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日常生活

夜は無限ではないと気が付いた。
僕は大人になっていた。
かけがえの無い1日も、ただの1日として消化されていく。
そんな人生に耐えられなくて
これ以上、特別なんてつくりたくない。

何もいらない。
そんなわけないのに
溢れかえっているものは安い。
人生も感情も僕も安いんだろう。
みんな結局、色味の違いだけで
大差のない日々を送っている。

人生にはファンタジーしか求めていないんだろう
少しの違和感で君を嫌いになった
言葉の末路が見えてしまう昨日に
忘れられない顔があった

丁寧という嘘に
美しさを見い出せないのは
僕を見て欲しくないから

面倒なんだ
僕も夢も今日も明日も
生きてきた後悔に生かされている
どれだけ笑っても泣いても
楽しくても生きていたくても
恵まれていても
面倒だと思ってしまう

かわいいでぼくをかくして
かわいいでなんとか生き抜いて
かわいいで守って
かわいいがぼくを飲み込んで

安易な切り傷で生きている気になった

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