NPO法人クロスフィールズの荒井さんに国際協力業界でのキャリアについてインタビュー！！

皆さん初めまして！
国際協力サロンメンバーの和泉です！

今回は国際協力サロンでも頻出のトピック、キャリア&国際協力業界で働くというテーマを軸に、NPO法人クロスフィールズの荒井さんにインタビューさせていただきました！

このインタビューから派生した企画(キャリア相談会!?)も開催を予定しておりますので、ぜひご参加ください！

NPO法人クロスフィールズとは？

和泉 – 荒井さん、今日はよろしくお願いします！まず、読者に向けて簡単に荒井さんの自己紹介とNPO法人クロスフィールズさんのご説明をいただけないでしょうか？

荒井さん – よろしくお願いします。荒井 淳佑(あらい じゅんすけ)と申します。現在NPO法人クロスフィールズにてプロジェクトマネージャーとして働いております。私が現在所属しているNPO法人クロスフィールズは2011年5月に設立されたNPO法人で、「留職」というプログラムを主に運営しています。「留職」とは留まって働くという意味の造語で、その言葉の通り新興国のNGOや社会的企業などの団体と日本の企業をつなぐプログラムの運営をしています。

和泉 – 留職プログラム、実は私も参加したい！と密かに思っております。笑 それくらい本当に素敵なプログラムですよね！！さて、今回はそんなNPO法人クロスフィールズで働く荒井さんに、キャリアのことをいろいろとお聞きしたいと思います。

キャリアについて

和泉 – 早速ですが、これまでの荒井さんのキャリアについて教えていただけますか？

荒井さん – まず、2011年に伊藤忠商事に新卒として入社しました。実はその時は「国際協力業界」に特別強い思い入れがあったわけではありませんが、30歳になったら次のステップに進もうとは漠然と考えていました。そしていざその年齢を迎えて転職活動を進める中で、何かこれまでとは違ったことがしたいと思うようになり、そこで始めてNPOやNGOで働くという選択肢が出てきたんです。

和泉 – なるほど。勝手なイメージで大変申し訳ないですが、商社マンという華々しいお仕事から不安定な国際協力業界に飛び込むというのは勇気のいる決断だったんじゃないでしょうか？

荒井さん – ご想像通り、実は反対の声も多くありました。ただ、周りに相談することもなく決めちゃったので、反対の声は全然気にならなかったですね。笑

和泉 – 思い切りの良さが半端ないですね。笑 それはなにかきっかけがあったのでしょうか？

荒井さん – もともとの性格という部分もありますが、自分の中ではメキシコでの経験が大きいと思います。メキシコには語学留学という名目で会社から派遣されたのですが、スペイン語の授業は午前しかありませんでした。そこで、何か新しいものにチャレンジしたい！メキシコといえばボクシング！という発想から午後にやったこともないボクシングを習っていました。笑

和泉 – 未経験のボクシングを未開の地で・・・！？荒井さん、すごすぎます。笑

荒井さん – ありがとうございます。笑 「チャレンジ精神とご縁があったら飛び込んでみる」ということの大切さをメキシコで学んだのです。もしかしたらこの経験がなかったらNPOで働くという選択肢はなかったかもしれません。これから国際協力業界を目指す人へのアドバイスとしては、「ご縁があったら飛び込んでみること、そして新しいことにチャレンジすることを大切にして欲しい」ということですね。

NPO法人で働いてみて

和泉 – なるほど、荒井さんが相当面白い人だということがよくわかりました。笑 クロスフィールズに飛び込んでみて、何か変化などを感じられることはありましたか？

荒井さん – 以前はなくて今はあるもの、それは「感情の力」ですね。以前の会社では常に周りに競争相手がいて、日々の業務や評価も全てスキルで判断されていました。ですが今は、もちろんスキルやロジカルシンキングなどはベースに置きつつも、自身の感情や意思の力を使って仕事をするようになりました。そこが１番の違いかなと思います。

和泉 – やりがい、という部分が強そうですね！ちなみに、「感情」とはかなり予想外の答えだったのですが、この変化について何か具体的なエピソードなどお持ちですか？

荒井さん – あります。笑 今の職場では様々な人のコーチングスキルも活用した伴走役を担うこともあり、毎日かなり気持ちを込めて仕事をしているのですが、気持ちがこもりすぎて最終報告時に海外からのオンラインでの成果報告時に大号泣してしまって、現地にいるミャンマー人にまで心配されてしまったことがあります。笑 仕事で泣くなんて前の職場では到底考えられなかったですね。

和泉 – 荒井さん・・・素敵すぎます！！それだけ自分の事のように真剣に相手の立場に立ってお仕事をされているんですね！

荒井さん – ありがとうございます。

今後の目標

和泉 – 最後に、荒井さんの今後の目標をお聞かせ願えますか？

荒井さん – 目標は「パラダイムシフトを起こす事」ですね！今の国際協力業界は僕みたいな変な人しか飛び込めない世界になってしまっているシステムがあると思います。この業界で働くことが本当に価値のあることなら、もっと多くの人がこの業界で働きたいと思うはずだし、反対だって受けないと思うんです。むしろ「世界はそうあるべきだ」と思っているんです。今の時代の潮流的にも個人がムーブメントを起こせる時代だからこそ、今がチャンスだとも思っています。

和泉 – か、かっこいい・・・。確かに、国際協力業界で働きたいけどなかなかその一歩が踏み出せないという人が多い気がします。実は、私自身も今後のキャリア形成とライフプランの狭間で迷っています。

荒井さん – 国際協力業界全体が、どんな価値が国際協力にあるのか明確に示せていない部分もあると思います。そこは国際協力業界で働く身としても、しっかりと価値を理解してもらうためのインパクトの可視化ができておらず申し訳なく思っています。・・・あ、せっかくだったらこのインタビューのインパクトも何か残したいと思うのですがいかがでしょう？

和泉 – やりましょう、インパクト残しましょう！笑 個人的な意見なのですが、国際協力業界を目指している人や今後のキャリアに悩んでいる人が多くいると思っています。ただの思いつきですが、「キャリアに関するお悩み相談会」を開くというのはいかがでしょうか？

荒井さん – 先ほども少し述べましたが、仕事でコーチングやメンタリングの実践もしているので、それだったら僕にもできると思います！

和泉 – 本当ですか、ありがとうございます！！

スピンオフ企画について

ということで・・・。
荒井さん、インタビューにご協力いただき本当にありがとうございました！

なんと、
国際協力サロンの企画として「キャリアに関するお悩み相談会」を開催します！

【詳細】
内容：キャリアに関するお悩み相談会
　　　*メンターは荒井さん、モデレーターは和泉が担当します！
日時：2月16日 20:00-21:00(JST)
その他：当日zoomのリンクを和泉が共有いたしますので、そちらよりご参加ください。*今回はサロンメンバー限定の企画です。

みなさまのご参加をお待ちしております！

執筆：和泉 羽美