【国宝探訪】2度目の観心寺・住吉大社
先週末の4月16日、17日に関西に行ってきました。17日は国宝の秘仏のご開帳でした。前日から新大阪に泊まっていたので、そこから河内長野の観心寺まで移動しました。
泊まったホテルはコンフォートホテルでした。駅から近くて、綺麗で、無料の朝食は美味しかったし、よく眠れたので、次回も利用したいと思いました。
地下鉄はあと少しのところでドアが閉まったし、新今宮駅の地下鉄から南海の乗り換えが土地勘が無いので、ちょっとモタモタしてたら電車が行ってしまい、計画より早めに出たのに、結果的には計画通りの時間に河内長野へ。
それはよかったんですけど、乗ろうと思っていたバスが満員で乗れない。
どうやら金剛山という山にハイキングに行く人でいっぱいのようです。
観心寺に行く人でいっぱいじゃなくてよかったと思いつつ、次のバスを待ちました。
ところが、ようやくたどり着いた観心寺の受付で衝撃の一言が。
「今だと11時半からの拝観ですけど、大丈夫ですか」
え、1時間半以上も待つの?本当に?
長いこと国宝探訪をしてきましたが、こんなに待たされるのは京都国立博物館の「大絵巻展」以来、神社仏閣では初めてです。
とはいえ、そのためにここまで来たのだから、止めますと言うわけもなく、広い境内をブラブラして待ちました。
以前は参拝客が入れるだけお堂に入って、お坊さんのお話を伺った後、仏像を拝観するスタイルだったと記憶していますが、三密回避でこうなったのです。
実は18年前に訪れた時は、お坊さんのお話とセットになっているとは知らず、すぐに観られるだろうと思い、時間をあまり取っていなかったため、お坊さんのお話を聞く段階では仏像から遠くて、近くで観られたのはほんの一瞬だったのです。
なので、今回はたっぷり時間を取って、後ろの予定も行けたらいいなくらいにしておきました。
結果的に、これが功を奏しました。
境内は広く、楠木正成の首塚や建掛塔など見て回り、和菓子屋さんの出店もあったので、柏餅を買って、近くの八重桜の下のベンチでのんびりいただきました。この日はすがすがしい晴天に恵まれ、外にいるのが心地よい日でした。
そんな状況だったので、待つのも苦ではなかったです。前回の反省を踏まえて、お坊さんのお話を伺う時点で仏像の近くに座りたいと思い、30分前には列に並びに行きました。待っている間は仏像がいらっしゃる国宝の金堂を眺めていました。そのおかげで、念願の仏像の前のベストポジションを確保できました。
今回拝観した秘仏・如意輪観音坐像は、日本史の資料集にも載っているような有名な仏像で、仏像好きの間でも人気があります。
彩色が残っていることもありますが、本当に腕が6本ある人を見て作ったのではないかと思わせる自然な腕の配置、その腕が妙に生々しく、いかにも秘仏という雰囲気です。
今回はじっくり観ることができて感無量でした。お坊さんのお話で、昔は33年に一度のご開帳だったことを知り、年に一度開けてくれるなんてありがたいと思いました。
観心寺を後にして、住吉大社に向かいます。
住吉大社も2度目ですが、前回は国宝の本殿を観るため参拝客が少ない早朝に訪れた関係で、ご朱印をもらっていなかったのです。
本殿を観て、今回はご朱印をもらって帰ろうと思って、受付に行くとコロナ禍なので、持ち込みの朱印帳には書けないので、書き置きで対応していると書いてあります。
ご朱印帳に直接書いてもらわないと気が済まないので、せっかく来たのにと思いながら、よく読むと持ち込みの朱印帳…。
実は、ちょうどここでご朱印帳(8冊目)を買うつもりで来たのです。
受付の人に聞くとここで買った場合は、既に押されたご朱印に日付を入れてくれるとのことでした。
ご朱印が500円、ご朱印帳が1500円という、ご朱印バブルとしか思えない金額でしたが、ここまで来たからにはご朱印をいただきました。
ブームになる前は、ご朱印帳を買うとご朱印込みで高くても1300円くらいだったと思います。
訪れた神社仏閣すべてのご朱印が欲しいというわけではないのですが、住吉大社のは欲しかったんですよね。
今後はますますお財布と相談してからになりそうです。
とは言え、ここでご朱印帳を買うつもりだったおかげで、ご朱印をいただくことができました。
ご朱印のことしか書いていませんが、大きな本殿が4つもある光景は相変わらず圧巻でした。神社は高い瑞垣などがあって本殿を近くで見ることができないところが多いのですが、住吉大社はオープンな感じがするので好きです。
次の日からも仕事が忙しいのがわかっていたので、珍しく早めに切り上げて、新大阪駅で昼食兼夕食を食べて、8時には帰宅しました。
いつもの関西旅行なら8時に新幹線に乗るくらいなのですが。
まだコロナ禍なので、行きたいところだけ行って、混んでる飲食店には入らないようにして早く帰ってくるという旅になりました。
それでも、ずっともう一度拝観したいと思い続け、2年連続でコロナの影響で観に行くことを諦めた如意輪観音をようやく観ることができて満足です。
基本情報(2022.4現在)
※ ルートは私が探訪時利用したものを基本としています。
①観心寺 大阪府河内長野市寺元475
河内長野駅から南海バス「観心寺」下車 徒歩5分
公式サイト→観心寺・公式ホームページ (kanshinji.com)
②住吉大社 大阪府大阪市住吉区住吉2丁目9-89
住吉大社駅から徒歩5分
公式サイト→住吉大社 (sumiyoshitaisha.net)
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