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歩くことと粘り強さ

ランドセルを背負って歩き始めた娘。
毎日同じ時間に登校する娘を見ながら思うこと。


1 歩くこと

昔から、人間の一番の移動手段は歩くこと。

車で行けばすぐに着く道も、
歩くと時間はかかるが
車では気が付かない風景に気がついたり、
行き交う人と挨拶を交わしたり、
なにより、忍耐力と体力もつく。

近所に90歳になるおばあちゃんが住んでいるが
とても元気だ。
その方と話をしていると
「今の人は歩かない。
だから、我慢もできなくなったのかね。」
と話していた。

確かに、、、
私もよく車を使う。
いつも車を使っていると
歩くことが煩わしくなることがある。

しかし、娘は全く嫌がらない。
歩くことをなんとも思わず、
当たり前のように歩いている。

子供の時に、
しっかり歩いていれば、
近所の元気なおばあちゃんのように
いつまでも元気な体で
我慢強く、粘り強く
生きていくことができるのだろう。

2 忍耐力と粘り強さ

歩くことは自分の体力と気持ちの粘り強さがいる。
そんなに険しい道でなくとも、
毎朝登下校で歩くことを続けていると
自然と忍耐力もつくことだろう。
粘り強く物事に取り組めることだろう。

歩くことを馬鹿にしていては、
人間としての成長はない。

しっかり踏み締めて
どんなに雨でも
どんなに風でも
どんなに寒くても
歩くことが自分の強い心を築いていくはずだ。

子供達に強い心をもってほしい
子供達に忍耐力と粘り強さを持ってほしい
だからこそ、簡単に車を出せたとしても
「頑張れ!」の気持ちを胸に秘め、
「いってらっしゃい」と送り出す。

3 子どもの頑張りが大人に繋がる

我が家は山奥にあり、ひとりで歩く時間も長い。
その道を一生懸命歩いている姿を見た
祖父が電話をしてきた。

「一生懸命歩きよんよ。
車に乗るか?って言うたけど
大丈夫!って言うて歩く姿見たら
ワシもまだまだ頑張らないかんな。
お前らも頑張れよ!」と。

不思議なものだ。
ただ家に帰るために歩いている姿。

それを見かけた人の中には
そんな風に元気をもらう人もいる。

すごいことだ。
頑張って歩く。
毎日歩く。
それが
どれだけ素晴らしいことか。
そんな風に思い
今日も
「いってらっしゃい。
気をつけるんよ。」
と娘を見送った。

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