週末だから一緒にイラストでも観ませんか?


 Twitterなどで見つけたイラストを紹介する「週末イラスト」。今回は5つの作品を紹介します。


●トリミングすることでフェチ感が増す
illustrator:모로 네가 내 빛 이고 인생 이다.
Twitter:@dq_200
Instagram:@ta3ba3k200

https://twitter.com/dq_200/status/1251207093992009728

・全体像
https://twitter.com/dq_200/status/1251213523591426048?s=20


●ネコ・幽霊・サカナ
illustrator:クノオ
Twitter:@kuno_on
pixiv:https://www.pixiv.net/users/4612647

https://twitter.com/kuno_on/status/1251155990331813898?s=20

 ネコ型の帽子に幽霊のお友達。女の子の髪もネコっぽく無造作に外はね。
 あと華奢な身体にオーバーサイズブルゾンが最高に可愛い。襟部分がサカナをモチーフにしながらもデザインが過剰にせず、ジップを骨に見立てているのも良いですね。ボディのワッペン風デザインを調整すれば実際に作っても違和感なく着れそう。

・もっと魔女っぽいやつ。
https://twitter.com/kuno_on/status/1239520317581570050?s=20

 このイラストの元ネタになるのかな?
 手に乗っているネコが思いっきりデフォルメされているのに対して、衣装や箒はやや線の数を増やしてバランスを取って絵に説得力を持たせています。
 それにしてもこの浮いているネコ耳の幽霊かわいいなあ。キャップとかにワンポイントで付けたらすごい良い感じになりそう。

●違和感が世界観をつくる
illustrator:れおえん
Twitter:@reoenl
pixiv:https://www.pixiv.net/users/3927625
FANBOX:https://www.pixiv.net/fanbox/creator/3927625
HP:https://reoenl.com/

https://twitter.com/reoenl/status/1251095560347701252?s=20

 大好きなイラストレーター、れおえんさんの作品。
 カーテンで仕切られたシャワールーム、斧を持ったネコ耳の少女、シャワーを浴びているのに上着とスポブラは付けたまま。見れば見るほど変なところばかりの絵ですが、それらが全体の薄暗いトーンと合わさってシリアスな雰囲気を作り上げています。
 すごいのは右側の窓から差し込む光の表現。光が女の子の足と斧の柄を照らすことでシリアスでありながらも陰鬱とした空気になることを防いでいます。れおえんさんの作品はどれも独特な空気感を作り上げることが上手いけれど、この絵はこの光があることで空気感を完成させていると思います。
 それにしてもこれだけのクオリティの絵を短期間に作り続けているのは本当にすごい。最近発表しているネコ耳の連作なんかはいつか本でじっくり読めたらいいなあ。

●リアルな世界にデフォルメを入れると一気にポップになる
illustrator:soyatu
Twitter:@soyacomu
pixiv:https://www.pixiv.net/users/2590741
Ko-fi:https://ko-fi.com/soyatu

https://twitter.com/soyacomu/status/1251056061005434880

 ふとした瞬間の街の風景にデフォルメされたキャラクターを載せてみる。
 たったそれだけのことに思えますが、これをするだけで風景の写真が一気にポップで分かりやすいものになります。
 インスタを見てもらえばわかると思うんですが、「いいね」を多く貰えるような写真って「可愛いスイーツ」や「カラフルで派手は風景」みたいなパッと見で目に留まりやすいものがほとんど。まさに「インスタ映え」ってやつです。
 それに引き換え何気ない日常の風景を切り取った写真はどうしても地味に映りやすい。
 日常風景が「いいね」を中々もらえない理由はいくつかあると思うんですが、特に大きいのは「分かりにくさ」だと思います。
 ほら、朝ふらふらと住宅街を歩いている時に感じる気持ちの良さって中々一言では説明しにくいし共感してもらえなかったりするじゃないですか。日常風景写真ってそういうところがあると思うんですよね。
 分かりにくいなら分かりやすくすればいい。写真にキャラクターを添えると写真の中に主人公が現れる。主人公がどんな表情で、どんなポーズをとっているのか。それによってその写真を撮った理由やその写真で何を伝えたいのかがキャラクターを通じて見えてくるんです。
 リアルな風景にデフォルメされた人物を描くことでポップさや空気感を作り出すのは漫画などでもよく使われる手法。soyatuさんは様々なフォトグラファーとコラボしていて、コラボ相手によって空気感が変わってくるのも魅力ですね。


●スニーカー擬人化でゲーム作って欲しい
illustrator:tarou2
Twitter:@tarou2
pixiv:https://www.pixiv.net/users/1410598

https://twitter.com/tarou2/status/1250871465919963136

 NIKEのスニーカーの擬人化。
 これ、一目でスニーカーの名前まで分かった人どれくらいいるんだろう??
 答えはリプライ欄に書かれているようにNIKEのAir Huarache。
 今まで様々なモノが擬人化されてはアニメやゲームになってきましたが、艦船・日本刀・サラブレッドなど、どれも種類が多くその一つ一つに逸話や背景ストーリーが豊富なものがプロジェクトとして成功している印象です。
 やっぱりキャラクターを売る以上キャラクターが立っていなければいけないので、自然と擬人化のモチーフには種類ごとに個性のあるものが好ましいわけです。
 その点スニーカーは擬人化のモチーフとしてすごく優秀です。種類の多さ、製作にまつわるエピソード、何より一つ一つがデザインで差別化されていること。正直、ゲームになっていないのが不思議なくらい魅力的なモチーフです。
 まあ難点を上げるとすれば、やっぱりNIKEやadidasなどのスニーカーブランドが許可してくれないといけないって所かな。。日本刀とかと違って権利関係は大変そうだ。。
 そんなわけで険しい道のりかもしれませんが、いずれスニーカーが良い感じに擬人化された作品が世に出ることを祈っています。

 そんなわけで今週は5つの作品を紹介しました。
 中々外で遊べない日が続いて退屈している人も多いと思います。どうしても憂鬱な気持ちになってしまうかもしれませんが、この機会にイラストなどのアートに触れてみてください。今まで見逃していた新たな刺激を得ることができるはずです。
 またアートに限らず、今まで先延ばしにしてきた勉強を始めてみたり、楽器を始めてみたりと、家に居るからこそできることにチャレンジしてみるのもいいかもしれません。何か始めてみると意外と外に出れないことも気にならなかったりするので。
 まあこういう状況ですがゆったりやっていきましょう。自分も皆さんが楽しめるようなものを提供できるように色々やっていくので。


 ここでは作品紹介やイラストなどに関する知識をお届けしています。
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