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神保町に書店をオープンして19日目 初めて1冊売れました!

11月27日
神保町に書店をオープンして19日
昨晩(26日)、初めて1冊売れました!
売れたのは『歴史手帳2024』(吉川弘文館)です。新品です。
初めて棚の模様替えをしたとき、店番していた棚主のたぬきさんから、「本は待てば必ず売れる」との鹿島茂さんの言葉を教えてもらい、商品をすぐに入れ替えたい願望を抑えてじっと待っていました。お持ち帰りいただいた方、ありがとうございます。

【その後のこと追記】
このあと、追加で、同じものをもう1冊を発注しました。
しかし、発注した本が来るまでは、当然ながら、棚には無いことになります(POPはあるけど)。
そこで、考えたのは、単純なアイデアで、近くの新刊書店で新品を買って、すぐに、passageの棚に、新品として並べることです。
本屋というのは、新品の定価が決まっています。新品として定価で売る分には、何年か別の本屋の棚に並んで、数年後に出版社に返品され、数年後に別の出版社がその本を注文したら、その何年も店晒しになった本でも、新品という世界です。
再販制度というそうです。
で、販売のチャンスを逃してはならないと、慌てて、別の本屋で買ったものを納品したわけですが、まぁなんといいますか、全くの悲しき杞憂でして、その後、新刊発注した本と合わせて2冊、ばっちり、在庫として残っています。
1冊は、来年になったら、引き取って、自分の手帳にするつもりです。が、手帳は2冊は要らないし、手帳ほど賞味期限のあるものはありませんから、年内に1冊売れたらいいなぁって、星に願いをかけています。
しかし、なんでも、やってみる、というのは大事でして、しばらくして「絶対にこの本は採算度外視しても本屋冥利として売りたい」という本『ブッダという男』が登場して、新刊発注したけど、初版在庫無しということで、いつ入ってくるか分からないので、この「タコ足」(タコが自分の足を食べるように、売れれば売れるだけ手数料分だけ損をする)で納品をすることにつながったので、良かったなぁと。(まぁ、これもタコ足した本が売れて、1冊でも自分の本屋で世間に広めることができましたってなれば、の話なのですけど)これも、星に願いをかけています。


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