取引総額は8兆円！2020年『独身の日』もアツかった🔥

毎年11月11日、中国では『独身の日（ダブルイレブン）』と言われるショッピングの一大イベントが開催されます。

2020年はコロナ禍での開催となったが、例年以上の大盛り上がりを見せました。

■そもそも『独身の日』とは？

中国では、1が4つ並ぶ11月11日を『光棍節（※）』と呼び、1990年代からこの日に独身者が集まってイベントをしたり、プレゼント交換をする習慣が広まっていきました。（※『光棍』は独身を意味します）

この『独身の日』が注目されるようになったきっかけは2009年。
中国の大手ECサイト運営企業であるアリババの本格参入でした。

2009年、アリババは寂しい独身者に対し「ネットショッピングを楽しもう！」と呼びかけ、運営する 『天猫（Tmall）』や『淘宝網（タオバオ）』にてECセールをスタートさせました。

現在は、アリババ以外にも様々なECサイトが同様のセールを実施し、オンライン・オフライン関わらず、大規模なショッピングフェスティバルとなっています。

ちなみに『独身の日』は、一般的に中国語では『双十一』
日本では『ダブルイレブン』や『W11』と表記されます。

■2020年の結果は...？

今年の結果を集計すると以下の通り。
例年にも増してすさまじい数値を叩き出す結果となりました！

・流通取引総額：4982億元 （約7.9兆円）
・秒間ピーク注文数：58.3万/秒
・1億元（15.9億円）達成商品： 470個
・配送数：23.2億個
（対象期間：2020年11月1日～2020年11月11日）

ちなみに、楽天の国内EC流通総額が年間で約3.9兆円（2019年）、国内通販売上高ランキングの上位300社合計売上高が約7.6兆円（通販新聞社調査）であることからも『独身の日』がどれほどの規模かがお分かり頂けると思います。

■今年は医療美容EC元年！？

今年の『独身の日』では、注目すべき新たな消費ブームも起きていました。

そのキーワードとなるのが『医美』
※『医美』とは『医療美容』の略で、美容施術を専門にしたクリニックのことを指す。

今年の独身の日は『医療美容EC元年』と呼ばれるほど、医療美容が盛り上がりを見せ、今後の医美市場の伸びを予感させました。

その代表格と言われるのが中国のアリババ系医療美容プラットホームである『新氧』。
新氧では今年の独身の日に先駆けて10月14日からキャンペーンを開始、1000件以上の医療美容クリニックとの提携し、医療美容サービスの販売を行いました。

その結果、キャンペーン期間中のオンライン成約額が213%増！
新しい消費動向として注目を集めています。

なお、『独身の日』に合わせては豪華な音楽イベントも開催され、その様子はYou Tubeでも公開されているので、ぜひご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=qr4UK6Tog0A&feature=emb_title

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