見出し画像

(妹の)しゅうかつつらかった

妹の就活が無事に終わりました。昨年わたしも就活をしていましたが、留学+体育会の責任者+バイトも責任者+学歴で無敵の装備があったにもかかわらず超大苦戦したという過去があったので(やる気がなかったからです)、妹に同じ思いはさせまいと一念発起、真剣に就活コンサルタントしてあげようと心に決め、共に就活を歩みました。

とりあえずESとWEBテストは全て「手伝って」あげることにして(ぼやかしています)、面接は前日に練習することにしました。結構しっかりやってあげました。結構しっかりやってあげたので、就活期間中は月に1500円の給料が妹から姉に支払われていました。それはもう仕事なので、こちらとしてもプロ意識が生まれます。この子に絶対内定を取らせたる、そんな熱い思いがわたしにはありました。

昨年エンタメから金融まで計60社近くの会社を受けていたわたしは、場数だけは踏みまくっていました。低打率ながらも打席数だけは稼いでいました。さらに自分がなぜ面接に通らないかも薄々わかっていたので、コツは結構つかめていました(じゃあ自分もやっとけよって言う)。

そんなこんなで、姉妹二人三脚の日々が始まりました。4月頃のことです。メンタルがとても弱い妹は日々一喜一憂していましたが、姉の目から見ると意外と選考はスルスル進んでいたように見えました。

その後紆余曲折あって6月を迎え、ついに希望の会社の最終面接の日が訪れました。その日妹は「御社の製品に深く感動してー」「へー何の製品が好きなの?」→「それは忘れました」という、かなり稚拙なミスをやらかして深く落ち込んでいました。その目には涙も見えました。

そもそも何故こんなミスが起きてしまったのかというと、ESをわたしが「手伝って」あげていたので、御社の製品に感動したのは妹ではなくわたしだったという経緯があったからです。わたしはとても申し訳なくなって、ごめんねと謝りながら一緒に泣きました。

ただ、冷静に考えると妹が姉にESを「手伝わせた」ことが悪いとも言えるし、わたしがWEBテストを「手伝っ」ていなかったらおそらく選考も通過していないとも言える。なんならわたしは就活1人でやってたじゃないかとも思った。そんなこと考えてたら何故こんな甘えた妹のために涙を流しているのかよくわからなくなって涙も引いた。妹としても、本来ならば何も関係ない姉が泣いているのは流石にシュールに感じたのでしょうか、すぐに泣きやみました。結局その日は全てがバカバカしく思えてきたので2人でケーキ食べて即寝ました。

翌日になって、その会社からは結局内定が出ました。こうなると本当に涙を返せという感じで、何故泣いてしまったのか自分を責める思いすらしました。雰囲気に流されて泣いてしまったがわたしが申し訳なさを感じる必要は全くなかったと思います。ただ妹が内定を取ったことがめでたすぎてもうどうでもいいかという気分にもなり、結局今はめでたい気持ちでいっぱいです。


姉は現在巨大企業の末端の新入社員として研修中。内定をくれた瞬間「こんなわたしを拾ってくれてありがとう、これから精一杯働きます」と思った企業も、入社して手取りの額とかわかった時点で好きでもなんでもなくなります。社員に金出さないならさっさと潰れたらいいのにとすら思うようになります。人間とはそんなものです。最近の夢は原点回帰でお嫁さんです。