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妹:マッチングアプリをマッチする前に挫折した話

更新滞ってすみません。妹モモコです。

最近私は20歳になった。そこで、問題なのが喪女であるということである。今まではみんなを笑顔にする存在であった喪女だがこのままだとただの恋愛マイノリティと化してしまう。喪女でいることにプロ意識はあるが、一方でそのことによって社会的弱者になるのはいただけない。

しかし私は中学から大学まで女子校であり、華やかなインカレサークルにも所属していない。(インカレサークルというものは大抵の場合、陰キャにとっては非常に居心地が悪い。富士山の山頂レベルで酸素が薄く感じ、私は参加1回でインカレサークルを下山した。)また、友人も女子校出身の同じ様な喪女ばかり故に紹介してもらうなどの手も使えない。喪女脱却を考え始めた私は既に八方塞がりであった。

そこで考えた末に出た結果がマッチングアプリである。とりあえず私は某マッチングアプリ『p○irs』をインストールしてみた。

このマッチングアプリは非常に利用者数も多く私にとって大きな希望であった。しかし、いくら有名なアプリだったとしても、私はここで個人情報をさらけ出すのにとても抵抗があった。仮に誰かにpa○rsをやっている事が知られてしまったら、私は中途半端な喪女へと成り下がってしまうからである。そこでとりあえずプロフィールに年齢と住んでいる都道府県のみを載せてニックネームは「あ」で始めてみた。当然顔写真は載せていない。

始めてみて思ったのは全員が怪しく感じるという事である。どのような人を見ても実際には別人なんじゃないの?という疑いを漏れなく全員にかけてしまう。せっかくマッチングアプリを始めてみたのにも関わらずこれではいけないと思ったが、疑いが消えることはなく私はアプリをそっと閉じた。

————そして数日後————

私は悩んでいた。pa○rsからの通知が止まらないからだ。そう、私は20歳東京住みというスペックだけで(ニックネームなんて「あ」なのに)人生初のモテ期を経験したのだ。そこで私は思った。「は?」と。

私は始めた時に感じた疑いを確信に変えた。みんな「真剣なお付き合いをしたいです!」って言ってる割に若ければいいんじゃん、と。このままマッチングアプリを続けたら、私は人を疑いやすい性格へと変貌してしまうかもしれないとすら思った。

かくして私はマッチングアプリをアンインストールし現在もプロ喪女として活動している。

誤解を招くようなことを書いてしまったがマッチングアプリをやっている多くの人は真剣なお付き合いを求めているだろうし、きっとニックネームが「あ」の人にはいいね!しない。しかし、私はその多くの人でない人たちの存在を始めに知ってしまったため○airsはうまくいかなかった。てか普通に考えてニックネーム「あ」で写真も載せてない時点でうまくいくはずがなかった。

追伸

もしこれを読んでいる方で優しくて顔が山田涼介くんっぽい方いたら是非連絡をください。真剣なお付き合いをしたいです!

#マッチングアプリ
#恋愛
#喪女
#エッセイ