パワハラセクハラを社長に直談判してみた⑧~本社人事との面談編~
少し間が空きましたが若干進捗があったのでご報告です。
⑦でも話した通り2月の末日、わざわざ東京本社から人事厚生課の課長(男性)と女性社員の方が私の勤務地である北部九州のド田舎まで来てくださり面談をしました。
前日になってもなんの連絡もなかったのでこちらから管理部長に終業時間頃に連絡をすると『明日はこまちさんの都合のいい時間に◯◯(会社近くの会議室などが複数ある施設)に来れますか?そちらに人事の方たちに待機してもらうようにするので』ということでした。
希望の時間を伝えて、翌日その時間が近づき私はそっと会社を出ました。
管理部長から先輩社員Aさんに『ちょっとこまちさん借りるね~』みたいな連絡を入れたそうです。
で、補足ですがここまで私が一人で戦ってきたような感じですが、実は今回このように私が動けたのには先輩社員Aさん、Bさんの協力があったのです。
証拠のひとつは2人の協力のもと手に入れられましたし、上司が私の態度生意気やらなんやら言ったときも事情を知ってるAさんは上司が私に何をした上でそんなことを言っているのか理解した上で話をしてくれました。
何より、これまで誰にも言えなかったそういう不満や不安を聞いてくれる存在がいたのは精神的にすごく救われました。
なので、本来業務中に後輩社員が長時間席をはずすなどあってはいけないのですが、管理部長からの一報も『え!?なんかあいつしました!?』と一芝居打ちつつ付き合ってくれました。
で、いざ、面談へ。
念のため私はもともと持っていたボイスレコーダーを忍ばせて会場へ。社長や管理部長もいるのかな…どんな形での面談かな…男性かな、女性かな…怖いかな…と不安な気持ちのまま指定された会議室へ向かうと最初に話をした2人の男女の社員さんがいらっしゃいました。
で、そこからは、これまでのようにまず謝罪と経緯の確認がありました。
基本的にはこちらに寄り添うように話を聞いてくださり、真剣な表情で相槌を打ち、適宜質問をされました。
基本的には課長さんが色々と質問をされて答えていく感じで事実確認をしているようなもんでした。
特に不快な思いをさせられることもなく、スムーズに進んでいましたが一旦話が終わったあとにやはり言われました。
課長(男性)『頂いた資料(私が社長に送った要望書や経緯書、その他証拠画像など)を拝見したのですが、……こう…一見した感じですね、メールのやり取りなんかを見ても…その嫌がってるようには見えないとちょっと感じる部分もあるんですが…』
はぁーーーーーーー。
どこかで言われるだろうなと思っていたし、だからこそ経緯書の書き方も変えたけれど、目の前にして言われるとこんなにも腹立たしく、悲しくなるものかと思いました。
それまで淡々と答えていた私ですが
『そもそも前提として、私がこの会社でどれだけ正社員となって働き続けていきたいかというのは先ほどお話して分かって頂けたと思います。そんな中で、実際行く行かないではなく、そういう話に愛想よくすることで物事がスムーズに行くのであればそれでも構わないという気持ちは正直ありました。
それに耐えて、今の自分の状況が好転する可能性があるという中で、「は?なに言ってるんですか?行くわけないじゃないですか」と言えるでしょうか。もちろんそのメールの文面がそのように受け取られるのは仕方ないとしても、自分のそういう気持ちの上でということは汲み取って頂きたいです。』
と思わずまた泣いてしまいました。
その他にも、うちの会社では問題の課長と同じ名字の人が複数名いるので下の名前で呼んでいたのですが、経緯を説明しているときにその呼び方をすると
『今、下の名前で◯◯さんと呼ばれましたがそれは普段からそうなのですか?』
とツッコミが入ったりもしました。
やはり本部としても男女の揉め事線が消せないでいるのでしょうか…??
その後も時間をかけてヒアリングをして頂き
『言い方は悪いですが、「正社員になる」というのをエサにこんなことが起こるのはもちろんあってはならないことです。改めてお詫び申し上げます。』と言われました。
私が要望書に書いていた3点に関してもほぼほぼ対応できると考えています、とのことでようやく事が動き出すかな~といった感じです。
終盤になって
『他になにか言っておきたいことなどないですか?』と言われたので、先日の社長と管理部長との面談で不快に感じた点などを伝えました。
『正直、自分としてはかなり勇気を振り絞って社長にメールをさせて頂きました。
それなのに、話ができてすっきりしたかなとか出すとこ出したらクビになっちゃうからねなどと笑って言える神経が分かりませんし、私はこういうトップの人が働く会社で頑張っていたのかと悲しくなりましたし、今後この件がきちんと対応していただけるのか不安になり会社自体に不信感を持たざるをえなくなりました。』
その話に関しても人事の方は真摯に受け止めてくれ『なぜ◯◯社長がそんな対応を取られたのかは正直理解しがたいことではありますが、社長は17日(私が社長に労基に言っちゃうぜメールを送る前)に東京本社に来られた際に既にこの件を報告し、本社社長にもこの件は伝わっております。不快な思いをさせてしまい大変申し訳ないことではありますが、会社としてこのような件を隠したりなかったことにしたりするようなことは絶対にないのでそこは信用して頂きたいです』とのことでした。
そうしてみっちり1時間から1時間半ほど話を聞いていただき、ほんとにもう話すことないな…となってようやく私は会議室を後にしました。
会社へ戻ると例の上司がおらず、行先ボードには私がついさっきまでいた施設に行っているようでした。
いよいよ私が水面下で動いていたことが明るみに出るのかと、謎にドキドキしながら課長の帰社予定時刻まで仕事をしながら過ごすのでした。
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