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なぜ、早川聖来は涙を流したのか ~9th birthday LIVEにて~

今さら乃木坂46の9th birthday LIVEについての記事を書くのは遅すぎますが、それでも気になって仕方がないことなので書くことにします。

9th birthday LIVEは1期生から4期生まで、各期ごとに日を分けて開催されましたね。どのLIVEも「やっぱり乃木坂って最高だな」と思わずにはいられない、非常に温もりのある最高のLIVEでした。次のLIVEこそ、生で観てみたいものです。

さて、気づいた方がどれほどいらっしゃるか分かりませんが、4期生のラスト曲である「4番目の光」を歌い終えたとき、早川聖来さんが嗚咽していましたね。

LIVEを観終わってから、僕はずっとその理由を考えており、ある程度まとめることが出来たのでアウトプットしておくことにします。

誰かが涙した理由を考察するのは正直気が引けたのですが、いつに間にやら考察する癖がついてしまっており、考察したならアウトプットしたくなってしまいました。興味があればお付き合いください。

なお、早川聖来さんの口からこの理由は語られておらず、全ては想像です。


緊張からの解放

早川聖来さんが涙を流した理由は必ずしも単一的なものではなく、様々な要因が混ざり合った複合的なものでしょう。その中の一つとして、割合こそ低いものの、緊張からの解放というものがあると思います。

僕個人は経験がないのですが、人によっては緊張から解放されたことで涙が溢れてくることがあるようです。乃木坂46結成当初、初舞台終了後に生駒里奈さんが泣いていた姿を思い返すと、緊張からの解放による涙というものは確かにあるように思います。

特にステージでパフォーマンスすることこそがメインの仕事である乃木坂46にとっては、たとえ無観客であってもその緊張は大きいものがあったと思います。

緊張が大きいほど、その反動で、解放されたときの解放感も大きくなるのでしょう。それだけ緊張しながら観客に対して笑顔を届けてくれた彼女達には、ありがとうと言いたくなっちゃいますね。

早川聖来さんは、乃木坂46のLIVEや舞台出演などのステージ上でパフォーマンスする機会に恵まれており、4期生の中でも比較的経験値が高いことでしょう。それを考慮すれば、上述の通り、緊張からの解放が涙を流した理由になる割合は低いと思います。

しかし、決してゼロというわけでもなく、理由のひとつではあるでしょう。


4期生だけでLIVEを完遂させた達成感

4期生は乃木坂46の中でも特殊な期です。それは新4期生の存在によるものです。

4期生の中には、2018年に乃木坂46に加入したメンバーと、2020年に加入した「新4期生」に分類されるメンバーがいます。

つまり4期生と一言に言っても、その中には先輩・後輩に似た構造が出来上がっているのです。実際の4期生達は加入時期に関係なく仲良くしていますが、この構造が4期生の中に経験値の隔たりを生じさせていることは間違いありません。どうあっても、2018年に乃木坂46に加入したメンバーの方が、新4期生よりもLIVEパフォーマンスの経験値が高いのです。

同じ4期生だから先輩・後輩の関係はない、しかし、経験値には大きな隔たりがある。このような関係性のなかで一つのLIVEを自分達で作り上げていくことは想像以上に難しいと思います。

早川聖来さんは、ステージ上でのパフォーマンスに人一倍いこだわりをもっていると思います。お見立て会でダンスを失敗したことに悔し涙を流している彼女の姿を見ると、そのように考えずにはいられません。

そんな彼女であれば、LIVEのリハーサルをしているなかで新4期生のパフォーマンスが自分が求めるクオリティに達しておらず、ストレスを感じてしまうこともあったのではないでしょうか。

また、今回の9th birthday LIVEは過去に先輩達が経験したパフォーマンスに挑戦するというコンセプトもありました。それにより、下駄ップやUV演出等の難易度の高いLIVEを披露しています。

このような独特のストレスを抱えたなかで難易度の高いパフォーマンスを作り上げていき、それを完遂したときの達成感は計り知れないものがあると思います。

「色々あったけど4期生16人全員でここまで来た」という一言に集約される熱い想いが、涙となって流れることは想像に難くありません。LIVE中、終始メンバー間の温もりが伝わってきたのは、彼女達自身がこの達成感を感じながらパフォーマンスしていたからではないでしょうか。

この達成感は彼女達の絆をこれまで以上に強いものにしたと思います。となると、その絆が生み出す今後のLIVEには今まで以上の期待が出来そうですね。


4期生全員でLIVEが出来た安堵

この話題には触れたくないのですが、今回の考察をする上ではどうしても触れざるを得ないのが金川紗耶さんのスクープの1件です。

以前の記事で言及したように、僕はそもそも金川紗耶さんがなにか悪いことをしたとは思っていないのですが、それはあくまで客観的な一個人の意見であり、当事者やその関係者にとっては簡単に片付けられるものではないでしょう。

特に早川聖来さんの4期生に対する愛情は非常に強いものがあり、もはや当事者並みの苦悩や悲しみを抱えるくらいに辛い出来事だったと思います。

もしかしたら、このような騒動を起こした責任をとるために金川紗耶さんの卒業なんてことも検討されていたかもしれません。最終的にそんな形の卒業はありませんでしたが、それでも金川紗耶さんが苦悩していることは早川聖来さんにも相当のダメージを与えていたと思います。

可哀想なことに、スクープ記事が公開された日は早川聖来さんが「のぎおび」を担当する日でした。あの様子を見る限り、恐らく乃木坂46の中で金川紗耶さんの1件について何かしらの会合があった後に配信が始まったと考えられます。

それ故か、彼女は配信中に突然視聴者に対して「みんな元気か?みんなで元気出していきましょう」と語りかけていました。どのような意図による発言なのかは言及されていませんが、金川紗耶さんの1件でショックを受けたファンを元気づけるための言葉だったと考えるのが自然でしょう。彼女自身も若干涙目になりながら語りかけていたことを考慮すると、そのように考えざるを得ません。

そのような1件を乗り越え、誰一人欠けることなく4期生LIVEを完遂させることが出来たことに安堵し、彼女は涙を流したのだと思います。

大好きな仲間と同じステージに立ってLIVEが出来ることは、乃木坂46全員・4期生・早川聖来さんにとってかけがえのない喜びであり、あの1件があった後でのLIVEであれば、その喜びは安堵と共に心に流れ込んできたのかもしれません。

実際にLIVEを観ていた僕自身も4期生が全員でステージに立っていたことに安らぎを覚えていました。4期生が全員あの場所にいて本当に良かった。


喪失感

LIVE中、早川聖来さんは本当に楽しそうに歌い踊っていました。彼女の見せる屈託のない笑顔は、見ているこちらまでいつの間にか微笑んでしまうくらいに魅力的なものでした。

彼女のパフォーマンスの高さは、このようにパフォーマンスそのものを心から楽しめるその器が要因になっているのかもしれません。

そんな彼女であれば、LIVEが終わってしまうことに対して喪失感を抱いてしまったのかもしれません。こんなに楽しい時間が終わってしまうということは、彼女にとってなによりも寂しいことだったのではないでしょうか。

もはや観客の有無は関係なく、大好きな仲間と同じステージに立てているこの時間こそが彼女にとってなによりも幸福を感じる瞬間なのだと思います。

アンコールを除けば、LIVEの最後に歌った曲は「4番目の光」という、4期生のだれもが宝物のように思っている曲でした。そんな大切な想いが込められた曲を歌うために気持ちを昂ぶらせたことに合わせ、この曲を歌い終わればLIVEが終わってしまうという喪失感を抱けば、涙腺が緩くなってしまうことは理解出来ます。

パフォーマンスできることに最高の喜びを感じられる彼女であれば、舞台やラジオ等に引く手数多になることにも納得ですね。早川聖来さんはこれからの乃木坂46にとってより大きな存在なっていくことでしょう。


まとめ

早川聖来さんが涙を流した理由について、4つほど理由を考察してきましたが、僕の想像では3つ目の「4期生全員でLIVEが出来た安堵」が最も大きな割合を占めていると思います。

早川聖来さんの仲間に対する愛は途轍もなく強いものがあり、彼女が乃木坂46に配属されて本当に良かったと思わざるを得ません。彼女のように仲間を心から大切に出来る人が今後先輩になってグループ内の絆を作り上げていけば、なにがあっても乃木坂46は大丈夫でしょう。

さらに絆の礎となる人が、パフォーマンスに徹底したこだわりをもっているとなれば、乃木坂46のパフォーマンスの質はこれからも向上し続けていくと思います。どこか、かつての白石麻衣さんがもっていたプロ意識を継承しているように感じますね。

どうかこれからも早川聖来さんとその仲間達が輝いていけることを願って。

以上、「なぜ、早川聖来は涙を流したのか ~9th birthday LIVEにて~」でした!!

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