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水郷めぐり 佐原と香取神宮

水無月の空気には糸竹の音がしっくり。潮来出島の端唄に誘われ佐原へ。かつて水運で栄え「小江戸」と呼ばれた町は、時の流れもまとう空気もゆるやかだ。

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伊能忠敬旧宅の造り酒屋に、荒物屋、マダムで賑わう黒塗り商家のレストラン。そぞろ歩きが止まらない。

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江戸の余韻を楽しんだ後は、香取神宮へ。佐原から車で10分。伊勢神宮、鹿島神宮と合わせて三大神宮とされ下総の一の宮とされる神社だ。主神は武芸の神様である経津主神(ふつぬしのおおかみ)。古事記に遡り、荒ぶる神々を鎮圧し乱れた日本を平定したとされる。石灯籠が並ぶ広大な境内を進むと重要文化財の楼門。

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楼門の裏には木造狛犬が控えている。

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素朴な佇まいは木造ならでは。重要文化財の本殿。

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ちなみに駐車場の貼り紙によると、かつて国家平定に貢献した経津主神は現在参詣客によるトイレットペーパー持ち帰りを非常に嘆いているので、くれぐれも注意されたい。

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