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姉:喪女脱却と将来

妹の記事読んだら、妹が喪女であり続けることに並々ならぬプロ意識持ってて驚いた。
その芸人魂どこから来てるの?


わたしと妹は2人とも女子校育ちで、性格も絵に描いたような「女子校出身」である。妹に関しては大学も女子大である。妹はこの世に韓流アイドル以外の男が生きてるってこと知ってるんですかね?

家にいるときは基本的にずっと2人で喋っている。休みの日早めに起きて相手がまだ寝てると、喋る相手がいなくて暇で相手を積極的に起こしに行ったりする(起こされる側は超ダルい)。
こういう生活は楽しいので、将来はもう結婚とかせずに姉妹2人暮らしでいいんじゃないかな、みたいな空気がある。ていうかそうしたい。妹は喪女極めてるからそうそう彼氏できないだろうし、この2人暮らし計画はかなり現実的。ねことか飼いたいよね。

前の記事にある妹の喪女としてのプロ意識には感動した。感動したし、自分が中学〜大学入学くらいまで率先して喪女芸やってたことを思い出して、ちょっと共感した。女子校は彼氏いるとかっていうこと自体がほぼ犯罪+面白い奴が偉いみたいな風潮あるから、喪女芸やりがちだよね。

けど姉は喪女芸を数年前にやめました。なぜなら彼氏が出来たからです。なので喪女芸はやめました。あっさりやめました。それはもうあっさり。すみませんでした。本当は彼氏が普通に欲しかったのでした。どうしようもなく全然モテない!お前らはどうせ彼氏とかガンガン作ってるんだろうけど私は本当に何もないぜ!的な芸風でしたが、実際は共学の世界に足を踏み入れた途端かなり順調に然るべき恋愛の手順を踏みました。すみませんでした。

そして彼氏ができて調子に乗ったわたしは、メンヘラ彼女芸(芸だったのかは謎だが)とか「男なんて結局…」などの枕詞で男を語る大久保佳代子みたいな芸風(大久保佳代子がそんな芸風かは謎だが)に転向しました。こういう芸風だと、結果的に恋愛経験の少ない人々に無意識でマウントを取っていたかもしれないので、とりあえずすみませんでした。わたしは今も語れるほどの経験はないです。調子に乗っていてすみませんでした。しかし今も時々乗っています。すみません。


もし大学入学後、恋がしてみたいという性的好奇心よりも喪女としての芸人魂を優先させてたら、わたしは今も喪女芸やってたのかもしれない。けどわたしにそんな芸人魂はありませんでした。なのでそれだけの芸人魂と喪女としての誇りを持って生きている妹をマジで尊敬する。そーゆー芸人魂あるやつって女子校で重宝されるよね。わかる。
一方で、その肥大化し過ぎた芸人魂の重みで何かを確実に拗らせている妹の生き様を見てると、あの時芸人魂をサクッと捨てて本当に良かったと思う。おかげで拗らせないで済みました。

まあ姉もかつて喪女芸で生きていたので、妹の喪女芸がいかにプロフェッショナルなものかよくわかります。姉もそれなりに喪女芸で笑いを取っていました。取っていたくせにあっさりとやめました。目の前の彼氏欲しさにあっさりやめました。それはもうあっさり・・・

色々書きましたが、要は、姉は彼氏欲しさに喪女芸をやめるような人間ということです。普通の人間とも言います。そう、姉は割と普通なのです。姉は今でこそ彼氏もいないし、結婚について希望を持てないので妹との2人暮らしを本気で考えています。しかし姉は喪女芸をそれはもうあっさりやめるような普通の人間なので、いつか結婚に希望の光が差し込んだ日には「2人暮らしとかいう冗談言い合っていたことあったよね〜。」とかあっさり言い出す可能性もあるということです。

念のために付け加えると、これは妹を裏切る気があるということではないのです。ただわたしはすぐ調子に乗るので、彼氏なしで超楽しく過ごせてる時は「結婚なんてしないで妹と暮らしていけばオールオッケー!」的な気持ちになるくせに、イケメンで高給取りの彼氏とかができてそっちの調子に乗った場合は「この人と結婚してけば一生安泰だしやっぱり結婚だよね」的な気持ちになることもありうるのです。

姉は大変調子に乗りやすいのです。


結局色々考えましたが、最終的には「妹と私と3人での共同生活による結婚を前提としたお付き合い」をしてくれる男性を探したらいいんじゃないかなという結論が出ました(どこまでいっても一応彼氏は欲しい)。でもこれさえ叶えばみんな本当にハッピーだと思う。孤独死の不安もないし。子供も産めるし、ねこも飼える。誰も裏切らないで済むしね。こんな男いますかね?


#姉妹
#喪女
#結婚