逆らわず流れのままに
パソコン作業のひと休みは
緑を見るにかぎる
教えてもらったばかりの場所まで
サイクリングする
強風
風に揺られて竹がしなり
竹同士がぶつかり合う
その音がハタハタカタカタと
古い機織り機のようで耳障りが良かった
自転車をこぎながら
鼻歌を歌っていたら
ものすごい風が吹いて
草も木も竹も葉っぱも
みんな大忙しで揺れて大合唱、大喝采
一瞬、ひぁーと思ったけど
あ、これなら、、、
と鼻歌の域を超えて歌った
数十メートル歌いながら
雑木林を抜ける気持ちよさったらない
すごいタイミングで吹いた強い風
風よありがとう
そう想ってふと頭上を見上げたら
トンビが風に流されてきた
羽を広げているけれど
流れに逆らわずただただ風のままに
水に浮かんでいるみたいだった
うん、流れには逆らわず
素直にいこう
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