小町

レズビアン 書き散らし 創作もしばしば 気が向いたら何か言う

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レズビアン 書き散らし 創作もしばしば 気が向いたら何か言う

最近の記事

めでたき日をそっと祝う

今日、彼女が誕生日を迎えた。 めでたいではないか、と思い、あれこれ考えながらお祝いの品を送った。 内容はそんな大したものではない。 ただ、向こうが必要としてそうなものを送った。 そのプレゼントは、私の趣味も一部入っているのだが。 私は何かあるとすぐ相手の香りやものの香りを嗅ぐ癖がある。 匂いフェチなのかもしれない。 香りは良い。記憶に結び付く香りを嗅げば一瞬で思い出せるから。 だから、私がこれからの時期に使う香水を、アトマイザーに分けて彼女に送った。 「これが私の香りだ」と

    • ホープランド

      8月、嫌なことがあった。久しぶりに魘されるほど嫌なことがあった。 消えようって居場所を離れた。 後に彼女になる人諸共距離を置いた。いっそ切ってしまえと思ったが、切れない事情があって切れなかった。まあ、良かった。 ずっと米津玄師のホープランドを聴いていた。 あの曲は私を肯定してくれていたから。 どんなに言葉を尽くしても分かり合えない人がいた。そういうことだからもういい。 彼女と付き合えて、本当に良かったな。 恋したあの日に、全力で気持ちを否定した私を、肯定する日が来るからと

      • 暑くて気だるい

        今回の文章は所謂18歳以下には向かない文章である事を先に書いておく。 吐き出す場所がないのでそっと供養する気持ち。 暑い、自分の行動のせいとはいえ、うるさい扇風機にあたりながら汗をかいた身体を冷ましている。自分の愛用の器具を補償を使って交換してもらい、無事届いたので欲望の赴くままに使ったわけだ。自己処理の後に残るのは、暑さと気だるさである。 散々欲望を行動にぶちまけて、さっきまで考えてた彼女のことを考える。 夜だから、夜のせいにしてちょっとくらいはいいだろう。 彼女の恐怖

        • Call me by your voice

          懐かしい映画のタイトルだ。もう友達ではないあいつは元気だろうか。 私の好意が暴力になることを教えてくれたあの同級生は、きっと今日も低気圧に悩みながら元気だ。 DVDを貸してくれたが一度も見ずに返した。見れば良かった。 私の恋人は、なんてああ、もうこんな話をするのは何度目だ?いいや、私は今あの子が好きだから。 とか言ってたらあと4駅だ、時間潰しの雑文。 ずっと凄いと思っているんだよ。 私にはあんな絵を書けないよ。私があの歳だった頃はあんなしっかりしていなかったよ。あんな塗り

        めでたき日をそっと祝う

          20年目の見切り

          前書き:チクチク言葉と愚痴しかない 20年来の付き合いのある幼なじみがいる。 二人いてA,Bともに同じくらいの付き合いだ。 ある日Aは仕事のストレスからうつ状態と診断された。それから数年闘病を続け今は服薬通院しつつ一般就労に向けて就労移行に通っている。 そして今、私と幼なじみBはAとの付き合いがしんどくて堪らずあーだこーだと言ってるのである。 つまり20年来の付き合いに綻びが出た。私もBも、お互いにAといるよりも、私はBと、Bは私といる方が楽になったようなのだ。私はBと

          20年目の見切り

          生バナナ、ミルク、バニラ、

          書き始めて思った。特に書きたいことなんてないや。 全部知ってる、モヤモヤした心の向こう側。 愛すべき煙が晴れるように、一昨日より昨日、昨日より今日、私の心が分かってきた。 疲れた心に気力が、目的が栄養剤の如く注がれ、今私はどうすべきかわかる。 友達と恋人の違いってなんですか? シーシャ屋で問いかけた言葉に、店員さんやお客さんは思い思いの言葉をくれた。 とあるSNSで空に放った言葉に、セクマイ仲間は応えてくれた。 枯れかけたフレーバーを吸い込みながら、ため息と共に煙は晴れて

          生バナナ、ミルク、バニラ、

          煙を吐き出さぬ日を知らない

          ふわふわと知らない香りがやってくる。 誰かのシーシャの香りがやってくる。 花の香りな気がする、ローズじゃない、ジャスミンでもない。 私のシーシャの香りに紛れて分からなくなる。 シーシャというものの香りは、ああ、シーシャだと分かるのに。 グレナデンとプラムとラズベリーの芳香が漂いふわふわとまとわりついては消えていく。 たまに来るシーシャの魅力はフレーバー。 煙を吐き出さぬ日を知らない。 吐き出さぬ夜が気に食わない。 吸ってたい夜を知りたい。 吸ってない夜が気に入らないよ。 気

          煙を吐き出さぬ日を知らない

          10% romance, 10% TAKOYAKI

          アンサーソングを綴る たこ焼きパーティ。これは学生や友達がワイワイした時にやりたいイベントの象徴のような名詞だ。 今度タコパしよ!!はよく聞く。やらないだろうなってずっと思っていたけど、数年前、一度だけ経験したことがあった。 20を超えて少しして、ちょっと酒なんか用意して、高校時代からよく集まった優しいお母さんがいる同級生の家で、タコパは行われた。 20程の穴にミックスは注がれ、酒もカップに注がれ、当時名探偵アニメにハマっていた友人はアップルバーボンをソーダで割ったりして

          10% romance, 10% TAKOYAKI

          恋愛迷子

          恋愛迷子の迷路をさ迷っている。 現状を整理しよう。交友関係のビアン関連を。 シーシャ友達×3、競馬仲間(傷心中ノンセク)、メールやメッセージしてる人×数人。 このうち一番連絡取ってるのは競馬仲間。この前会ったけど、丁度失恋の傷が癒えてなくてでも美味しいスイーツを食べてニコニコしてた。 Q.私はその人のことが好きか? A.友達として好きだと思う、恋愛的にどうか?まだなんとも… そりゃそうだ、勢いの早い恋愛は私の得意とするところだが流石に勢いは早められない。 結論、今は普通に友

          恋愛迷子

          随筆もどき

          私のペットのベタ、モリタニは今もウトウトしている。魚には瞼がないので明確に寝ているとかは判断しづらいが私が動いても反応が鈍いので眠いという判断をしている。モリタニは設置してある偽物の水草の上で寝るから、ここ最近うんこは大体水草の上にバランスよく乗っている。それをスポイトで吸って取り除くのも私の仕事だ。 あ、モリタニが動いた。私が脚を組み替えたせいで起きてしまったのだろうか、ヒラヒラフワフワと舞踊っている。 最近誕生日を迎え、友人から連絡が続いたのだが今はまた携帯の振動も落ち

          随筆もどき

          歳をまた重ねて

          体調が悪い時にシーシャを吸うのは良くない。この前はヤニクラで初めて気分が本格的に悪くなった。トイレで気分を落ち着けたものだ。はじめて行ったシーシャ屋に飴が置いてあった意味がよく分かったものだ。という訳で今回は飴を舐めつつシーシャを吸っている。 日が照るよく晴れた寒い冬の今日に、神保町を歩いていると珈琲屋がよく目につく。また珈琲屋巡りをしつつ編み物をするのも悪くない気がする。また一口シーシャを吸う。今日はレモンとミントのさっぱりしたフレーバー。甘々なフレーバーを好む私としちゃ

          歳をまた重ねて

          君はモリタニ

          昨日、ベタをお迎えした。アクアリウムのお店がベタに番号をつけて順番にyoutubeで紹介して気になった子を通販でお迎えするシステムだ。私はベタならヒレの大きいハーフムーンが好きで、なおかつ胸びれの大きいダンボという種類には憧れがあった。今回の入荷はハーフムーンのダンボが多かった。悩みに悩んで黄色と青のハーフムーンダンボをお迎えすることに。 いつもよりかかり、1週間ほどでベタは到着した。ホッカイロ入で丁寧な梱包、もちろんベタは元気である。温度合わせと水合わせをして、無事水槽の

          君はモリタニ

          シャンパンカラーは栗毛色

          このたいとを思いついた時なにかのパロディっぽいなとしばらく考えて思い出した。 「アデル・ブルーは熱い色」だ、以前それイメージのシーシャを吸ったことがある。えらいスパイシーなフレーバーだったことを覚えている。 さて、昨日の京成杯に行ってきた。編み物をしつつ、ちょこちょこと2、3番人気の馬に賭けていく。1レースに3-500円しか賭けないので外れてもまあお布施だという気にしかならない。 注目していたのは7番セブンマジシャンと9番シャンパンカラー。 パドックとレース場の往復もすっ

          シャンパンカラーは栗毛色

          寂しがり選手権半径1m内代表

          私はとっても寂しがり屋だ。 元カノと縁を切って一人を満喫するぞと思ったのに、実際毎日誰かと喋りたくて、声や文の新鮮な温もりを求めてあれこれさ迷っている。誰か、誰か、誰でもか?そうでは無い。手っ取り早く温もりが欲しけりゃストレートのフリしてTinderでもすればいい。でもそうじゃない。 送ってもらった文章を読み返して味わうのもいいが味わい深い文章なぞそうあるものでもない。でも数日かかって読み応えのある返事をくれる人もいる。おでんのように、出汁まで飲み干すように、臓腑を温めるよ

          寂しがり選手権半径1m内代表

          眠る前の散文

          私はシーシャが好きだ。 あらゆるフレーバーと吐き出される煙、ボコボコ音を立てるボトル、香り。 美味しいお店も覚えてきてあちこち巡りたい。 もし明日私の余命が5年になったら、シーシャ屋でアルバイトを始めるだろう。 終わりが見えた瞬間、死ぬ前にやりたい事をするんだ。 キャリアも考えなくていいし、短いなら好きなことで埋めつくして終わりたい。 なんて考える布団の中、湯たんぽが足元でぬくい。私の初夢はウマ娘のゴールドシップとイチャイチャする夢だった。胸を揉むとふわふわしてた。 そん

          眠る前の散文

          ゴルシがつちからはえてくるんだ

          なんねんまえかのことでした アプリのゲームがタイムラインをよこぎった そしてあすから競馬がはじまった(わたしのなかで) ゴルシのことはしっている ゴルシは兵庫ででおくれるんだ 120億円をふっとばす ばけんをやぶるんだ ああ120億はきえたけど きえたってこともよくわからないんだ そらのうえからゴルシなく めがみえなくなってきた(ゴルシにかけた人々の悲鳴) サニーブライアンのこれはもうフロックでもなんでもないという実況が好きだ。フロック、まぐれではなく実力で皐月賞と日本

          ゴルシがつちからはえてくるんだ