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P2P(ピア・ツー・ピア)について解説

P2P(ピア・ツー・ピア)は同一のデータを複数の」サーバーで保持する技術です。特定の管理者が不在で、分散的なシステムである点が特徴です。もともとP2Pは1990年代から存在技術で目新しいものではありません。

P2Pときくと2000年前後に、ファイル共有ソフトWinnyが問題となり、逮捕者を出したこともありました。このため、30代40代ではP2Pと聞くとネガティブな印象を持つ人も少なくないかもしれません。

しかし、P2Pのシステムはそのような悪印象を払拭する大きな利点を持ちます。それは、分散的なシステムであるために世界中のユーザーがデータを共有しており、世界中の全システムが破壊されない限りシステムとして永久に稼働し続けるのです。そして、世の中の誰かがシステムを保持することで24時間365日、常に作動します。これはブロックチェーンの特徴として反映されているとことです。

この点、従来の中央集権型のシステムであれば、基幹となるサーバーがダウンすれば、全体が停止してしまいます。例えば、銀行のATMはたしかに強固なシステムかもしれません。しかし、過去にシステム障害を起こしておりますし、どんなに厳重に管理しても特定の管理者だけによる保守では、永続的な稼働は保証されないのです。


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