目つきの悪さを魅力に変えてしまう「配色」と「アイテム」

 どうもyeloです。
 今回は色の話でもあり、ファッションの話だったりします。
 突然ですがあなたにとって重要だと思う顔のパーツってどこですか?
 色々な答えがあると思うのですが、おそらく「目」が一番多い答えなのではないでしょうか。
 特に女の子にとって「目」は大事であり、かなりナイーブなパーツなんじゃないかと思います。
 今回は「目つきの悪さ」を逆に魅力にしてしまっている作品を紹介してみます。


●むしろキラキラした目だったらこの雰囲気は出せない
illustrator:NAKAKI PANTZ
Twitter:@PANTZ41 
https://twitter.com/PANTZ41/status/1277533225208778752

 個人的にグリーンのカラーサングラス好きなんですよね。最近流行りつつあってちょっと嬉しいです。
 この絵は一つ一つの要素が持つ印象と全体の印象が違っている作品かなあと思います。
 ピンク色の髪だったりオレンジ色の水着って割と「萌え」寄りのキャラクターではよくある組みあわせだと思うんですよね。「萌え絵」ってビビットな色味やパステルカラーが乱用されていてもそれほど違和感を感じない。なんというかそれが許される世界なわけです。

 「可愛い色と可愛い色を組み合わせれば女の子も可愛くなる!」と言ったらかなり強引な言い方になってしまいますが、「萌えコンテンツ」におけるキャラクターはアイコンになるので人々の注意を引く存在でないといけません。それ故に時には派手な色の組み合わせを使う必要があるのですが、派手な色は人の注意を引くのと同時に子供っぽさも引き立ててしまいます。
 公園に置いてある子供向けの遊具や子供向けアニメのキャラクターを思い出してみるとどれも原色に近い色が使われています。子供服店なんて行ったらどれも思いっきり派手なデザインばっかりで驚きます。

 といった具合にビビットな色を重ねると子供っぽさや萌えといった要素に繋がりやすいのですが、この絵からはどちらもあまり感じられない。
 そこがこの絵の面白いところで、要は描かれている女性の印象が色の印象を変えてしまっているんです。

 まず目を引くのが三白眼。色こそオレンジ色ですが、普通に凶悪な目つきをしています。何人か殺しててもまったく違和感のない目つきです。
 さらに頬・鼻・口といった顔を構成しているパーツが線の数を省略させつつもリアルな描き方がされています。
 特に頬から顎にかけてのフェイスラインはかなりリアル寄りに描かれていて、このあたりが顔のパーツをどんどんデフォルメしていく萌え絵との違いを生み出しているポイントなのかなと思います。
 あとこういった水着の絵って「露出度や刺激の多さで勝負!」になってしまうところがあるので、露出度控えめでカッコよく描いてるところも素敵です。


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yelo

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