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デートしていた外国人は○○だった


どうも外国人彼女を作るべく

海外在住中のゴードンです。


さて、今日の失敗談はパーティでの話です。


デートに誘われた


元々、その女の子(メリッサ)とは友達でした。

ある晩に共通の友人のパーティに呼ばれて

参加していた時です。


パーティはバーを貸し切って70人くらいがいたでしょうか。

あんまり知り合いもおらず少し場違いな感じを感じていた時、

メリッサを見つけました。


普段から可愛いと思っていましたが、

ドレスアップすると、とても綺麗です。


なんでしょう、あの映える感じは。


「メリッサ、君も来てたんだね。

 ドレス似合ってるよ。いつも以上に綺麗だね。」


「ありがとうゴードン。

 あっちにフォトブースがあるから一緒に撮ろうよ」


そうなんです。

こういうパーティにはフォトブースがあって

写真を撮ってくれたりするんだとかしないんだとか。


(正直ほとんどそんなことに参加したことがないのでわかりません)


写真はその場のモニターで確認しながら

何枚か撮ってくれます。


そう、もちろん距離は近いですよ。

特にメリッサは挨拶がハグなタイプの女の子なので

異常に近く感じます。


日本人からしたら女性の腰に手を回して

写真を撮ったりなんてあんまりないと思いますが、


せっかくドレスアップしてるんだからいけてる写真を

撮りたくなるのが彼らの性分。


写真の写りを確認していた時に、


「いい感じだね!

 ゴードンもいつも髪をセットしてたら

 もっとカッコいいのに。今日はイケてるね」


「えー、そうかな。

 毎日ちゃんとするの面倒なんだよね」


「うーん、今日の感じだったら、

 デートしたいなーって思うのに」


な、なんだって!?

誰が見ても美人なメリッサが俺と

デートしてくれるだって!?


「えー、わかったよ。

 じゃあまたドレスアップしてデートしよう」


まさかあっちから振ってくれるなんて。

そんなことを言われて気の悪い男はいない。



後押しのラッキードロー


パーティーの後半にはラッキードロー

くじ引きがあった。


受付時に自分の名前を書いた紙を箱に入れておくと

そこからランダムに引かれて名前が呼ばれる仕組みだ。


30近い景品があり半分くらいの参加者には

何かが当たるような形となっていた。

景品は実に様々だった。


中にはアンラッキーなものも混じったりと

これがこの会の醍醐味のようだ。


全然僕の名前は呼ばれずに、

ハズレかな〜なんて思っていたら


6等の時に、名前が呼ばれた。

お〜と歓声と共に前方に向かっていた。


なんと、水族館のペアチケットだ!


この水族館は、とても大きな一面ガラス張りの

水槽があることで有名。


その周りもお洒落な雰囲気の飲食店が

並んでいることで知られている。


ふむ。ペアか誰と行こうかなあ。


帰っている時にまたメリッサと会った。


「ゴードン、水族館当たったんだね!

 誰と行くつもりなの〜?」


あ、これは誘っていいやつか。


「メリッサ、もし良かったら

 俺と一緒に行く?」


まるで神様に後押しされているかの如く

スムースなデートの約束であった。


デート当日


約束の日、なにが起こってもいい様には

一応考えて調べておいた。


一応な?

どんなことがあるかわからないじゃん。


待ち合わせに遅れてくるメリッサ


可愛いから許しちゃう。

いやーいつもより気合を入れてきたらしく

可愛い。


カフェでランチを済ませて水族館へ向かう。


彼女は学生の時にここにきたことがあるらしいが

何年も来てなかったらしい。


写真が映える場所を知っており、

要所要所で写真を撮って回った。


なんて楽しい日なんだろう。


そしてすごく綺麗だ。


水族館を出たらちょうど夕暮れ時。

海が近い夕日が綺麗に見えるベンチに座った。


日が沈んでいくのを眺めながら

他愛もない話を繰り返した。


「お腹も空いたしご飯食べにいく?」


レストランに向かった。



彼女はフリーのはずだった。


それまでの会話から僕は現在メリッサには

付き合っている彼氏がないことを聞いていた。


前回、甘えん坊な寂しがりなタイプを

攻めたほうがいいと学んだので、


1つ年下のメリッサはまさにそのような

ほっとけない女の子に映っていた。


レストランで食事をし次第に夜も更け、

お酒も入り、この後どうするかを考えていた時、


「ゴードン、言ってなかったことがあるの」


急なカミングアウトがやってきた。


もう外国人はいつも斜め上からやってくる。

今までの恋愛経験なんて関係ないようだ。

全く自分の感はあてにならない。


「実はね、私付き合ってる人がいるの」


うん?

付き合ってる彼氏がいないか、

事前に確認したはずなんだけどなあ。


夢なのか?

これは夢なんじゃないか?


「でも、彼氏がいないっていうのは嘘じゃないの」


ますます分からない。

彼女は何を伝えたいんだ?


「私、実は彼女がいるの

 レズビアンなの。

 昔、男性とも付き合ったこともあるけど

 好きなのは女性なの」


僕は面食らってしまった。

完全に想定の範囲外。

予想だにしなかった答えだ。


日本ではまだやはり珍しがられたりすると思うが

ここではLGBTのカップルを結構目にする。


なるほど。

確かに言われてみれば一緒に歩いていた時も

「あの子、可愛いよね」とか

なかなか男女でデートしていたら

出てこない会話などもしたな。


もうびっくりしすぎて

その後どんな会話をしたか覚えていない。


僕の気持ちもナニもしっかり元気を失った。



その後


僕は、LGBTに対して偏見も何もないので

メリッサとはただの仲の良い友達として

その後も出かけています。


彼女はラーメンが好きで僕が日本人ということもあり

よくラーメンを食べに行ったりしています。


いいんだ。可愛いし。

友達でも。




最近、

@小豆 っていうyoutuberにハマっています。

声がいいですよね。



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