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闘う夏休み・旅の記《第二弾》キャンプ編①

復活キャンプ

子どもたち、いや孫たちが小さいうちに、と始めた夏休みキャンプ。蒜山高原、箕面、淡路島と続いていたのが、コロナの流行で2年間途切れていた。今年も感染が収まったとはいえない夏だが、安全対策・予防対策を念頭に、決行する。行き先は大阪府岸和田市の牛滝温泉キャンプ場。もう少し南に行くと和歌山県だ。

荷物を積み込み、さあ出発

キャンプの大変さは荷物の多さ。あれば便利なものが、どんどん増えていく。昔、北海道までキャンプ道具を積み込んで、家族4人、普通の乗用車で出かけたが、今はその倍の荷物がある。前日から少しずつ運んで、当日の朝、何とか車に押し込んだ。もちろん、車内の足下も荷物だらけ。

自宅近くの吹田インターから近畿自動車道を利用するので、移動はとても楽だ。出発から1時間後には、岸和田和泉インターを出た。
キャンプ場のチェックインは午後1時からなので、昼ご飯を食べるために寄り道をする。行き先は「道の駅 愛彩ランド」。

ここはJAの農産物直売所で、広い駐車場はすでにたくさんの車でいっぱい。おまけに直売所は入場制限が行われていて、入場待ちの人が列を作っていた。特に何かを買う目的はなかったので、並ばなくてもいい店で食べ物を調達して、日陰のベンチで食べる。

子どもたちにとっては、特に楽しい場所ではなさそうなので、少し早いけれど目的地へ向かうことにする。キャンプ場は「牛滝温泉四季まつり」という施設にある。愛彩ランドからは、車で20分ほどだ。

キャンプ場到着

すでに予約を入れてあるので、フロントでキャンプ場の使用料金などを支払い、キャンプサイトの案内を受ける。
川沿いのキャンプサイトには、20ヶ所ほどテントを設営する場所があったが、この日は利用客が少なかったので、いい場所を選ぶことができた。

オートキャンプ場ではないが、車の乗り入れはできるので、真横に駐車して、荷物を下ろす。
久しぶりのテント設営だったが、やり始めるとけっこう覚えているものだ。

川遊びとカレーライス

キャンプ場のすぐ前には牛滝川が流れている。浅瀬が続くので、子どもたちにとってはいい遊び場だ。

夕食は定番のカレーライス。飯盒でご飯を炊く。今年は能勢でデイキャンプもしているので、炭火をつけるのもうまくなった。

4年生の孫はカレーが苦手なので、ピザを焼いた。裏側が焦げたけど・・・。

夕方になると、一斉にヒグラシが鳴き始める。カナカナカナの声を聞くと、山に来たなあと、懐かしいような気持ちになる。

温泉と夜

日が沈んで暗くなる前に、本館にある温泉に出かける。

さすが「牛滝温泉四季まつり」という名称だけあって、温泉は快適だ。

牛滝温泉四季まつりのサイトより

41度ほどのちょっとヌルッとした温泉で、湯船の縁から常に湯があふれている。低いフェンスの向こうに、キャンプ場が見下ろせる。
風呂場の入口には、よくある注意事項がここにも掲示されていて、その第一番目が「入墨・タトゥーの人は入浴禁止」だった。ところが、奥の浴槽から洗い場に戻ってくると、肩から腕にかけて紋々の入った人が何人もいる。中には両腕と背中一面からお尻まで、見事に墨が入った男性もいた。思わず目がそちらに行ってしまう。小さな子どもを連れている人もいて、ここの泊まり客らしい。
6年生の孫はさっさと洗って、先に出てしまう。温泉を楽しみたいというのは、やはり年のせいかな。
風呂上がりに、瓶に入ったフルーツ牛乳を飲んだ。前に飲んだのがいつだったかも思い出せないけれど、おいしい。

帰り道はもう真っ暗だった。温泉のある本館から川沿いの道をキャンプ場まで戻る。設営されたいくつかのテントに灯りがともっている。山に挟まれた細長い空を見上げると、星々がきらめいている。ニュースによると、東北地方で大雨の被害が拡大しているらしいが、こちらの天候は今のところ落ち着いている。
キャンプ場の夜は早い。他のテントは離れているせいか、物音も聞こえてこない。川のせせらぎと虫の声だけが夜の底を流れている。








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