックチェーンの生成は、取引内容をブロックにまとめ、ハッシュ値で暗号化した上でブロックチェーンの最後尾につなげていくという流れです。この作業の実施により、暗号資産の取引は確定し、ブロックチェーンシステムが

ブロックチェーンとは?初心者向けに概要や特徴、暗号資産との関係を説明します。

1、はじめにブロックチェーンときくと、新しい技術で、難易度の高いものと思われがちです。私自身も当初はそのように考えていました。しかし、実際に概要を知ると既存の知識を組み合わせて成り立つのがブロックチェーンであり、ひとつひとつの考え方がわかれば、概要の理解はそこまで難解でないように思います。 そして、何よりブロックチェーンは2020年代をリードしていく技術になる可能性が非常に高く、この分野を学ぶ有益性でこれに勝るものはないでしょう。 この記事ではブロックチェーンの概要や特徴、暗

P2P(ピア・ツー・ピア)について解説

P2P(ピア・ツー・ピア)は同一のデータを複数の」サーバーで保持する技術です。特定の管理者が不在で、分散的なシステムである点が特徴です。もともとP2Pは1990年代から存在技術で目新しいものではありません。 P2Pときくと2000年前後に、ファイル共有ソフトWinnyが問題となり、逮捕者を出したこともありました。このため、30代40代ではP2Pと聞くとネガティブな印象を持つ人も少なくないかもしれません。 しかし、P2Pのシステムはそのような悪印象を払拭する大きな利点を持ち

ブロックチェーンの構成とハッシュ値の関係

1,ハッシュ値とは? ハッシュ値とは、ハッシュ関数にデータを入力したときに出力される任意の値です。16進数で表記される場合が多く、64文字で表されます。ハッシュ関数の種類はいくつかあり、例えばビットコインではSHA-256、SHA-512、RIPEMD-160などのハッシュ関数が使われている。ハッシュ値はブロックチェーン上では、ヘッダ部分に使われている。ブロックチェーンはハッシュ値を求めることでブロックが無限に連鎖していきます。 2、ブロックチェーンの構成とは? ブロックチ