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昭和論。

恐ろしい昭和論。

激動の時代と言いますか。
恐怖でしかない何でもありな時代に産まれました。

小さい頃は祖父母宅に行けば
本家の長女として可愛がられる一方…

自宅では妹が全ての権力を握る生活。

ちょっと大袈裟かもしれないけれど
妹は子供の私にとって、絶対的権力でした。

親が神様的存在なら
妹は人間。

そして、私は奴隷。

そんな感じで感情を押し殺し
出来の良い子として振る舞い続けた結果

…病んだ。

病んだと言えば大袈裟だけど
今、思えば思春期前から不眠症。

寝れないから起きれないと言えば
癇に障ったのか、暴力を振るわれてから
毎晩、夜7時に布団に押し入れられる。

眠れない日は苦痛だったけど
妹と父と母が3人で楽しそうにしてるのを見ると
これで良いのだと息を潜めて泣いた。

そして起立性調節障害を引き起こした時。

昭和論の母は
無理やり私を布団から引きずり出し
フラフラ目眩のする中
不調を訴えても聞き入れて貰えず
パジャマのまま氷点下の玄関先へ追い出した。

勿論、それが原因で風邪を引いても
怒られるので…

出来るだけ身体を動かし
体温を下げないサバイバル能力を取得した。

バイオレンスが激しすぎる。

そんな激動の昭和論の中
私と言う人格が出来上がる。

なので、今でも笑えない。

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