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デザイナーを目指す私の、学校でのインターン記録

お久しぶりです!Ayakaです!
インターンを3月に終えると今度は就活やら卒論やらまた違うことが始まり、振り返りをなかなか書けないでいました…。でもやっぱりせっかくインターンしたからには残しておきたいなと思って今回こうして書くことにしました_✍
(ちなみに写真は中軽井沢駅からの景色📷)


初めて読んでくださる方のために説明すると、私はUI/UXデザイナー志望の教育学部生です👩‍🎓
去年の9月にデザイナーを目指し始め、そこからデザイナーインターンをしようか考えていたところに軽井沢風越学園でインターンをしてみないかと声をかけていただきます。そして悩んだ結果、11月~3月までの約5ヶ月の間風越学園でインターンをさせていただいていました。

詳しくはこちら👇

ここでは主に図工の先生のサポートをしつつ、デザインでできることがあれば提案させていただいていました。

1月10日に近況報告(?)としてあげた記事がこちらになります👇

今回はその後どうなったかということ、そしてインターンを終えて今思うことを書いていこうと思います。

ゴミの分別問題

前回の記事を書いた後、さっそく子どもたちと一緒にゴミの分別問題に向き合い始めます。週に1回、お昼ご飯を食べながら考える時間を取りました。

「そもそもなんで分別ができないんだと思う?」ということを考えるところからスタート。1週間は調査期間とし、周りを観察するということもしました👀

そこからは問題の深堀り。
「この行動はなんで起きちゃうんだろう?」とみんなで意見を出して紙にまとめていきます。

その後は「じゃあどんな人にどうなってほしいかな?」と、簡単にペルソナとコンセプト的なものを立て、みんなで解決策を考えていきました。

私もUXに関してはまだまだ勉強中の身。しかも前回の記事に書いたように私自身も間違えたりしてしまうこともあります。(問題が起こる原因を考えることが大事なのに、すごいものを作るということを意識してしまっていました。)それでもなるべく良い方法が共有できたらいいな、と自分でも勉強しつつみんなでやっていきました。

最終的にやったことは、ゴミ箱の配置を変えたり、表示をよりわかりやすく作り直してみるということ。インターンが終わるギリギリで完成したものでその効果を見ることができなかったのは残念ですが、一緒にプロセスを踏んでいけたことは良かったと思っています。
その子達が今後問題解決をしていく上で参考にしてくれたら嬉しい。

感染対策の表示

ゴミの分別問題に取り組みながら始めたのは感染対策の表示デザイン。
ある先生に「子どもたちがお昼ご飯を食べる時になかなか距離をとってくれないから表示を作ろうと思っているんだけど、何か良い案ないかな?」と声をかけていただいたのがきっかけでした。
「デザインで学校はより良くなるのではないか?」と考えた理由のひとつに「デザインには強制しない力がある」というものもあり、感染対策のポスターとかってけっこう強めのものが多い気がしていたので、これは挑戦したい!!と喜んでやらせていただきました。

そしてできたのがこちら👇(イラストも自分で描きました🙌)



飽きが来ないようにつくった空欄部分に実際に書き込んでくれる子がいたり、手を広げて距離を確かめる子がいました。
デザインの良さを発揮できたかな…?(下の写真はインターン後に、ある先生から送られてきたものです。嬉しいなあ…!)

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相手に伝わりやすいスライドの作り方講座

そして最後に取り組んだのがこのスライド講座。
風越学園にはアウトプットデーという行事があり、普段は保護者や地域の方々が学校に来ます。しかしその時はコロナウイルスの影響で、初めてのオンラインでの開催となりました。

パソコンで何か制作するという事には比較的慣れている子ども達。でもせっかく聞く人が多くいるのであれば、ここで伝える相手を意識したスライドを作れるようになったら良いなと感じデザインの基本4原則をわかりやすくまとめたスライドで講座を開かせていただきました。

スライドはこちら👇

今思うとワンスライドワンメッセージとか、色を使いすぎないとかそういうもっと基本的なこともやっておけば良かったなという反省もあったりはしますが、この講座を見て意識してくれた子が出てきたり、他のクラスでもこのスライドを見せたいと声がかかったりしたのは嬉しかったです。

公立の学校はまだそこまでICT化が進んでいないとのことだったので(私の周りの環境だと)、これから先もし風越学園のように必要な段階になったら、もっとわかりやすいものを公開したりできたらいいなぁ、と思ったりしています。

インターンで得たもの

風越学園でのインターン。デザインの力で学校をより良くするということ、どれくらい貢献できたのかはわかりません。正直なところ、ここで過ごす中で残したものよりも得たものの方が遥かに多かったです。

以下、少しだけ私が大切だと感じたこと、これからも大切にしていきたいと感じたことについて。

① やると決めたことに対して最後まで向き合いきること。

やっぱり学校なので「デザインでもっと良くしていきたいんです!」という気持ちがめちゃくちゃあったとしても、それは今どうしても必要なことではないです。自分で勝手にやりたいと思ってやり始めたことなので自分次第で大きく変わります。

だからこそ、自分からどんどん提案していく姿勢や、提案する時になんでこれを提案するのか理由も加えることは大切にしました。

そうしたら、デザインといえばあなただよねって頼ってもらえるようになったり、感謝されたり、こういう考えって大事だねってそのプロセスから学んでくださる方がいたりしました。

最初はインターン生なんかが提案しても大丈夫か…?と不安も少しあったのですが、それでも自分のやりたいことにまっすぐ向き合って良かったです。

自分の決めたことに対して最後まで責任をもつ姿勢、どうすれば良いか考えて行動していく姿勢は社会人になっても大切にしたい。

② 目指すところ をちゃんと理解しておくこと。

ここには載せていないのですが、私が担当した図工室でも環境デザインなど様々な提案をさせていただいていました。そんな私が1番初めに取り組んだことが、図工の先生の目指しているところを理解するということでした。
私が図工についてあまり理解していなかったからまずは知らないと!って気持ちで始めたことで、正直かっこいい理由があって始めたとかじゃないです。
でもそこを最初にちゃんと理解したことで、この時はきっとこうした方が良いんだろうなと自分から行動していくことに繋がりました。

今までの私といえば目指すところはあまり重要視せず(おいっ)、言われたらそれをちゃんとこなすぞ!って感じでした。でもそれだと言われたことはできるけど、それ以上のことはできない。
言われたことができることももちろん大事だけど、目指すところに向かってより良くしていくことができることこそ大事なんじゃないかなって思います。

社会人になっても、会社やチームの目指すところへの理解は大切にしていきたいです。

③ 自分の意見を言うこと。みんなでつくっていくこと。

それまでの私は自分の意見を言うことはできるのですが、年上の方とか経験が豊富な方の中では苦手意識をもっていました。「経験が浅い自分が言ってもなぁ…。」って考えがあったんですね。

でもここでは最初からすごく意見を求められました。それに対し、「どうにかして上手いこと言わないと…」と最初は苦しかったことを覚えています。

でもある時、どうせ意見を求められるんだったら苦しみながらやるんじゃくて、言えるようになりたい。せっかくならこれをチャンスにしたい。と思うようになります。そこでこの悩みをある先生に相談すると、「まだわからないからこその意見だって大事な意見だよ。」とそ言われました。
この言葉でスっと心が軽くなり、そこから少しずつ言うようにしていったところ、「確かにそういう考え方もあるね!」と、自分の考えから話が広まっていくという経験がありました。

「色々な意見があって、良いものって生まれていくんだ。どんな意見も無駄ではないんだ。」

これは私にとっては大きな発見でした。

この経験はその後のデザインのチーム制作でも生きています。
今までの私もみんなが輪に入れるように気遣うという事はしていたのですが、感覚的には「仲間はずれを作りたくない。誰にとっても居心地の良い場所にしたい。」という感じでした。でも今は「より良いものを作るためにみんなで作っていきたい。誰もが意見を言いやすい場をつくりたい。」と少し変わっています。

最近は、みんなが意見を言いやすい場を作るためにはどうすれば良いかというかということに興味が出てきて本を読み始めました。(デザイナーの方にオススメされた本でおもしろかったもの👇)

チームで作っていくことはこれから先沢山あると思います。全員でより良いものを作っていくチーム作りができるようになりたいです。

気づいたらとても長い文章になっていたのでここら辺にしておきますが、他にも「毎日の振り返り」や「広く考えすぎないこと(ペルソナを立てること)」「ユーザーにとってより良いものをつくるためにPDCAサイクルをまわすこと」の大切さを感じたり、「ユーザー理解への姿勢」について子どもたちや先生達と関わる中で学ばせていただきました。

ここで挙げたことは、多分どれも社会人として基本的なこと。それでもその基本を学生のうちに知れたこと、感じることができたことは良かったと思っています。これだけ多くのことを学ぶことができたのは、周りの先生達が本当に素敵な方ばかりだったということが大きいです。本当にありがたい。

デザインの挑戦、社会人としての1歩、様々なことを経験できたとても素敵な、濃い5ヶ月間でした。

めちゃくちゃ迷ったけど、行ってよかった…!
とっても素敵なところでインターンできて幸せでした!!

さて、これからの私ですが、本格的にデザインに向き合い始めます。

インターンで学んだことをちゃんと自分のものにして。次のステージに向けてまたがんばります💪✨ワクワク!

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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