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【第1回】企業目線&データ分析で見るMリーグ新チーム指名選手は?

麻雀界騒然の大ニュースが飛び込んできました。

まさかの新チーム参入
これには、Mリーグファンは興奮せざるを得ません。

さてさてさて、この新チームが誰を獲得するのか。
どうやら3人は既に指名選手を決めており1人は公募で選ぶとのこと。

ふむふむふむ。
これは予想しがいがありそうだ、ということで今年も
「データ分析」&「企業目線」で指名選手を予想してみたいと思います。

これ、興味本位でやるマニアック分析で、読者そっちのけでやるのですが、去年意外にもご好評いただいたので、今回もこっそり公表してみたいと思います。
やり方については、去年のパイレーツ&サクラナイツと似たような感じです。

選手選考の手がかりは?

さて、指名選手の手がかり。
公募選手に対しては、以下のような要素を求めているとのことです。

2と3は、当たり前と言えば当たり前。
強いて言えば、解説や実況に定評があったり、タレント力が認められていたり、だとプラスというところでしょうか。

1に関しては、既に決まっている(と思われる)3人が守備型だからこそ、「攻撃的」を要素にしている可能性もあり、これは手掛かりにはなりません

さて、困った。

こういうときは、その企業がどういう戦略で事業をしているのか、というところから考えていくのが定石です。
というのも、Mリーグ参入には、人件費も含めてかなりの投資が必要だからこそ、当該企業が何を考えているのか、を分析してみるのが意外な近道だったりするわけです。

BSJapanextの企業分析をしてみたら

最初に結論を言ってしまうのですが、ここにとんでもないヒントが隠されておりました。
ただ、いきなりそのヒントを言ってもつまらないので、順に追っていきましょう。

BSJapanextの企業理念は?

「商品・サービス・情報・エンタメ・考え方をリアルにお届けし、手軽に購入できる環境を通して、生活の変化をつくり出す」

以上の文言が赤字で書かれておりました。
要は、視聴者に様々なエンターテイメントを提供しつつ、その視聴者に通信販売事業を利用してもらおう、という戦略なわけです。

当然「視聴者」及び「通信販売利用者」には、想定ターゲットがあるわけです。
そのターゲットがわかるのが以下の記事

重要部分の引用は以下になります。(太字化は筆者)

Forbes JAPAN編集長 谷本有香(以下、谷本):現在、ジャパネットたかたはどの層がターゲットなんですか?

ジャパネットホールディングス 社長 髙田旭人(以下、髙田):50~70代が中心ですが、特定の年齢層をターゲットにしているわけではなく、「いいものを買いたいけれど、選ぶのは面倒だと思っている人」をお客さま像として設定しています。自分で情報を探し回るのは大変だから、ジャパネットがいいって言うなら買うよ、そんな風に私たちを信頼してくださる方々です。

谷本:このターゲットを、今後は若年層へも広げていこうというお考えですか?

髙田:実は、あまり広げようとは思っていません

上記引用のForbes記事より

はい、いきなり大ヒントです。
50~70代が主要ターゲットでターゲット層の拡大はさほど重要視していない」です。

ここから素直に考えれば、「50~70代にも応援してもらえるようなチーム作り」というのが、ひとつコンセプトになってくると考えられます。

中でもドラフト1位はチームの顔。
こういう層に応援してもらえそうな人を指名したい。
ということとなろうかと思います。

もちろんABEMAの麻雀チャンネルの主要視聴者層は20~30代なので、そこへもしっかり訴求したいとは思いますが、より年齢が上の層へアピールしたい、という点は大きな特徴かと思います。

ジャパネットのスポーツ・地域創生事業とは?

ジャパネットの本拠地は長崎。
そんなジャパネットは、
スポーツを通じて感動を共有し、 地域一体となって魅力・価値を磨き上げ長崎から世界に平和への思いを伝えて」(会社案内より)いくことを目的として、スポーツ・地域創生事業を展開しています。

今回、Mリーグチームのスポンサーは、ジャパネットグループではなく、その子会社のBSJapanextであり、この事業内に直接組み込まれるわけではなさそうですが、その理念自体は共有されそうです。

会社案内より

スポーツの魅力もそうですが、長崎を非常に重要視していることが会社案内の隅々からよくわかります。

長崎?
ん?瑞原さん?

さすがにパイレーツの活動内容を見るに今年はないと思いますが、
瑞原さんだったらドラフト1位としての実績も格も人気も十分ということで、ちょっと勘繰りたくなりますね。

BSJapanextのアドバイザーは?

さてさて、この事業を始めるにあたって、必ずアドバイザーがいるはず。
おそらくドラ1候補に既に声をかけており、その人に助言を受けながら、既に様々なことを進めているはずです。

では、アドバイザーは誰なのか。
これは選手選考とも大きく関わるので次回以降で推理してみたいと思います。

なお、新参入に当たっては、やっぱり藤田社長と高田社長の個人的関係性は重要そうですね。
まだまだ発展途上のABEMAの麻雀事業のパートナーはやっぱり信頼できる人・企業である必要があるので、当たり前ですが。

もし間に合うのなら応募者に1点アドバイス

まぁ、こんな弱小記事を読んでいる麻雀プロは少ないかと思いますが、もし最終日に応募しようとしている方がいれば、一点だけアドバイス(というとおこがましいけど)。

今回のオーディションの選考方法が「動画」であることは、しっかりと考察した方がいいと思います。

なぜ「動画」なのか。
はっきり言って審査側からしたら「動画」審査の方が、圧倒的に時間もかかるし、非効率なはずです。
文字だけなら数十秒で確認できますが、動画は1分まるまる視聴する必要があり、それだけでも相当な労力です。

では、動画で何を確認したいのか。
それは、話すスピードや声質、声のトーンや表情の使い方など、文字だけでは確認できない要素を審査の要素に入れたいから、と推察されます。

では、どういった方が高く評価されるのか
それは、上のように企業研究した方ならわかるかと思いますが、
「新チームのターゲットファン層は50代以上ということ」
が大きく関係
してくるわけです。

どういった方が50代以上に好まれるのか。
これには様々な解釈や意見があり、決まった方程式はないと思います。

ただ、ジャパネットのファン層を築いてきた偉大な例があることは忘れてはいけないと思います。

最後に一点。

この人のアピールツイート。
まさに新チームの求める要素を満たしていると思いました。
雀力や解説力の高さもさることながら、あと高田前社長の元気さや声の高さなどもナチュラルに満たしていていると思います。
「高齢者向け」と、あえて書いているあたりが仕事出来る感がありますね。

ぜひぜひ選ばれてほしいなぁ。

次回は「具体的な候補者は誰なのか」

次回は、指名選手に求める要素について若干補足した上で、具体的にはどの選手が適任なのか、について書いてみたいと思います。

本当は白銀さん人気化計画の分析記事を書こうと思ってたのですが、誠一さんの件も含めて大ニュースが多すぎたので、お蔵入りになりそうです。。。。

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