流れる世界
なあ、知っているだろうが
誰も言葉なんて見ちゃいない
知らない音で溢れる世界で
ただみんな話したがっているだけなんだ
生きていく必要が無ければ
君を愛せたかもしれない
夢に縋って
まだ現実は見なくていいだろう
鉛筆で腕を突き刺すような
そんな気持ちを持っていて
共感と恥が流れていく
言葉が溢れかえった世界で
誰も何も見えなくなる
風の音のほうが雄弁かもしれない
静けさを愛せたことはあるだろうか
夜が永遠では無いことを知ったのは
いつだろうか
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