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中西アルノと岡本姫奈の活動復帰策を考えてみた

乃木坂46の5期生に中西アルノさんと岡本姫奈さんというメンバーがいます。この二人は現在、活動自粛中です。

中西アルノさんは、乃木坂46に加入する前に利用していたSNSに不適切な発言の投稿をしていました。それがインターネット上の有志によって発見されました。29thシングル「Actually…」のセンターに就任したことで多大な注目を集めた結果、それが一気に表面化して多くの批判を受けることになりました。最終的に彼女の保護と育成を目的とした活動自粛が発表されました。

岡本姫奈さんは、リーク情報をもとにしてインターネット上の有志が彼女のInstagramアカウントを発見しました。それには、その時点で未発表である5期生のメンバーが撮影された画像・動画が投稿されていました。さらにインターネット上の有志が調査を進めた結果、岡本姫奈さんの恋人と考えられる人物のSNSアカウントが発見されました。最終的にグループの活動規約に違反する行為があったが故の活動自粛が発表されました。

どのような活動規約にどのように違反したのか、具体的には発表されていません。しかしこの経緯から考えれば、未発表の情報を公開してしまったこと、つまり秘密保持を遂行出来なかったことが主な事由と見て間違いないでしょう。

これらが彼女達の活動自粛に至った簡易的経緯です。そして共通して活動自粛、つまり活動復帰を前提とした措置が執られています。いやはや、どちらもSNSが起因しているとは実に現代らしいですね。

活動自粛が発表される前の時点でファンからは多くの意見が出ていました。その割合は、彼女達の乃木坂46の活動辞退を望む声が多いように思います。また、活動自粛が発表された後には乃木坂46の運営陣の決定に反感や疑問を抱く声も噴出しています。それらもやはり、活動自粛ではなく活動辞退をすべきという内容に要約出来ます。

あれだけインターネット上で騒がれていたことです。ファンの間で活動辞退を望む声があったこと自体は、乃木坂46の運営陣は間違いなく把握していたでしょう。しかしその上で活動自粛が決定・発表されました。

今回はこの決定に則り、中西アルノさんと岡本姫奈さんが少しでもより良く活動復帰するための方策を考案してみます。

後述しますが、僕自身も彼女達の活動復帰に対して個人の意見をもっています。しかし今回の記事は、それとは切り離した上で復帰策を考案します。


活動復帰の是非を問う

このような記事を書くからには僕自身の意見に言及しないわけにはいきません。方法論の前に、まずは中西アルノさんと岡本姫奈さんの活動復帰に対する僕の意見をアウトプットします。

ちなみにファンの中には、彼女達は乃木坂46のメンバーにふさわしくないという評価があります。その評価には一定の理解ができます。

しかし、その評価は感情論によるものなのか理論によるものなのか疑問があります。もし感情論による評価なのであれば、冷静さに乏しい評価だと思います。こういう事態に意見を述べるのであれば、感情論と理論は可能な限り切り離して意見構成した方が良いでしょう。気がついた時には感情論と理論が入り混じってしまう危険があるので、僕も慎重に意見をまとめていきます。

感情論で言えば、僕は2人の活動復帰に反対です。デビューと同時期、もしくはデビュー前から活動自粛が発表される事態は言語道断であり、心象が著しく悪いです。

グループやファンにとって新参者である彼女達が、のっけからそのような問題を起こしてしまったが故に余計に心象は悪いですね。この時点で、偉大な先輩達が努力の末に築いてきた乃木坂46のブランドを大きく損なわせたことを咎めたくなります。

彼女達が活動復帰することで、世間や僕自身が抱く乃木坂46に対する印象が悪化してしまうのはどうにも忍びない。故に感情論的意見として、彼女達の活動復帰には反対します。

しかし、理論で言えば中西アルノさんの活動復帰には賛成であり、岡本姫奈さんの活動復帰には反対します。

まず、今回の活動自粛に至った経緯によって、彼女達がオーディションを勝ち抜いてきた事実は否定されません。

オーディションによって、少なくとも彼女達の芸能の実力は乃木坂46加入条件を満たしているという結果が出ているのです。5期生として乃木坂46に加入する資格は、合格を言い渡された11人にしかありません。たとえSNSの利用方法に問題があっても、その実力が退化するわけではないのです。

オーディションを勝ち抜いたが故の乃木坂46加入資格を有している、これは中西アルノさんと岡本姫奈さんの両者に共通しています。この観点で見れば、乃木坂46の運営陣が2人に活動辞退ではなく活動自粛を決定したことに理解は出来ます。

次に、個々人に注目してみます。

中西アルノさんは、乃木坂46のオーディションを受ける予定がなかった時点の投稿が原因で批判を受け活動自粛となりました。確かに不適切な投稿を行ったこと自体は擁護や正当化出来ません。しかし、原因は乃木坂46のオーディションを受ける予定がなかった時点、つまり乃木坂46と関わっていない過去の投稿です。

インターネット上の有志が、乃木坂46と関わりがなかった過去の投稿を現在の中西アルノさんに結びつけて問題化したのです。これは、本人が気をつけていれば回避できた事態ではないと思います。中西アルノさんの不注意と断定するのは酷でしょう。

身から出た錆と言ってしまえばそれまでです。しかし、過去の投稿を現在の中西アルノさんの錆と定義したのはインターネット上の有志であり、彼女がコントロール出来ない要素が含まれています。

ただでさえ乃木坂46の運営陣は「加入以前の行動に関しては法律に反すること以外は不問とする」という声明を公開しています。この声明を鑑みれば、現在の中西アルノさんは乃木坂46が問題とみなす言動をしていないことになります。ただし、これほどまでに活性化してしまった世間の反応を無視することは出来ません。

加入資格があること、そして上記の経緯・事情を考慮すれば、禊を済ますことで活動復帰を許容できると思います。もちろん、活動復帰後は人一倍誠意をもって活動しなければなりません。活動自粛の原因となった投稿を過去の遺物にして、現在の中西アルノさんと切り離せるよう努め続ける必要があります。また、活動復帰するからにはそれに対する批判や反対意見の再発も覚悟しなければなりません。

活動復帰を許容する余地がある、それ故に中西アルノさんの活動復帰に賛成します。

中西アルノさんが活動自粛に至った原因に対して、岡本姫奈さんが活動自粛に至った原因は乃木坂46と関わっている現在の投稿にあります。これは間違いなく本人が気をつけていれば回避できた事態です。秘密保持の意識が低かったということでしょう。乃木坂46の公式サイトでは「本人に対しては改めてグループの一員としての自覚を持たせ、育成を図っていく」と発表されており、活動自粛の原因と自然に結びつく文脈が出来上がります。

秘密保持を遂行出来なかったこと、これは企業内の信頼関係破綻を導きます。今の時代、どの企業・事業においても秘密保持は絶対の義務です。また、エンターテインメント事業において秘密保持が遂行されずに発生したネタバレは商材価値を著しく直接的に低下させます。

であれば商材価値を維持・向上させるため、エンターテインメント事業においても秘密保持は絶対に欠かせません。それが遂行されなかったとなると、乃木坂46合同会社に所属する人は岡本姫奈さんを信頼できない状態に陥ってしまいます。

組織内に信頼関係を構築できない人材がいると、その活動に支障を来します。乃木坂46で言えば、満足のいく活動が出来なくなったりメンバー間に新たな不和が生じたりする危険性があります。もはや岡本姫奈さんは乃木坂46における危険因子と化してしまったと言えるでしょう。

ファンが見出している乃木坂46の主な魅力の一つに、メンバー間の強い絆があると思います。全国から集まった他人同士だったメンバー達が異常なくらいに仲睦まじい関係を築いて支え合っている幸福な姿に、ファンは乃木坂46の魅力を見出していると思います。

岡本姫奈さんが背負ってしまった「信頼できない人材である」という評価はこの魅力に大きな傷をつけてしまいます。乃木坂46のメンバーや乃木坂46の運営陣が疑心暗鬼になって彼女を信頼できなくなってしまうのも無理はありません。少なくとも僕だったら信頼できない。彼女と関わることで自分に悪影響が生じかねないという懸念を抱いてしまい、可能な限り距離を置きたい。いや、もはや自分自身を守るために関わりたくないと思ってしまいます。

そもそも信頼関係とは、相手を信頼できると見込んだ上で少しずつ構築していくものです。しかし、岡本姫奈さんの活動自粛の原因によってその見込みが否定されてしまったとなると、岡本姫奈さんと乃木坂46のメンバーが信頼関係を構築するのはあまりに困難だと思います。

以上のことから、岡本姫奈さんには乃木坂46に加入する資格はあっても資質は無かったと言えると思います。資質という、ある意味での先天的能力が乃木坂46という組織の基準を満たしていないのです。

たとえ活動自粛という禊を済ませてもその能力は簡単に高まるものではないでしょう。もはや乃木坂46のメンバーと岡本姫奈さんが信頼関係を構築できる未来を想像できないのです。

乃木坂46の危険因子になってしまっていること、乃木坂46のメンバー間の信頼構築があまりに困難であること、これらを鑑み乃木坂46を守るための措置として岡本姫奈さんの活動復帰に反対します。

以上が僕の意見です。

なお、このまま予定通り活動復帰に至った場合、当事者である乃木坂46と中西アルノさん・岡本姫奈さんが批判を覚悟した上での意思決定として、尊重し受け入れるつもりでいます。

この記事を読んでいる方の意見はどうでしょうか。


復帰までの障壁

この章では、中西アルノさんと岡本姫奈さんの活動復帰において、突破するべき障壁を思いつく限り洗い出してみます。

第一に、乃木坂46の冠番組である乃木坂工事中を考えてみましょう。彼女達は5期生であり、乃木坂工事中という番組においては新人の出演者です。そのため今後の乃木坂工事中に出演し続けていくからには、視聴者に対して彼女達を紹介する段階を踏んで然るべきです。もしも彼女達がしれっと雛壇に座っていようものなら違和感が甚だしいです。

つい先日、乃木坂工事中で5期生が紹介される「5期生 PR大作戦」の回が放映されました。そこに中西アルノさんと岡本姫奈さんの名前と姿はありませんでした。

それ自体は、中西アルノさんと岡本姫奈さん以外にも共通しています。5期生には学業の都合で加入発表が遅れたメンバーがいます。池田瑛紗さんと川﨑桜さんですね。この2人の名前と姿も「5期生 PR大作戦」の回には見受けられませんでした。

この状況を考慮すれば、池田瑛紗さんと川﨑桜さんを紹介する回が設けられて然るべきだと思います。一見すると、その回で中西アルノさんと岡本姫奈さんも併せて紹介されるのが効率的に思えます。

しかし、活動自粛をしたメンバーと活動自粛をしていないメンバーが並んで紹介を受ける企画の正当性はかなり低いです。池田瑛紗さんと川﨑桜さんの冠番組デビューという、せっかくの晴れ舞台に水が差してしまう感は否めません。

であれば、中西アルノさんと岡本姫奈さん、池田瑛紗さんと川﨑桜さんが紹介される回は分けるべきです。そうでなければ池田瑛紗さんと川﨑桜さんがあまりに不憫です。

この方針が採用され、中西アルノさんと岡本姫奈さんだけを紹介する回がいずれ放映されることになった場合、視聴者はバラエティー番組を観るにも関わらずどんよりとした気持ちになってしまうでしょう。

その上で出演者がいつも以上に元気よく振る舞えば、視聴者には暗い空気を振り払うために無理をしているような姿に映ってしまうと思います。そうなると、これまた出演者全員が不憫です。乃木坂工事中という要素だけでこれほどの障壁が想定されるんですね。

第二に、彼女達を選抜とアンダーのどちらのメンバーとして復帰させるかという問題を考えてみます。

これだけ重い問題の渦中にある彼女達が選抜メンバーとして復帰する可能性はかなり低いでしょう。特に中西アルノさんは批判からの保護を目的としたことは明白であり、彼女が選抜に復帰してメディア出演すれば批判が再燃するのは目に見えています。これでは活動自粛をした甲斐がなくなってしまいますね。

となると、消去法的にアンダーメンバーとしての復帰になると考えた方が確度が高いと思います。

しかし彼女達がアンダーとして復帰すれば、選抜に加わりたい一心で健気に努力しているアンダーメンバーと問題を抱えているメンバーが同じような立ち位置になってしまいます。

これに納得できるアンダーメンバーは少ないと思います。乃木坂46の運営陣に対して反感を抱くアンダーメンバーが多々出てきてもおかしくありません。

アンダーに推しメンをもつファンも同様に納得出来る人は少ないと思います。なぜ問題の渦中にあるメンバーと健気に努力している推しメンが同じような立ち位置に据えられるのかという疑問はやがて乃木坂46の運営陣への反感・批判を生み、最終的には乃木坂46のファンをやめてしまうことも考えられます。

アンダーというチームは、問題を抱えているメンバーを押し付けられるような左遷先では断じてないのです。これは肝に銘じなければなりません。

選抜にもアンダーにも彼女達を迎え入れる枠を見出だせない。復帰させようにも復帰させるための適当な席がない、これが第二の障壁です。

第三に、ファンとの信頼関係破綻が挙げられます。彼女達に不信や反感を抱いているファンは多いと思います。となると、もはや中西アルノさんや岡本姫奈さんを推しメンとするファンはいないかもしれません。これは彼女達にとって途轍もなく辛いことであり、彼女達の精神衛生に多大な悪影響を与えるでしょう。

せっかく活動復帰して握手会やミート&グリート会に出席しても、誰も彼女達のレーンに並ばないなんてことが本当にあるかもしれません。他のレーンに並ぶファンから白い目で見られるなんてこともあるでしょう。過去にはわざわざ誹謗中傷するために握手会へ参加した人がおり、その前例がある以上は実際に批判の言葉を浴びせてくる人も出てきそうです。大げさではなく、このような事態が現実味を帯びていると思います。

しかし、彼女達だけを握手会やミート&グリート会に出席させないということの正当性は低いです。活動復帰しておいて肝心な活動に出席しないというのは筋が通らないと思います。

批判再発を覚悟した上で他のメンバーと同じように活動する必要があります。そしてそれは苦難の日々であり、彼女達は日に日に辟易していくことでしょう。それが分かっていても、他のメンバーと同じ活動が強いられます。単に活動復帰しようものなら、それに伴う批判再発からの保護には限界があるのです。

第四に、5期生の不遇発生が考えられます。なお、この第四の障壁はあくまで全て想定です。

元々5期生は不遇どころか優遇される立場です。忘れ去られていることかもしれませんが、5期生オーディション開催が発表された当初、5期生全員に有力メディアへの出演権が与えられることも合わせて発表されました。5期生オーディションは、それほどまでに乃木坂46の運営陣が力を込めて営業した成果で成り立ったプロジェクトだったのです。

しかし、今回の1件で有力メディアが5期生を出演させる意欲はかなり弱まってしまったと思います。たとえ問題を起こしていない5期生であっても、もはや5期生というだけで彼女達を取り上げることが億劫になってしまうかもしれません。広告業である彼らが自らの看板の商材価値を保全したいと考えるのは当然であり、無理もないことでしょう。

このメディアの事情を推察すれば、もしかしたら5期生出演の約束は水泡に帰してしまった可能性があります。それどころか、メディアはもはや5期生にあまり触れたくない。つまり5期生の不遇が発生してしまうかもしれません。そうなった暁には、中西アルノさんと岡本姫奈さんに対してその責任を追及する声が生じることになるでしょう。

繰り返す通りあくまで想定の障壁ですが、悲しいかなどこか現実味を帯びてしまっていると思います。

第五に、岡本姫奈さん個人には恋愛を終了しなければならないという障壁が生じる可能性があります。

僕が調べた限り、岡本姫奈さんが現時点で恋愛中であることを間違いなく断定できる情報は見受けられませんでした。そのため、この障壁はあくまで現時点で彼女に恋人がいるという仮定が真である場合に限り生じるものです。

乃木坂46には恋愛禁止の活動規約があります。ファンやメディアの中には、この活動規約が制定されているかどうか定かではないという見解もあります。しかし【2015/09/28】に放映された乃木坂工事中で白石麻衣さんが恋愛禁止であることを明確に肯定しています。

この活動規約が白石麻衣さんだけ、もしくは白石麻衣さんを含む一部のメンバーだけに適用されていた、それか現在は改変されて恋愛が解禁されている、あるいは白石麻衣さんが活動規約を誤認していた可能性を除けば、現在においても乃木坂46は恋愛禁止です。

つまり、岡本姫奈さんに現時点においても恋人がいるとしたら、秘密保持の活動規約の他に恋愛禁止の活動規約にも違反していることになります。

たとえ恋愛禁止が活動規約には及ばないプログラム規定であったとしてもです。それによって保全されているグループのブランドや風土があって、そのような組織に加入するからには恋愛禁止を遵守する必要があります。郷に入っては郷に従えということですね。

故に、彼女の活動復帰をファンやメンバー、乃木坂46の運営陣に容認させるためには恋人との恋人関係を終了する必要があると思います。

これが実に難しい。

ただでさえ岡本姫奈さんの信頼度は底辺にあります。その上で「恋人関係ではなくなりました」と証言しても、周囲の人間やファンは簡単に信じることはできないと思います。

さらに恋人関係というものは厄介で、たとえ恋人関係が終了しても人間関係は簡単に終了しません。元恋人と連絡は随時取れるでしょうし、プライベートの時間で友人として遊びに行くこともできるはずです。となると、乃木坂46のメンバーやファンなかには、水面下で岡本姫奈さんと元恋人の関係が続いていると考える人は少なくないと思います。

本人が恋人でなくなったと証言し、それを否定する論拠がないのであれば信じるしかありません。僕個人はそれで割り切れますが、ファンやメンバーの中にはその理論に感情が追いつかず、岡本姫奈さんに対する疑念を抱き続ける人が出てくるでしょう。そして第一印象が著しく悪いことがその疑念解消を阻害してしまうと思います。

それによって、たとえどんなに岡本姫奈さんが誠意をもって証言したり活動したりしても、ファンは彼女を信頼することを余計に渋ってしまうと予想出来ます。恋愛関係の解消、これが岡本姫奈さんが背負う第五の障壁です。

いやはや、これはまさに前途多難ですね。


活動復帰策

さて、突破すべき障壁を洗い出したところでいよいよ活動復帰策を考えてみましょう。

これだけの障壁を考えると乃木坂46のメンバー・運営陣・ファン全員が納得する形での活動復帰は不可能でしょう。どんな対処をしたところで不格好さは拭えず、反発する声は少なからず存在し続けるはずです。

であれば、もはやある意味で開き直って一つひとつの障壁に正面から立ち向かう方が潔いです。小細工はなしです。

また、以前の記事でも述べましたが、乃木坂46の運営陣は中西アルノさんと岡本姫奈さんに対して活動辞退を推奨するべきだと思います。その推奨を受けた上で、当事者達の意思を尊重した活動復帰が決定して初めて活動復帰策が実行されるべきだと考えています。これ以降に提案する活動復帰策は、その段階が踏まれた前提で述べます。

乃木坂工事中においては、番組終了間近のほんの数分でも良いので中西アルノさんと岡本姫奈さん本人がこの1件を謝罪し活動復帰宣言する尺を設けるのが良いと思います。

どんな対処をしたところで不格好さは拭えない以上、このような謝罪の方法が最適かどうかは判断できません。しかし、彼女達を乃木坂工事中の視聴者に紹介すること、池田瑛紗さんと川﨑桜さんの紹介から分けること、これらの課題は突破できます。また、謝罪という禊を済ませたのであればそれ以降の放送で出演者が明るく振る舞うことへ納得感が芽生えます。

また、その尺では乃木坂46のキャプテンである秋元真夏さんが乃木坂46内で議論された全メンバーの総意として、中西アルノさんと岡本姫奈さんの活動復帰を容認することを述べる場面を設けるのはどうでしょうか。代表者による謝罪ではありません、あくまで代表者による容認の声明発表です。

キャプテンや全メンバーの総意による活動復帰容認声明が出されれば、当事者達の意思を尊重する意図で、中西アルノさんと岡本姫奈さんの活動復帰を容認するファンも出てくると思います。

問題の渦中にいる人物が冠番組で謝罪する、実はこれには前例と成り得る1件があります。

かつての名司会者である島田紳助さんは、芸能界引退前に傷害事件を起こしています。活動自粛期間を経て「行列のできる法律相談所」の放送終了間際に生放送の尺を設け、そこで視聴者に向けて謝罪をして活動復帰しました。事件の重要性を考慮し、生放送で謝罪したことで思いの外すんなり活動復帰したような印象があります。

中西アルノさんと岡本姫奈さんは犯罪を犯したわけではないので、これを前例とするのは無理があるかもしれません。しかし、視聴者や世間に対する謝罪の方法としては参考にできると思います。

生放送でなくとも、彼女達の口から謝罪の言葉を述べる場面があることで禊が済まされる印象は芽生えます。

次に、中西アルノさんと岡本姫奈さんが復帰するチームについて考えてみます。

上述の通り、選抜にもアンダーにも彼女達を迎え入れる枠は依然として見出だせません。たとえ本人による謝罪があったとしても、アンダーが問題を抱えているメンバーの左遷先ではないということに違いはありません。

であれば、もはや新たなチームを設ける他ないかもしれません。そしてそれは選抜やアンダーよりも下位であることが謳われた「研究生」とでも言うべき名称が適当だと思います。かつて峯岸みなみさんがスキャンダルを起こした際、研究生に降格処分となった前例に習えば、やはり「研究生」という名称が適当でしょう。この記事では研究生という仮称を用います。

僕はかねてからアンダーという名称を嫌っています。地位の低さを表すような言葉であり、乃木坂46内に格差があることを象徴しているようで好きになれません。そんな思想をもっていながら下位の立場を与えるという提案をするのは心苦しいのですが、少しでもより良い活動復帰を実現するための致し方ない施策だと思っています。

ただ、たとえ研究生という下位の立場が与えられても、どのような活動をどのように遂行させるのが適切なのか、その判断は非常に難しいです。

しかし、例えば乃木坂工事中やLIVEの出演者クレジットに「中西アルノ(研究生)」や「岡本姫奈(研修生)」という表記があれば、彼女達が正規メンバーと同じ立ち位置になっている雰囲気が緩和され、再発するであろう批判の声をある程度抑制できると思います。

第三の問題であるファンとの信頼関係破綻についても、研究生という下位の立場が与えられれば遣り様はありそうです。というのも、研究生という立場は乃木坂46単体においてあまり前例がない存在であり、前例が少ない分その活動内容は比較的自由に構成出来るのです。

「研究生という活動の研修を受ける立場だから、研究生でいる間は握手会に参加しない」という理論には全くもって合理性はありません。しかし、前例が少ないからこそ合理性がない理論をオリジナルで拵えて突き通すことが出来るでしょう。そして再発した批判の声が落ち着いてきた様子を見て、どこかで研究生から正規メンバーに昇格させるのが良いと思います。

そのような文脈であれば、昇格後に選抜とアンダーのどちらに配属されても「正規メンバーに昇格したから」という論拠が無理やりではあるものの出来上がります。

第四の5期生の不遇発生防止は、想定に基づく障壁なので考える必要がないかもしれません。しかし、発生するとしたら、営業努力で乗り切るしかないと思います。

研究生は、オーディション当時のメディア出演権を改変し、各メディアが改めて承認して初めてそれに出演出来るようにするのはどうでしょうか。そして研究生以外は当初通りの出演権を保持できるように交渉を続けるのです。問題を起こしていない5期生や乃木坂46のメンバーが不遇される事態は避けなければなりません。その分類を行うために研究生という下位の立場を拵えるのです。

第五の岡本姫奈さんの恋愛終了について、こればかりは岡本姫奈さんと恋人がその関係を終了し、ブログ等でそれに言及する他ないでしょう。

これ以上この話題には触れたくないのですが、この方法には前例があります。金川紗耶さんが恋愛スキャンダルを起こした際、ブログでその相手とは友人関係であることに言及しています。

それに対して【2022/02/12】に乃木坂46を卒業したメンバーは、恋愛スキャンダルを起こしましたがその相手との関係にブログ等で一切言及しませんでした。不信を抱いたファンは少なくないはずですが、卒業して芸能界を引退したからこそ今となっては事なきを得ているのでしょう。

岡本姫奈さんが活動復帰してなおかつ活動継続していくのであれば、きちんと相手との関係に言及してファンに然るべき説明を行わなければ禊が済みません。ファンに対して誠意を見せたいのであれば、これを有耶無耶にするのは悪手です。

以上が僕が考える活動復帰策です。

補足ですが、研究生という立場はあくまで中西アルノさんと岡本姫奈さんが復帰しやすくするための措置として考案したものです。貶めたり辱めを与えるために拵える意図はありません。また、前例に則って彼女達が坊主頭にする必要はありません。


まとめ

これだけの文量で意見を述べてきましたが、考えれば考えるほど乃木坂46の運営陣とファンにとっては活動辞退の方が容易く受け入れられる措置だと思います。

元も子もないのですが、彼女達を活動復帰させるコストやリスクを鑑みれば、活動辞退の方が平和的なのは明らかです。

恐らく乃木坂46の運営陣もそれは理解していると思います。しかし、それでも活動自粛に留まったのは乃木坂46特有の絆の強さ故なのかもしれません。一度仲間に加わったのであれば、本人の意思が続く限りは支え続ける覚悟なのだと思います。

上述したとおり、僕は中西アルノさんと岡本姫奈さんが活動復帰することが決定して発表された暁にはそれを受け入れるつもりでいます。

そして、この事態は乃木坂46とその運営陣にとって一種の劇薬です。先輩の卒業が相次ぐなかで、これまで以上にアイドルとしての意識を高めなければならないことを痛感したはずです。痛みを伴う経験を得た以上、再発防止に尽力しなければなりません。それが誠意というものです。

僕は乃木坂46が大好きであり、芸能界の荒波に揉まれ続けてきた乃木坂46ならこの難局を自分たちの手でどうにか乗り越えてくれると信じています。

以上、「中西アルノと岡本姫奈の活動復帰方法を考えてみた」でした!

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