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妹の存在

今日から10日間の旅行に旅立つ。

このところ慌ただしく過ごしていた。
10日間ともなれば、色々準備も必要。
気温調整しやすい服、歩きやすい靴、、、
下着も枚数をそろえたり、皺になりにくいシャツワンピを買ってみたり、折畳み傘も最軽量のものに新調してみたり。
一昨日は美容院に行き、ヘアエステとカラーリングをした。

この数日は毎日のようにダイソーや3KOINSをうろついている。
旅行に使えそうな便利グッズはないかウロウロ、うろうろ、、、
(おかげで、レジ前で買わなくていい剥き甘栗を買っちゃったりする)

旅行って、気持ちもお金も飛んでいく。
完全に浮かれている(笑)
でも、たまにはいいじゃないか。
日常を離れて楽しむのだ。

80代トリオ(父、母、義父)の引率・パトロールも忙しかった。
義父の病院にも付き添ったし、おかずの差し入れもした。
父の買い物も車を出して付き合った。
今朝も母の病院に付き添った。
 
すべて完璧だ!

妹よ、あとは頼んだぞ!




私には4歳下の妹がいる。
性格が良くて性善説の人。

こどもの頃、私はよく妹をいじめていた。
いや、いじっていた、というべきか。
コンプレックスだらけのひねくれ者の私は、妹の素直な反応か面白くて、ついついかまってしまっては父母に怒られるのが日常だった。

高校の同級生と結婚した妹は、旦那さんの転勤で兵庫と岩手を行ったり来たり。
知らない土地で娘二人を育てた。
大変だったハズなのに、妹はいつも楽しそうで、どこでも友達を作った。
留学生のホストファミリーにもなったりして、海外にも友達を作った。
性格の良さは日本全国、万国共通で受入れられるんだな。

私は広島、妹は兵庫(時には岩手)。
週に一度は長電話をした。
お互いのオットのこと、娘達のこと、仕事のこと。
私の長女が受験に失敗した時は、妹の前では泣けた。泣きながら電話した。
妹の長女がいじめに遭って不登校になった時は、翌日には私は新幹線に乗って駆けつけた。

子どもの頃は主従関係、いや、上下関係があった姉妹も、いつしかお互いを慰めたり、鼓舞したり。
私にとっては(妹にとっても?)なくてはならない存在だ。


頼むぜ!

今年4月、妹夫婦は二人暮らしになった。
長女は大学生で一人暮らし、次女が社会人になって家から出たのだ。
妹もようやく子育てに終わりが見えてきた。
そして、妹夫婦はこれからの事を考えてか、旦那さんは同業他社に転職し、隣県に引っ越してきた。
少しでも故郷に帰りやすく、と思ったのだろう。

「姉ちゃん、これからはちょくちょく帰れるけんね。」

このGW。
妹は母の体調を気遣い、父の相手をしてくれた。
私は父母を負担には思っていない。
思っていないけれど、、、
妹が帰ってきてくれて、やっぱり嬉しく、なにより心強い。

子どもの時、いじめるのをほどほどにしておいて、良かった、、、。
よく帰ってきてくれた。

妹が近くに帰ってきたことを、長女はこう言った。

私、大学生の時、パン屋でアルバイトしてたじゃん。
あそこ良い人ばかりだったけど、人手が足りなかったからみんな無理してたんよね。
もし、日雇いのアルバイトが一日でも入ってくれたら相当働きやすかったと思うし、店長も無理しなくて良かったんよ。
お母さんは今から介護が始まるけど、お母さんは毎日働く店長なんよ。
でも店長も休まんと病気になるけんね。
Tちゃん(妹)というあてに出来るアルバイトがいるだけで、全然違うよ。
良かったね、お母さん。

なるほど、上手いことを言う。
私は店長で、妹はアルバイトか。
アルバイトがいるから、私はこうして家を空けられる。

アルバイトとは失礼だ。
妹はデキるアルバイトだ(笑)
これからは一緒に店を盛り上げていこう!

妹よ、ありがとう。
私達が旅行中、妹が父母を家に呼んでくれて、隣県を観光することになっている。
本当に助かる!


いじめるのほどほどにしといて、ホンマ良かったわ。


それでは行ってきま〜す!


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